六浦小学校 陸前高田市と交流 公開授業に参加〈横浜市金沢区・横浜市磯子区〉
金沢区の六浦小学校(尾上伸一校長)は11月23日、公開授業を実施した。保護者や地域関係者に加え、岩手県陸前高田市の職員と同市のマスコットキャラクター「たかたのゆめちゃん」も同校を訪れ、児童たちと交流した。
同校は防災の取り組みの一環で、陸前高田市と約3年にわたって交流している。この日は、日頃の児童たちの様子を伝えたいと、学年やクラスごとに各教科で取り組む授業を公開。保護者や地域関係者たちは、校内で児童の様子を見守った。
道徳の授業では、6年生が総合の学習で調べた同市や東日本大震災からの復興について同市防災課職員へ発表。同課職員からは震災時の話などを聞き、児童は命を守るための訓練の大切さなどを学んだ。
地域関係者に対しては、完成したばかりの創立150周年記念誌も当日に配布した。尾上校長は「震災の話を聞いて、子どもたちには故郷で仲間と普段の生活を送れる幸せを知ってほしい。今後も交流を続けたい」と話した。