顔の原形がわからないほどに痛々しい姿をした猫が…お世話によって大きく変化した『現在の姿』に感動「愛に溢れてて涙」「本当にありがとう」
山ぼうしの樹犬猫の会熊本が運営するInstagramアカウント「inu_neko_yamaboushinoki」に、痛々しい姿で保護された白猫のすずくんが、幸せになるまでの様子をまとめたリールが投稿されました。
30.4万再生を突破したこのリールには、「素敵なお話をありがとうございます」「里親さんの元で楽しい猫生を♡」といった声があがりました。
痛々しい姿をしていたすずくん
今年の夏のはじめ、保健所から保護主さんの会にお迎えされた、真っ白な猫の「すず」くん。すずくんは保護された時、ひどい疥癬(かいせん)に加え、右頬が腫れ上がるほどの怪我を負い、さらに後ろ足が不自然に曲がり硬直した状態で、とても痛々しい姿をしていたそうです。
そのうえ、白血病も陽性と診断されましたが、すずくんからは「生きたい!」という強い気持ちが感じられたといいます。
排泄のコントロールにハンディが
保護主さんの元に来たすずくんは食欲旺盛だったものの、しばらくの間下痢が続いていたそうです。しかし、足が不自由なこともあり、トイレは使えなかったため、体は排泄物まみれに。
保護主さんは、そんなすずくんのために、毎日汚れた体を洗ってあげていたといいます。疥癬の感染対策として、一時期はお風呂場にケージを置き、いつでも洗い流せるようにして過ごしていたんだとか。
ずっとのおうちで幸せに暮らしています♡
やがて、保護主さんの献身的なお世話の甲斐もあり、痛々しかった疥癬や、右頬の怪我はキレイに治り、すずくんは見違えるようなイケメンに変身。後ろ足の硬直はそのままのため、排泄が不安定ではあるものの、元気いっぱいで、大の甘えん坊さんに成長したそうです。
その後すずくんは、ハンディもすべて受け入れてくれる素敵な里親さんが見つかり、ずっとのおうちで暮らすことに。安心しきった表情で眠るすずくんの姿を見ていると、新しい家族の元でどれだけ大切にされているのかがよく分かり、目頭が熱くなります。
幸せになったすずくんの姿にたくさんの人が感動し、「すずちゃんの生きたいという気持ちが、多くの人を動かしたのですね。感謝です。幸せな猫生を送れます様に」「こんなに綺麗に、しあわせにしてくださって、山ぼうしの樹のみなさま ありがとうございます!」「大変なお世話のおかげでこんなに生き生きと!保護して下さりありがとうございます」「今電車で見ているけど涙が…」といったコメントがよせられました。
Instagramアカウント「inu_neko_yamaboushinoki」では、「動物と人の双方の幸せを。」をモットーに保護活動を行っている、山ぼうしの樹犬猫の会熊本の、尊い活動の様子を知ることができます。
写真・動画提供:Instagramアカウント「inu_neko_yamaboushinoki」さま
執筆:Megumi
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。