【台風5号 北海道へも接近か】3連休からの過ごし方の注意点を気象予報士が解説/10日からの週間天気予報
北海道のあす10日(土)からの天気予報とポイントを、HBCウェザーセンターの星井さき気象予報士がお届けします。
お盆期間の10日間予報も、あわせてお伝えします。
今夜は激しい雷雨や局地的大雨にご注意
きょう9日(金)の道内は、大気の状態が不安定になっています。けさは道北を中心に大雨になりましたが、午後5時現在は道東を中心に雨が強まっています。
このあと雨雲は南東方向に移動し、今夜遅くにかけて止んでいく見込みですが、午後9時ごろまでは激しい雷雨や局地的大雨にご注意ください。
10日(土)の天気と気温
あす10日(土)の天気と気温です。
道東方面で低い雲がかかりやすくなりますが、日本海側や道南では晴れ間があるでしょう。
最高気温は、稚内やオホーツク海側で21度前後のほかは、広く28度前後で、旭川や岩見沢、帯広で31度、札幌・函館は30度の予想です。
10日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
日中は晴れて買い物などにもいい日和となりますが、各地で湿度が高く蒸し暑さが続きますので、暑さ対策を心がけてください。
道北・空知です。
日中以降広く晴れそうです。山沿いなど一部にわか雨の可能性もありますが、きょうのような雷雨や大雨の心配はなさそうです。
道東・オホーツク海側です。
こちらは雲が多く、一日を通して、霧がかかりやすくなります。霧雨となる時間もありそうです。
台風5号 北海道への影響は
台風5号の北海道への影響が心配ですね。
きのう8日に発生した台風5号は、きょうの段階ではまだ日本の東にありますが、このあと次第に北上し、このままいくと東北地方に上陸するおそれがあり、その北側の雨雲が、日曜日ごろから北海道にもかかってきそうです。
進路の予想にはまだ幅があります。
最新の進路予想図がこちらです。
北海道にも、月曜日頃から水曜日頃にかけて接近するおそれがあります。
まだ予報円は大きく、不確実さもありますが、資料が新しくなるたびに、西に進む予想になっています。
現在の予想では、台風5号は風速25メートル以上の暴風域を伴いながら北上しします。予報円の中心を進めば、月曜日、火曜日と進んで、水曜日頃には日本海で熱帯低気圧に変わる見込みです。
来週は月曜日から水曜日にかけて、道内は太平洋側の西部を中心に警報級の暴風や高波となる可能性があります。今のところ、道内は雨よりも風や波に要注意です。
海のレジャーはなるべく控え、飛行機など交通情報のチェックも忘れずにするようにしてください。
10日(土)から19日(月) 10日間予報
この先、10日間の予報です。
まず札幌・旭川・稚内です。
土日は晴れますが、月曜日は次第に風が強まり、火曜日と水曜日は雨が降りそうです。来週は台風がもたらす暖かく湿った空気の影響で蒸し暑さがパワーアップしそうです。
続いて函館・室蘭・千歳です。
台風5号の影響で、月曜日と火曜日を中心に警報級の暴風や高波となる可能性があります。
台風の進路はこのあとも変わる可能性が十分にありますので、最新の台風情報と交通情報にお気を付けください。
おしまいに帯広・釧路・網走です。
あす以降もう台風5号の影響で、海の波は高くなっていきそうです。日曜日ごろからは台風の北側の雨雲がかかり、太平洋側を中心に雨が降りそうです。
10日(土)~12日(月)の札幌の天気
では、3日間の札幌です!
10日(土)~12日(月)の天気を、もんすけでお伝えします!
台風が近づく前に、買い物に行ったり、屋外のものを家の中にしまったり、月曜日の日中までにすませておくと安心です。
文: HBCウェザーセンター 気象予報士 星井さき
札幌生まれ・札幌育ちの気象予報士。HBCテレビの「今日ドキッ!」(金曜日担当)や、HBCラジオの「朝刊さくらい」「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」「カーナビラジオ午後一番!」「アフタービート」で北海道の天気をお伝えしています。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※9日(金)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU