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【8月19日はバイクの日】バイクの魅力がアキバに集結!イベントレポート

MOTOINFO

2024年8月19日(月)、東京・秋葉原の「AKIBA SQUARE(アキバ・スクエア)」で開催された『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』(一般社団法人 日本自動車工業会[以下、自工会]と一般社団法人 日本二輪車普及安全協会[以下、日本二普協]の共催)に多くの人が集まり、大いに盛り上がりました。真夏のアキバをより熱くしたイベントの模様をレポートします。

最新モデルからレーサー、電動バイクがずらり勢揃い

国内バイクメーカー4社の最新モデルがずらりと並びました

皆さんそれぞれ気になるバイクに触れて跨っていました

会場の奥に広がる車両展示スペースでは、カワサキモータース株式会社(以下、カワサキモータース)・スズキ株式会社(以下、スズキ)・本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)・ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ発動機)の国内バイクメーカー4社の最新モデルが3台ずつ展示されました。この最新モデル展示ブースがお目当てという参加者が多く、来場者は気になるモデルに跨ってその感触を確かめていました。

カワサキスズキホンダヤマハNinja ZX-4RR
KRT EDITIONGSX-S1000GXCB1300
SUPER BOL D’OR SPXSR900GPELIMINATOR
PLAZA EDITIONGSX-8RCBR600RRMT-09Z900RS
Yellow Ball EditionGSX250RADV160YZF-R7

国内バイクメーカー4社それぞれの先端技術の粋を集めたレーシングマシンが勢揃い

会場入り口で来場者を出迎えるスペースには、2020年AMAスーパークロスで優勝したKAWASAKI 「KX450」、鈴鹿8耐のCN(カーボンニュートラル)チャレンジに参戦したSUZUKI 「GSX-R1000R」、MotoGP 2024参戦マシンHonda 「RC213V」、当日のステージイベントでも素晴らしいアクションを見せてくれた電動トライアルバイクYAMAHA 「TY-E2.2」がずらりと並びました。


国内バイクメーカー4社が手がける電動バイクが集結

「カーボンニュートラル車両展示コーナー」には、カワサキ 「Ninja e-1」、スズキ 「e-BURGMAN」、ホンダ 「EM1 e:」、ヤマハ 「E-Vino」と、各社を代表する電動バイク4台が揃いました。


警視庁の展示コーナーにはオンロード・オフロードそれぞれの白バイが展示されました

滅多にお目にかかれない貴重な一台、首都高パトロールのバイク隊に配備されている黄色いバイクが展示

エントランススペースには、メインステージにて交通安全啓発を行った警視庁の白バイ2台、そして黄色いボディが印象的な首都高パトロールのバイク隊の車両が展示されました。首都高速道路を利用する際でも滅多に見かけないパトロール用バイクに来場者も嬉々として眺め、触れ、そして跨っていました。


BIKE LOVE NIPPONの展示ブース

おすすめのツーリングスポットや温泉、道の駅などの情報がその場で入手できる「BIKE LOVE NIPPON」のコーナー

埼玉県小鹿野町、静岡県浜松市、愛知県豊根村のPRブースにも人だかりが

会場中央のスペースには、全国のおすすめツーリングスポットを紹介する「BIKE LOVE NIPPON」と題したコーナーが登場。4台設置されたモニターに、オススメのツーリングスポットや温泉、道の駅が表示され、QRコードを読み込むことで気になるスポットの情報を得られました。


さらに小鹿野町(埼玉県秩父郡)、浜松市(静岡県)、豊根村(愛知県北設楽郡)の3つの地方自治体によるバイクを応援するPRブース、一般社団法人 日本二輪車普及安全協会のブース、東京都のプロモーションブースが並び、来場者の関心を引いていました。


「8月19日はバイクの日」イベント模様をダイジェストで

イベント会場となったアキバ・スクエアの模様

それでは、『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』のメインステージで行われたイベントの模様をご紹介しましょう。


オープニングステージ

オープニングステージにて開会の挨拶をする自工会 副会長兼二輪車委員会委員長の日髙祥博

オープニングステージは、主催者を代表して自工会の二輪車委員で委員長を務める日髙祥博の挨拶から始まりました。

「本日『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』にご参加いただきまして誠にありがとうございます。また本イベントに後援を賜ります、警視庁交通部、警察庁、万世橋警察署、一般財団法人全日本交通安全協会、一般社団法人全国軽自動車協会連合会、一般社団法人モーターサイクルスポーツ協会の皆様には、厚く御礼申し上げます。


この『バイクの日』は、1989年に内閣府が交通事故撲滅を目的に制定したものです。『バイクの日』を中心に7月から9月にかけまして、バイク月間中に二輪車業界だけでなく、さまざまな自治体や警察署が二輪車の交通安全啓発や有用性を訴求するイベントを全国で実施しております。本日はこちらでは警視庁クイーンスターズの皆さんによる交通安全ステージがあります。ライダーはじめ、秋葉原にお越しの皆様、ならびにライブ配信でご覧の皆様にも是非とも安全運転を再認識する日にしていただきたいと思います。


本日はライダー以外の方たちにも楽しんでいただけるイベントが盛りだくさんです。会場には国内二輪車メーカーの最新モデル、レースマシンおよび電動バイクの展示や、警視庁にご協力いただき白バイ2台を展示しております。また首都高速道路株式会社様のご協力によりなかなか見る機会のない機体の展示もあります。また地方自治体の皆様のブースもありますので、ぜひ魅力を感じていただきたいと思います。来月9月には、南国宮崎にてバイクラブフォーラムも催されます。是非お越しいただきますようお願いいたします。


それでは今日1日、バイクと触れ合い、バイクの楽しさを感じていただきたいと思います。HAVE A BIKE DAY!」


警視庁 交通部交通総務課 課長の尾嵜亮太氏からご来賓挨拶

続いて来賓者代表の挨拶として、警視庁の尾嵜亮太氏からの挨拶も行われました。

「今日は『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』のイベントにお招きいただきましてありがとうございます。私からは交通安全のことを少しお話しさせていただければと思います。


バイクについては、コロナ禍以降に乗られる方が増えた一方、そのマイナスの影響もあり、交通事故が増えてきております。今年は東京都内で85人の方が事故で亡くなっており、その中の3割近い23人の方がバイク事故で亡くなられています。バイク事故では、右折車と直進車の事故が多く、また単独の事故も増えてきています。特に通勤の時間帯、『会社に早く行かなければ』、また会社が終わって『早く帰りたい』という気持ちが急かしているのでしょうか、その状況で事故を起こしてしまうことも多く、また新しくて走りやすい道路などでも転倒によってライダーの方が亡くなられています。


警視庁では、朝夕の通勤時間帯に交差点での危険予測やスピード抑制を呼びかける活動をしております。また免許を取って間もない方、久しぶりにバイクに乗る方に対してのバイク教室なども開催していますので、該当する方はぜひ参加をしていただければと思っております。


バイク業界の方々にもバイク普及活動にあわせて、交通安全の普及活動にも配慮していただければありがたいと思います。HAVE A BIKE DAY!」


警視庁・クイーンスターズによる交通安全啓発ステージ

来場者をステージに招いて、バイク用エアバッグの動作を実際に体験していただきました

尾崎氏の挨拶に続いてステージで行われたのは、警視庁の女性白バイ隊「クイーンスターズ」による交通安全教室でした。クイーンスターズと一緒に警視庁のマスコットキャラクターのピーポくんも登場しました。


交通安全教室では、今年の東京都内での二輪車の事故発生件数をはじめ、多く発生した事故の種類やその原因を解説しつつ、事故を起こさない、事故に遭わない心構えなどがレクチャーされました。万が一事故に遭った際に致命傷とならないように、ヘルメットのあご紐の正しい装着や胸部プロテクター装着の推奨、装備の購入検討をする際にチェックをしたい安全基準を満たしたマークの説明が行われました。


