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選べる楽しさがモットー。日に100種類以上並ぶベーカリー誕生《福岡市・赤坂》

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けやき通りから北側に一筋入った裏通り。赤坂というおしゃれエリアにありながら庶民的な温かみを残すこの場所に、長い間、閉じられた鉄工所があったのですが、春先に真新しい看板が掲げられました。
「パン屋はじめます」。
通るたびに「いつオープンするのかな」と気にしていたところ、ついに5月8日に産声を上げました。

選挙ポスターなどがシャッターに貼られていた鉄工所跡が、こんなにもスタイリッシュに生まれ変わるなんて……!

内観もすっきり。壁や床、梁など、元の鉄工所のシンプルさを活かしたデザインにされたそうです。

壁や窓にそって、パンがずらりと並んでいます。食パンやハード系の食事パンから、調理パン、スイーツ系のパンまで、その種類の豊富なこと! 

さらにクロワッサン、デニッシュ、スコーン、明太フランス、スイーツ系のバゲットサンドなど、複数のバリエーションがある商品もたくさん。どれも美味しそうだし、見た目もキュートで、う〜ん、これはかなり迷っちゃいますね。

「どれにしようかワクワクと選べる楽しさを、お客様に提供したくて」と話すのは、「バムタン」創立メンバーの1人でシェフ・ブーランジェの野崎桃子さん。聞くと、オープン当初に100種類ものパンを揃え、さらにまだ種類を増やしているというから驚きました。

「バムタン」は、老舗のパン屋「ドンク」で働いていたパン職人の仲良し4人が、それぞれ別の店舗でキャリアを積み、夢をもって集まって開いたお店です(ちなみに「バムタン」はオーナーの愛称だそう)。100種類以上ものパンを1日に焼けるのも、4人のアイデアと技の集結の賜物です。

パン好きの間ではすでに噂になっていて、取材の間もお客さんがひっきりなしにやってきていましたが、心配は無用です。4人がフルスロットルで焼いては補充を繰り返しているので、14〜15時くらいまではいつでも存分に選べる楽しさがそこにあります。

とはいえ、これだけ種類があると目移りしてしょうがありません。今回は、おすすめを聞いたうえでセレクトしてみました。

まず1つ目は看板商品の「カリフォルニア フロマージュ・レザン」(864円)。全国から応募が集まる「カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」のカリフォルニアチーズ部門にて、野崎さんが金賞を受賞したパンです。生地にはたくさんのレーズンと、金時芋、クルミ、ハチミツバターが使われ、外側にはチーズとゴマがたっぷりと。香ばしさ、甘さ、塩っけ、酸味、クルミの食感……コンテストの審査員に言わしめた「五味一体」の一品です。

そして次はこちら。なんて愛らしいんでしょう! 人気商品の「バイカラークロワッサン(フランボワーズ)」(345円)。一口かじればフランボワーズソースの爽やかな酸味が口に広がり、さらに食べ進むと、フランボワーズフレーバーのカスタードクリームチーズが「こんにちは」。数量限定商品なので、早い時間帯でのゲットがおすすめです。

また、生地を何層にも重ねたデニッシュは、びっくりするほどパリッパリ。写真左の「焼きいちご」(345円)は、イチゴの酸味とホワイトチョコの甘さが絶妙なハーモニー。右の「肉みそとクリームチーズ」(324円)は、肉みその甘じょっぱさにチーズの風味が加わって、味わい深い一品に。これはお酒のお供にもよさそう!

それぞれ味わってみると、1つのパンの中にいくつもの味や食感が楽しめるのが、「バムタン」の大きな特徴と感じました。

それに朝8時からの営業というのも嬉しいところ。「朝のパン、昼のパンと時間帯で違う種類のパンも出しているんですよ」と野崎さん。これはもう、時間をずらしながら何度も通うしかない!……そう心に誓いました。

《Boulangerie Le Bamtan ブーランジェリー・ル・バムタン》
福岡市中央区赤坂2丁目2−7
092-718-0302

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