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『リコカツ』永山瑛太が頭コツンも…キスできないラストに「最高」の声

ドワンゴジェイピー

『リコカツ』永山瑛太が頭コツンも…キスできないラストに「最高」の声

ラストで涙とため息があふれかえった金曜ドラマ『リコカツ』(TBS系金曜よる10時~)の第9話が放送された。咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の気持ちが通じ合い、SNSでは「2人とも正直になって泣く」「ちゅーしないとこがまたいい」「ムズムズキュンキュンがとまらん」「第1話の逆バージョンきたーーーー!」「やっと言えた。お互いの気持ち」「ラストが最高すぎ」という声が続出。また水無月連(白洲迅)のつぶやいた言葉が何なのか、SNSでは大きく盛り上がった。


前回、周りの人たちの言動で、お互いに嘘をついてしまった咲と紘一。特に「お前、嘘ついたなぁ!!!!」と自分への怒りを表した永山瑛太の迫真の演技に胸をしめつけられた人は多かっただろう。それが一転、今回は周囲の人たちに背中を押された形で2人は自分たちの本当の想いを伝えることができた。



まずは、いつものように咲と紘一が本音を言い出そうとするタイミングで登場する間の悪い貴也(高橋光臣)。

「咲は俺に、もう誰とも結婚しないって言ったけど、それって一番好きな人とはもう結婚できないからじゃない? 離婚したから」。咲が「紘一さんは、もう新しい人と前に進んで…」と言いかけると「俺が聞いているのは咲の気持ち。咲はどうしたいの?」と言われ咲は何も返せなくなってしまう。この言葉が咲に自問自答するきっかけとなったのであろう。追い打ちをかけるように「いろいろ遅すぎると思ってたけど、やり直すのに遅すぎることはないのかもしれないわね」という美土里(三石琴乃)の言葉が咲の胸に少しずつ染み入っていく。


決定打となったのは、まさかの連の言葉。咲が担当になって書き始めた連の小説の内容は、親に捨てられ愛を知らない男が愛を売り、愛を知る物語。最終章で愛を売る男は、ある女を好きになるが、女は別の男と結婚していた。そして離婚しても、まだ別れた男のことが好きで…と、最後まで書きあげられていない。これってまさに連の自叙伝。愛を知らない男が連であり、ある女が咲である。

ちゃんと決着がつかないと結末が書けないという連に咲は「今さら戻れません」と「手遅れなんです」と。すると、いつものらりくらりとしていた連は「ふざけんな!」と自分の原稿を床に叩きつける。「俺は、あんたたち2人に本当の愛が、本当に存在するんだってことを教えられた、見せつけられた、まざまざと。あの太陽みたいに、疑いようもない事実として。俺に…この俺につきつけられたんだ。それを今さらくだらない嘘ついて。手遅れ? そんなわけないじゃん!」。きっと咲のことを連は本当に好きだったんだろう。でも、同様に“武士野郎”(紘一)のことも大好きだったに違いない。咲のライトペンを渡した連は「結末は、あんたが決めて」と優しく語りかける。第2話で紘一が咲にライトペンをプレゼントしたときは、ダサく感じたものだが、今はめちゃくちゃ格好いいペンに見える。というか、ぜひ欲しい、このライトペン。頭を下げて走り去っていく咲に連は何かをつぶやく。連がなんて言っていたのかSNSでも多くの投稿があった。その口元から予想される言葉は「ハシレ、オバラサキ」「ダイスキダ、オバラサキ」「カチダ、オバラサキ」…?ぜひ確認して欲しい。というか、連、めちゃくちゃいいヤツである。


一方、紘一はといえば、母の薫(宮崎美子)に呼び出されて支配人に土下座をする父、正(酒向芳)の姿を目撃。

薫とやり直すため、旅館まで押しかけて雇われたものの支配人からクビを言い渡され、必死にクビの撤回を求める正。そんな正を見て、薫も何か思うことがあったようだ。晴れ晴れとした顔で薫は紘一に告げる。「未来を作りなさい、2人の未来を。至誠に悖るなかりしか(言葉や行動に過ちはなかったか)、自分の気持ちに正直に」。ここで緒原家家訓が出てくるところは、さすが長いこと正の妻をやっていただけはある。この言葉が紘一を動かしたことも間違いないだろう。離婚を決めたひとつの原因である緒原家家訓が、今度は2人を繋げるきっかけになっているのもにくい演出。