さらに来場者1名にステージに上がっていただきバイク用エアバッグの実動作を見てもらうなど、見た目にも楽しくためになる催しとなりました。


地方自治体プレゼンテーション

小鹿野町、浜松市、豊根村の広報担当者による各自治体のライダー招致活動が紹介されました

ライダーを招致して街を盛り上げたいという地方自治体による「バイク応援地方自治体PR」が実施されました。「JAPAN RIDERSアンバサダー」を務めるタレントの梅本まどかさん(以下、梅本さん)がMCとなり、小鹿野町、浜松市、豊根村から広報担当者が登壇し、それぞれの街の紹介や魅力を語っていただきました。小鹿野町の「ウエルカムライダーズおがの」や浜松市の「バイクのふるさと浜松」、豊根村の「とよね村朝活Cafe」など、各地で実際に行っているライダー招致活動をプレゼンテーションし、さらに街のオススメのツーリングスポットやグルメなども紹介されました。


電動トライアルバイクによるトライアルデモ

全日本選手権国際A級スーパークラスに参戦する黒山健一選手

ステージ上でのバイクアトラクションとして、電動トライアルバイクによるトライアルデモが実施されました。バイクはヤマハの電動トライアルマシン「 TY-E2.2 」で、全日本選手権国際A級スーパークラスに参戦している黒山健一選手が登場。軽快なトークで会場を盛り上げるとともに、スタンディングからウイリーにジャックナイフ、また前後タイヤを使った風船割りや平均台を使ったバランス走行など華麗な技の数々を披露しました。


タレントトークショー【1】

さまざまな形でバイク業界を盛り上げている女性ライダーが登壇しました

イベントも後半に差し掛かり、皆さんお待ちかねの著名人によるトークショーが開催されました。15時からの部は、バイク業界で活躍する女性ライダーによるトークショーです。梅本さんをMCとして、全日本ロードレース選手権に参戦中の岡崎静夏選手(以下、岡崎選手)、バイク声優の難波祐香さん(以下、難波さん)、そしてタレント・グラビアアイドルの平嶋夏海さん(以下、平嶋さん)の3人が登壇。それぞれのバイクに乗るようになったきっかけをはじめ、ツーリングでのこだわりや過ごし方、オススメのツーリング場所やグルメ、そしてバイクで走っている際のヒヤリ・ハットなどを語り合い、来場者の共感や関心を得ていました。


梅本さん(左上)、平嶋さん(右上)、岡崎選手(左下)、難波さん(右下)がバイク談義に花を咲かせました

トークショーでは、

「今日この『バイクの日』というイベントで皆さんとお会いできて、バイクの話をさせていただいたので、皆さんがバイクに乗られる際は安全運転で事故に合わないようにこれからもバイクを楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」(岡崎選手)

「これから良きツーリングシーズンが来るかと思うので、『バイクの日』ということなので、自分がいつも乗っているバイクや使っている用品などのお手入れなどを改めて感謝の気持ちを込めてやってあげるような日にしてもらえたらいいなと思います」(難波さん)

「『バイクの日』というハッシュタグをつけてこのイベントに来たことをSNS等で発信していただき、この日のことやイベントを知る人が一人でも増えたら嬉しいと思います。皆さんも今後バイクを楽しみ、またバイクを通して地域の活性化への協力などもしていただけたら嬉しいです」(平嶋さん)

などのコメントがありました。


タレントトークショー【2】

タレントトークショー後半では、「オートバイ男士部」のメンバー3名が登壇しました

15:30の部からは、オートバイ雑誌がプロデュースする「オートバイ男士部」のメンバーである俳優の伊万里 有(いまり ゆう)さん(以下、伊万里さん)、高橋健介さん(以下、高橋さん)、横田龍儀さん(以下、横田さん)の3名が登壇し、会場を訪れたファンを盛り上げました。ちょうど8月中旬に普通自動二輪免許を取得した高橋さんの話を皮切りに、教習所でのリアルな体験話、また今後手に入れたいバイクの種類の話やツーリングに行きたい場所など、バイク初心者はもちろんライダーの皆さんも共感できるトークの内容でした。


