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意外な効能も?香り高い『オレガノ』を積極的に料理に添えたい理由

オリーブオイルをひとまわし

意外な効能も?香り高い『オレガノ』を積極的に料理に添えたい理由

オレガノとは、イタリア料理などでは欠かせないハーブの一種だ。清涼感があり、トマトを使った料理や肉や魚料理など、さまざまな場面で使われている。本記事ではオレガノとはどのようなハーブなのか解説していく。種類や使い方、効能などについて詳しく見ていこう。

1. オレガノとはどんなハーブ?

オレガノとはどのようなハーブなのだろうか。特徴や基本的な使い方などとともに、まずはオレガノの概要をチェックしよう。

清涼感のあるハーブの一種

オレガノとは、ピザなどのトマト料理によく使われているハーブの一種だ。清涼感のある香りが特徴で、肉料理や魚料理の臭みを消す効果もあるとして、さまざまな料理に使われている。また、オレガノの清涼感は、肉料理などの脂っぽさを和らげる効果もあるとして人気だ。ドライタイプで販売されることが多いが、生のオレガノは香りがよく、料理だけでなくハーブティーやアロマオイルにも使われている。

オレガノの基本情報

科名/属名:シソ科/ハナハッカ属
学名:Origanum vulgare
英名:Oregano
別名:wild marjoram(ワイルドマジョラム)
原産地:地中海沿岸、ヨーロッパ~中央アジア
形態:多年草
開花期:6~9月
花の色:ピンク、白、紫
収穫期:4~10月(葉)、6~8月(花)

オレガノの和名と花言葉

オレガノは地中海沿岸が原産で、日本には江戸時代に伝わった。和名ではハナハッカといい、オレガノが6~9月にピンク色の花を咲かせることが由来となっている。ギリシャではオレガノは幸福のシンボルともされており、その香りや効能だけではなく広く人々に親しまれてきたハーブなのだ。さらにオレガノは「あなたの苦痛を除きます」という花言葉をもっており、オレガノのもつ効能を示すようだ。ほかにも自然の恵みや輝きなどオレガノのすばらしさを表すような花言葉がある。

2. オレガノには種類がある

オレガノには20ほどの種類があるといわれる。それらを大きく分類すると、オリガヌム類、マヨナラ類、アマラスク類の3つとなる。それぞれの特徴を詳しく見ていこう。

オリガヌム類

一般的にオレガノとしてよく扱われている代表的な種類である。さまざまな料理に使われる。古代ギリシャやローマ時代には薬用としても使われていたといわれる。葉に斑が入ったものは園芸用としても人気がある。

マヨナラ類

葉が卵のような形をしており小さく香りが強いのが特徴だ。料理にも使えてやや甘みのある「スイートマジョラム」などが代表品種である。

アマラスク類

花や葉がとてもキレイなものが多く、主に観賞用の種類とされる。淡いグリーンとピンクの花弁をもつ「ケントビューティー」などが有名だ。

3. オレガノの使い方は?どんな料理に合う?

オレガノはさまざまな用途で使えるハーブである。特徴的な香りから、食用としてだけでなく香料や薬用として、また観賞用として使うことも可能だ。オレガノの具体的な使い方や、相性のよい料理、代用について紹介する。

オレガノのいろいろな使い方

飲食用としては生のままサラダにできるが、乾燥させれば用途が広がる。肉料理や魚料理の臭み消しや風味付けのほか、カレーなど煮込み料理のスパイスとしても使える。ハーブビネガーやオイル漬け、ハーブティーにして楽しむこともできる。
香料としてはドライフラワーにすればポプリやサシェ、また入浴剤として使うことも可能だ。観賞用として育てたオレガノは、グランドカバーとしてほかの植物を守ったり、リースやスワッグなどのクラフト素材として使えたりと、さまざまな役割を果たしてくれる。

オレガノが合う料理

オレガノはトマトやチーズなどを使用したイタリア料理がよく合う。とくにラタトゥイユやチリビーンズなどトマト味の煮込み料理との相性がよい。トマトソースやピザ、パスタ、グリル野菜などの香辛料として用いられることも多い。スペイン、ギリシャや北アフリカなど地中海沿岸の国の料理にも欠かせない。
また、さわやかな風味があるため、臭み消しとしてだけでなく脂っぽい料理に使うとよい。脂身のある肉やオイルの多い料理に使うと脂っぽさが和らぎ食べやすくなる。

オレガノの代用になるものはある?