連に後押しされて紘一に「初めて2人でデートした場所に来て」というメッセージを送った咲。待ち合わせ場所である雷門で待つ咲だが、紘一が待っていたのはスカイツリー。ここまできて、すれ違うのが咲と紘一らしい。もちろん、気付いたのは咲である。慌ててスカイツリーに向かって走る咲は、スカイツリーを見上げて待つ紘一を発見する。と、言ってもすぐに抱きついたりはしない。まずはひと悶着。携帯の充電が切れ、連絡のできなかった紘一に「タイミング悪い」という咲。それじゃぁ、雷門の前でもう一度待ち合わせしようという紘一がエスカレーターで降りていくと、思いつめた表情をした咲は「私だって!」と言いかけ、エレベーターで降りる紘一を階段で追いかけながら「私だって、あなたに何かあったらと思うと耐えられない!」と叫ぶ。


「私は、やっぱり紘一さんが好き!どうしようもなく、あなたが好き!紘一さんと一緒にいたい!」


やっと言えた、やっと本当の気持ちを伝えることができた。しかも、これ、第1話で紘一が咲にプロポーズしたときと、まったく同じシチュエーション。完全にこのシーンを想定してのプロポーズシーンだったことが分かる。めちゃくちゃいい演出だ。しかも、そんな咲の告白に信じられないような顔をする紘一がまたたまらない。胸キュン過ぎる。この直後、さらにキュン死確定のシーンが待っていた。



「自分も、君のことを忘れようと思った。何度も何度も忘れようとした。だが、できなかった。自分はどうしようもなくキミのことが好きだ」。とてもうれしそうな咲に、笑顔を浮かべる紘一。咲を思いっきり抱きしめた紘一は、あらためて咲の顔を見つめると、両手で咲の頭をがっちりとつかみ、頭同士をコツンとさせる。咲も手を重ね、サイズの違う二人の重ねた手に妙にドキドキ。「自分は変わる。キミとやり直すために」。まるで自分に言い聞かせているような紘一の言葉。そして2人は手を握り、顔を近づけ、咲も目をつぶり、キス…かと思いきや、再び咲を抱きしめる紘一。

「キスしねぇのかよ!」という声が全国から聞こえてきそうである。咲を抱きしめながら、自分の不甲斐なさ?後悔?に紘一は鬼の形相(笑)。かたや咲は飛び切りの笑顔。まるで「仕方ないなぁ」と子供をあやすときのような慈愛を込めた表情を見せてエンディングを迎えた。


おそらくだが紘一と会う前なら、咲の結婚相手は貴也であり、もし連とも出会っていたら、連だったかもしれない。誰でもいいわけではないが、お互いの価値観が合い、自分を幸せにしてくれる相手と結婚したであろう。だが、紘一と出会ったことで、咲は自分で一番好きな相手を決めたのだ。恋愛と結婚は別、と言われているが、やはり結婚する相手は好きな人を選びたい、そう感じさせる結末である…いや、あと1回あった。結末がどうなるのか、ここまでくれば幸せな結婚生活を見せてくれるはず、とニヤニヤ来週の2人を妄想しながら最終回を待ちたい。


~今週の紘一さん~

今週はいつもよりコメディーシーンが少なかったものの、それでもしっかり可愛い紘一が見れた。まずは家を売るための委任状を紘一の家に貴也が持ってきたところ。もうこの2人で話しているだけで何か面白い。ぜひ2人にはお茶のみ友だちになってほしい。しかも紘一がお茶をつぐと、すかさずハンカチを机の上に出す貴也。前回、ドボドボと口からお茶をこぼす紘一を見たからだ。ホントによく気が付く男である。相変わらず動揺して、お茶を入れすぎる紘一も可愛らしい。また武史(平田満)に頼まれ、立川(中山麻聖)のいる事務所に乗り込む直前、気合いを入れすぎて半白目になっているところが面白過ぎる。まぁ、立川を組み伏せるところは、めちゃくちゃ格好良かったのだけど。馬乗りになって、秘孔でも突きそうな勢いだった。続いて土下座する父、正を見た紘一は一筋の涙を流す。この涙はガチでステキ過ぎ。そして本文でも書いたが「自分はどうしようもなくキミのことが好きだ」のセリフがあった後の、キスできない紘一の表情が『リコカツ』史上、ナンバー1。完全無欠の優勝である!



文:今 泉



■金曜ドラマ『リコカツ』
毎週金曜よる10:00~10:54

(C)TBS






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