(左から)伊万里さん、高橋さん、横田さんの登場とともにファンから歓声が上がっていました

「今の時代、女性の方もたくさんバイクに乗られていますし、乗る人が安全に気を使っていれば、快適に乗れる乗り物だと思います。僕にとってはバイクは秘密基地のような存在。一人の空間で気持ちをリフレッシュでき、また風と仲間になるような感覚も味わえるんです。皆さんにも是非それを体験して欲しいと思います」(伊万里さん)

「まだバイクの免許を取り立てで気持ちはLIKEぐらいではありますが、これからLOVEに変わっていけばいいなと思っています。これからバイクに触れる機会も多くなってくると思うので、その度にバイクの良さなどを皆さんにお伝えできればいいですね」(高橋さん)

「バイクは乗ると楽しく、一人になれて気持ち良い風も感じることができる乗り物。そういった良い部分もありますが、危ない部分もあるのでバイクに乗る際は安全運転を心がけて欲しいと思います」(横田さん)

と、バイクの魅力と安全に関して来場者に向けてメッセージを伝えていました。


『バイクで俳句』コンテスト入賞者作品の講評・発表

『バイクで俳句』入賞作品への講評がステージにて実施されました

全国から応募されたバイクをテーマとする『バイクで俳句』のコンテスト入賞者作品の講評と発表がステージにて開催。大きなモニターに映し出される入賞作品に対して、現代俳句協会理事を務める堀田季何(ほった・きか)氏がひとつずつ審査講評しました。普段接する機会が少ない俳句の講評に、参加者も感心しながら聞き入っていました。


来場者に感想を聞いた

右:Rさん
26歳 / 東京都 / SUZUKI 「KATANA」
左:Aさん
25歳 / 東京都 / Honda 「FTR223」

「X(旧Twitter)でこのイベントの開催を知って、ちょうど休みだったこともあって夫婦2人で見に来ました。目的は、いろいろな車両に跨がれる新型車両展示ブースとタレントトークショーです。2人ともバイクに乗っていて、今回だと僕はスズキ派なのでスズキのバイク、奥さんはホンダ派なのでホンダのバイクが気になった感じです。バイクは通勤からツーリングまで使っていて、日常の足的存在。イベント内容が充実していたので、タイミングが合えばまた来年も来たいですね


長谷川 守治さん
62歳 / 東京都 / YAMAHA 「XSR900」

「ネットニュースでこのイベントのことを知りまして、バイクの日ですし、自分もバイクにも乗っているので、ちょっと見に来ようかなという感じで足を運びました。このイベントに来るのは今回で2回目。気になった車両はYAMAHA 「XSR900GP」で、東京モーターサイクルショーに行けなかったので、こちらで実物が見られて良かったです。」


天野 欣司さん
17歳 / 東京都 / Honda 「レブル250」

「インターネットでこのイベントを知りました。バイクには両親が乗っている影響で乗り始めた感じです。今回の一番の目的は最新モデルの展示コーナーですね。新しいバイクに自由に跨がることができるのがすごく魅力的だったので。


実際に跨ってみると足つき性やポジションなんかがわかるので、自分に合うかどうか確認できました。一番良かったのは、前から気になっていたKAWASAKI 「Z900RS」かな。来年も開催されるならまた来たいです」


暑い夏をさらに盛り上げた『バイクの日』

一年に一度、バイクのことを考え、バイクとの楽しい過ごし方を広く知ってもらうイベント『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』は大いに盛り上がりました。秋葉原という多くの人が行き交う場所での開催でもあったことから、ライダーだけでなく今回初めてバイクと接点を持ったという方も来場し、多くのバイクイベントとは違った雰囲気が作り出されていました。正しく安全にバイクを楽しむためのコンテンツを堪能していただきつつ、また来年はもっと魅力的なコンテンツを用意して皆さんとともにバイクの世界を広げていければと思います。


HAVE A BIKE DAY!


【動画】【8月19日はバイクの日】今年もアキバでイベント開催!

https://youtu.be/v_HeuLJ0bEY?feature=shared

お問い合わせ先:「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY 2024」特設サイト - 一般社団法人 日本自動車工業会 、「バイク月間」特設サイト - 一般社団法人 日本二輪車普及安全協会

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