彼女に煽られて作った“三角のおにぎり”が話題 見事な三角錐に「むしろ器用なのでは」
おにぎりの定番の形といえば三角。三角形?いいえ、違います。三角錐(さんかくすい)です。
Xユーザーの「笠蛇」さんが作り上げた“三角のおにぎり”が3.4万件を超すいいねを集め「ありそうで無かった」「紛うことなき見事な三角」と話題です。
■ 彼女に煽られて作った“三角のおにぎり”が話題「むしろ器用なのでは」
このほど笠蛇さんが「彼女さんから『三角のおにぎり作れないの?』って煽られたので作ったら違うって言われた」というコメントを添えて投稿したのは、自身でこしらえた“三角のおにぎり”の動画。
しかしカメラが各面を追っていくと、そこにあるのはスタンダードな「三角(三角柱を側面で立ち上がらせた形)」ではなく、四つの面すべてが三角形になった「三角錐」のおにぎりです。
確かに三角形ではありますが、鈴木雅之さんばりに「違う、そうじゃない」を繰り出したくなります。
ともすれば三角形よりも難しそうな三角錐のおにぎりを爆誕させた笠蛇さんには「ありそうで無かった」「紛うことなき見事な三角」「むしろ器用なのでは」といった声が続々と寄せられ、投稿は3.4万件を超すいいねを集めています。
笠蛇さんによれば、あまったご飯をおにぎりにして食べようとしたところ、彼女さんから「三角のおにぎり作って」のオーダーが。笠蛇さんはこれに「作れんよ」と応じつつ挑戦したところ、上述の三角錐おにぎりが生まれたとのことです。
それにしても三角錐のおにぎりは難しいのでは……?そう思って笠蛇さんにうかがってみると「難しくはありましたが思いのほか早くできました」と返ってきました。
実は三角形のおにぎりが作れないというのはネタなのではとも思いましたが「できません」と笠蛇さん。「一旦円柱型のものを作ってからちまちま形を整えるのであればかろうじてといった感じです」と話しており、二工程に分けているあたり、本当に苦手にしていることがうかがえます。
しかし本当に三角のおにぎりより、三角錐のおにぎりの方が簡単なのか……?
■ 三角錐おにぎり、実際に作ってみた
気になって仕方がなかったので実際に作ってみることにしました。
ご飯をラップで包み、三角錐をイメージしながら手を動かしていきます。しかし普段から三角形のおにぎりを作り慣れているせいか、なかなか三角錐はできあがらず……。
どれだけやっても普段通りの三角形のおにぎりができあがってしまいます。一体どうやったら三角錐のおにぎりができるんだ?
握りながら悩んでいるうちに、気が付きました。三角のおにぎりと三角錐のおにぎりでは、米の持ち方が違うのです。
三角形のおにぎりを握る場合は、両手の平を交差させ、包むようにして白米を持ちます。そして上側の手で底面と角を整え、下側の手で側面を整えます。左右の手をどちらも使います。
一方、三角錐のおにぎりの場合、使うのは片手のみ。側面を整える下側の手は包まず開いた状態にしておき、上側の底面と角を整える方の手だけを使います。
そうすると側面が整わず、だんだんと上側の手の小指の方だけがすぼまっていく状態になるので、それをちょこちょこと整えてやると……どうにか三角錐のおにぎりができあがりました。
笠蛇さんが同じ方法でおにぎりを作ったかは定かではありませんが、もしそうなのであれば、手を片方しか使わない分、三角錐おにぎりの方が難易度は下がるかもしれません。
逆に、普段三角形のおにぎりを作り慣れている人は、ついつい両手を動かしてしまうので、三角錐を作るほうが難しいかもしれません。
三角形のおにぎりと三角錐のおにぎり。果たしてどちらが難しいのか、気になった方は挑戦してみては。
<記事化協力>
笠蛇 さん(@kasahebi)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025120704.html