オレガノが手元にない場合は、比較的入手しやすい別のハーブで代用するとよい。おすすめなのは、オレガノと同様にトマトとの相性がよいバジルだ。オレガノよりも香りが弱いため、やや多めに加えよう。また、パセリも代用可能だがバジルほど香りが近くないため、本格的な料理には向かない。上からふりかける程度の使い方に留めておこう。

4. オレガノの優れた効能とは

オレガノは単に香りがよいだけでなく、さまざまな効能が期待できるハーブである。どのような効能があるのか、詳しく見ていこう。

オレガノの効能

オレガノの効能としては、ハーブティーや芳香剤として使用したときに得られるリラックス効果や、スパイスとしての食欲促進効果が有名だ。さらに薬用としても使用されてきたことから、ほかにもさまざまな効能があるといわれている。
オレガノに含まれる機能性の高い成分としては、ポリフェノールが挙げられる(※1)。ポリフェノールとは抗酸化物質(※2)の一種で、活性酸素の発生や働きを抑制する作用がある。活性酸素が大量生成されると人体に有害となる過酸化脂質が発生する。そのため活性酸素を抑制することは、健康維持のためにも重要なのだ。
また、オレガノの精油には抗菌作用やカビの生育阻止効果、蚊よけ効果などの効能があることがわかっている(※3)。さまざまな効果が期待できるハーブだが、妊娠中の使用は安全性が確認されていないため避けたほうがよい(※4)。

5. オレガノは乾燥させると香りがよくなる

オレガノは乾燥させることで香りが強くなるといわれている。オレガノはハーブの一種として家庭菜園などでも栽培されることがあるが、オレガノを栽培して収穫した場合は、乾燥させてから保存するのがおすすめだ。オレガノは煮込み料理などの臭み消しとしても効果があるので、スパイスのひとつとして常備しておくととても便利だ。

栽培するときは乾燥ぎみに育てるのがコツ

オレガノはハーブの一種なので虫がつきにくく、育てやすいことから家庭菜園などにも適している。日当たりのよい場所を好むので、ベランダや窓辺などで鉢植えなどにして手軽に栽培するのもよいだろう。オレガノは生育が旺盛だが湿気に弱いため、蒸れないよう注意が必要だ。育つと株が混み合い蒸れやすくなってしまう。適度に刈り込んだり間引きをしたりして、風通しのよい状態にしておこう。また水やりをしすぎるのも根腐れの原因となる。日当たりと風通しのよい環境に置き、土が乾くまでは水やりを控えるなど乾燥気味に育てるのがポイントだ。
オレガノは生のままハーブティーにして楽しむこともできるので、自宅で育ててさまざまな活用をしてみるのも楽しいだろう。

6. オレガノは栽培しやすいハーブ!料理や暮らしに取り入れてみては?

オレガノは家庭菜園でも育てやすく、料理以外にもさまざまな使い方ができるハーブである。ドライの状態で販売されていることが多いが、自宅で栽培すれば生のままでも気軽に使うことができる。もちろん、収穫したものを乾燥させて使うことも可能だ。入手が難しい場合は、自分で育てて暮らしに取り入れてみてはいかがだろう。

結論

オレガノとは、清涼感のある香りや抗酸化作用のある成分をもつシソ科のハーブである。トマト料理との相性がよく、スパイスとして活用できるほか、ハーブティーや入浴剤、ポプリなど香りを生かしたさまざまな使い方ができる。大量の使用や妊娠中の女性の積極的な摂取は避けたほうがよいが、適量を心がけ効果的に利用したい。(参考文献)
※1出典:藤江歩巳、吉田久美、大羽和子(名古屋女子大学家政学部 名古屋大学大学院人間情報学研究科)「オレガノ葉のポリフェノール化合物」(日本食品科学工学会誌、2003)

※2出典:厚生労働省e-ヘルスネット「抗酸化物質」

※3出典:特定非営利活動法人 日本メディカルハーブ協会「ヤロウとオレガノ」(長島司)

※4出典:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(「健康食品」の安全性・有効性情報)「妊娠中のハーブ製品*1の自己判断による摂取に注意」

投稿者:佐々木このみ
監修者:管理栄養士 児玉智絢

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