知らないとキケン。「モバイルバッテリー」の寿命が縮む“3つのNG行為”
外出時にスマホの電源がなくなったとき、「モバイルバッテリー」があると役立ちます。いざというときの備えに持っている方も少なくないかと思いますが、じつは使い方・取り扱いには注意が必要です。ここでは、モバイルバッテリーが劣化する「NG行為」についてご紹介します。
NGその1.高温になる場所に置く
モバイルバッテリーには「リチウムイオン電池」が使われています。じつはこの電池、熱が弱点。そのため、日に当たる場所など高温になりかねない環境で保存するのはNGです。最悪の場合、モバイルバッテリーが発火して火災につながる場合があります。時間が経ってから発火するケースもあるため、「火が出ていないから大丈夫」と安心してはいけません。
真夏の車内やコンロの近く、これからの時期は暖房器具に近づけないようくれぐれも注意してください。
NGその2.水濡れを気にしない
モバイルバッテリーは水濡れ厳禁です。コネクタが濡れたまま差し込むと、モバイルバッテリーの内部や接続部分がショートする恐れがあります。
水や飲み物はもちろんですが、汗でショートする可能性もありますので、抜き差しの際は濡れていないかどうかをきちんと確認してください。濡れた手で触るのも避けた方が無難です。
NGその3.残量ゼロの状態で保管する
残量が残っていない状態で放置すると、モバイルバッテリーは過放電の状態になります。リチウムイオン電池が劣化して、充電できなくなる恐れも……。
モバイルバッテリーの電池を100%にする必要はありませんが、常に半分(50%)の残量は残したまま保管すると寿命は延びやすくなります。
しばらく使用しない場合は、十分に充電してから保管しましょう。
モバイルバッテリーはただしく使って長持ち
モバイルバッテリーを長持ちさせるには、普段の使い方や取り扱いが重要です。
落としたりぶつけたりするのはもってのほか。衝撃を与えないよう、持ち運ぶときはケースに入れると安心です。
問題ないか定期的にチェックして、モバイルバッテリーを安全にただしく活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア