阿部真央 FM802 DJ 仁井聡子と「お前が悩める悩みなんか全部ぶった斬ってやる」ラジオのダイジェストと未公開部分をSPICE独占公開 - Yahoo! JAPAN

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阿部真央 FM802 DJ 仁井聡子と「お前が悩める悩みなんか全部ぶった斬ってやる」ラジオのダイジェストと未公開部分をSPICE独占公開

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仁井聡子(FM802)×阿部真央 撮影=渡邉一生

大阪のラジオ局FM802で仁井聡子がDJを務める番組『SATURDAY AMUSIC ISLANDS MORNING EDITION』(毎週土曜日7:00~12:00)。様々な情報と共に新旧洋邦織り交ぜた選曲で、関西の土曜朝を彩る本番組。2月15日(土)の放送には、1月22日(水)に9thアルバム『まだいけます』をリリースした阿部真央が2018年にリリースされた8thアルバム『YOU』以来、約2年ぶりにゲストとして登場。特別企画としてアルバムに収録されている楽曲「お前が求める私なんか全部壊してやる」になぞらえ、「お前が悩める悩みなんか全部ぶった斬ってやる」と題し、リスナーから募集した悩みを阿部真央がぶった斬るという企画を放送したのだが、二人の止まらないトークにより収録時間を大幅にオーバー。しかしこの二人ならそんな事態もあり得ると予感していたSPICEは、ラジオ収録の現場にあらかじめ潜入。ラジオでも放送された話をダイジェスト的に紹介しつつ、番組では紹介しきれなかったリスナーからのエピソードをここで独占公開する。人の悩み相談に乗ることが大好きだという二人がバッサバッサと悩みを斬って行く様子をお届けする。

仁井聡子(FM802)×阿部真央

仁井:今回リリースされたアルバム『まだいけます』ですが、まず「dark side」という曲に始まり、2曲目が「お前が求める私なんか全部壊してやる」と続くこの流れが好きなの!

阿部:嬉しいです。

仁井:もうたまらなくて。不思議なんだけど、すごく強い真央ちゃんを感じれば感じるほど、このアルバムに表れてる根っこにある柔らかさを感じるんです。みんながこのアルバムを聴いて、「やっぱり真央ちゃんはカッコいいな、強いな」と思う反面、その裏にある儚さとか危うさといった本当に正反対のものを今回のアルバムでめちゃくちゃ感じました。

阿部:ありがとうございます!

仁井:この「お前が求める私なんか全部壊してやる」という曲、タイトルにインパクトありますが、このタイトルになるキッカケはあったんですか?

阿部:この曲はサビの部分をお風呂に入ってる時に思いついたんです。

仁井:お風呂に入ってる時?

阿部:入浴中とか運転中に歌詞を思いつくことが多いですね。要は自分の中でルーティーン化できてて何も考えずにできる行動ってあるじゃないですか、朝起きて顔洗いに行くとか。そういう何も考えずにできる動作をしてる時にふと思い付いたりするんです。この曲書いたときは、よく怒ってたんですかと聞かれるんですけど、怒ってたわけじゃないんですよ。

仁井:なるほど。

阿部:常に思ってる「イメージを押し付けられたくない」、「決め付けられたくない」という自分の中にある感覚を出した感じです。

仁井:その感覚分かる。他人から見えてるものなんて、本当に氷山の一角だと思うんです。全ての人がそうだと思うけど、そういう別の部分もあるんですと外に出せる機会ってなかなか無いし、それに加えて理解してもらおうなんておこがましいと思っちゃう。

阿部:そうですよね。

阿部真央

仁井:でも真央ちゃんがこうやって歌ってくれることによって「私と同じようにダークサイドを抱えてる人はいるんだな」とか「自分はこのままでいいんだ」と思えることがすごくありがたくて。

阿部:そう言ってもらえると書いてる意味がありますね。

仁井:このアルバムをリリースしてみての率直な感想はいかがですか?

阿部:本当に「RE BIRTH」ですね。10年目を終えて11年目に入ったことで気持ちが新たになったんです。去年はほんと表現者としての腹を決めたことで、スタートラインに立てた気がするので、ここから自分らしく歩めると思っていて。このアルバムを聴き返すたびに、私は生まれ変わったんだと一生思い出させてくれる記念すべきアルバムなったと思います。

仁井:アルバム一曲一曲の物語が真央ちゃんから出てきた真実だとすごく思える歌詞なんです。私が中でも好きなのが「君の唄(キミノウタ)」の歌詞で、<誰の命だ? 君のものだろう>という部分で。みんなそれぞれ、その人なりの悩みがあるけど、最終的には自分で決めないとということをすごく思わせてくれる。

阿部:自分で決めるのは苦しいけどね。

仁井:そうなの。そういうふうに真央ちゃんもそれが苦しいということを分かってる人ということがすごく感じられるアルバムなんです。……ということでそんな真央ちゃんを迎えて特別企画です。題して「お前が悩める悩みなんか全部ぶった斬ってやる」!

阿部:おおー!(笑)

仁井聡子(FM802 DJ)

仁井:まず真央ちゃんはいろいろ悩んできたと思いますが、どうやって乗り越えるの?

阿部:私はとことん悩みと向き合って考えます。私の考えとして、例えば失恋して、そこから立ち直るために、女子会しようとか、友達と飲みに行こうとか、次の恋で上塗りしようとか気を紛らわせようとするじゃないですか。でもそれはある程度、向き合って自分で傷を癒してからじゃないと。癒えてない傷の上から上塗りしても、最終的に引きずったりするんです。

仁井:なるほど。それはあるかもしれない。

阿部:本当は悲しいけどその悲しみから目を逸らすことができる子は一見強そうに見えるけど、意外と引きずるんです。あとは仕事がすごく忙しいと、悩んでる根本の部分が分からなくなって、傷ついた自分の何を癒してあげなきゃいけないのか見つめることができなくなるんです。

仁井:確かに忙しいとわからなくなるね。

阿部:そうなんです、でも私は昔から引きずるタイプじゃないので、そうやって上塗りで逃げることができない。だから悩みができたら、「なぜこれが苦しいのか」「なぜ嫌なのか」「自分は今どう思ってるのか」という部分と向き合って、ここが苦しいんだと認めてあげるとちょっと楽なんです。認めるのは辛いですけど、傷を癒すにはそれが一番早い立ち直り方だと思ってます。

仁井:……もう人生のファーマシーだわ。真央ファーマシー。

阿部:ハハハ(笑)。

仁井:だってそうだわ。なんで目を逸らすだけじゃ立ち直れないのかというと、遠回りをしてるというか、同じところグルグル回ってるだけになっちゃってるんだよね。

阿部:そうそう。見ないといけないものを、見れてないんです。なんでもそうだと思う。

仁井:そんな真央ちゃんに悩めるリスナーの皆さんからぶった斬って欲しいお悩みがたくさん来ております。

阿部:嬉しい! ありがとうございます!

(ここから放送未公開部分)

仁井聡子(FM802 DJ)

仁井:じゃあぶった斬ってもらいましょう! 京都南区の女性、33歳、ラジオネーム「西窓の朝日」ちゃんから頂きました。「メェ〜。迷える羊です。たくさんあるのですが、仕事についての相談です。資格を持ってるので働くことに困ることはないのですが」……医療関係なんだって。

阿部:なるほど。医療関係ね。

仁井:「この資格を取るまでは、この仕事は天職だと思っていたのですが、働いていても楽しくないんです。アーティストの生き生きとした活動を見ていると「カッコいいな」「自分もこんな仕事がしてみたいな」なんて思うのですが、年齢もここまで来てしまったし、踏み出す一歩がどんどん出しにくくなっています。こんな悩みばかりの心にガツンと、真央さん、喝を入れてもらえませんでしょうか」という医療関係のお仕事をされている女性、「西窓の朝日」ちゃんからです。

阿部:今聞いていて、2つ思ったことがあって。

仁井:ほう! 早いですね。

阿部:1つは、資格を取るまでは天職だと思っていたという話に関してで、いつ資格取ったかわからないけど、おそらく長くやってらっしゃるんだと思うんです。だから単純に今そういう時期なのかもしれないですよ。やっぱり仕事というのは楽しいことばかりじゃないし、誰でもモチベーションが上がらない時期というのはありますから。

仁井:真央ちゃんもあったの?

阿部:もちろんあります。モチベーションが上がらないというか、どうすればモチベーションを保てるのか見つめる時というのが必ずあると思ってて。人によって短い周期だったり、長期に渡って何年も悩むとかはあると思うんです。

仁井:そうだね、そういうのは人によるよね。

阿部真央

阿部:あともう1つは、メッセージの中に「アーティストの仕事がカッコいいなと思う」とか「一歩前に進めないから喝を入れて欲しい」とあったので、違う道に行きたいという気持ちがあるのかもしれない。そうだとしたら、例えば私みたいに歌がある程度歌えるという特技があるから音楽とか、元々持ってる能力というか特技があるんですね。「西窓の朝日」ちゃんが、どういうところに行きたいのかわからないけど、もし「これは人より輝けるんじゃないか」と思える才能があるのであれば、33歳は別に遅くないと思います。でも、それは相当飛び抜けてないとリスクがあるから簡単に私から行けとは言えない。「西窓の朝日」ちゃんが心配だから。

仁井:優しいな。でも本当にそうだね。

阿部:だからもう一度、自分のやりがいと感じていた部分を見つめ直してもいいかもしれない。そこに戻るのはすごくいい事だと思う。今やってる分野の仕事じゃなくても、もっと広く見てアプローチを変えてみたら変わるかもしれない。例えばラジオでもDJさん、ディレクターさん、営業さんとかたくさん居る。そういう目線で考えてみてもいいのでは?

仁井:同じ分野を目指すと言っても、ベクトルが違う仕事はあるし、決してやってきたことは無駄じゃないと思う。

阿部:そう。無駄じゃない。一度天職だと思えたものがあるのなら、それをもっとたくさん感じれる場所、瞬間はきっとあると思うよ。どうでしょう。

仁井:すごいな、真央ちゃん。別の道が開けてきたんじゃない?(笑)

阿部:ハハハ(笑)「みなさん、私を信じなさい、さあ右手を高らかに……」

仁井:真央教! 入りたい!(笑)

阿部:ハハハ(笑)。

仁井聡子(FM802 DJ)

仁井:次に行きます! 14歳の男子から頂きました。池田市のラジオネーム「3兄弟の兄」さんから頂きました。「真央様、恋愛についての悩みです。僕には好きな子がいるのですが、紆余曲折があり、その子とギクシャクした関係になってしまい、僕のことをどう思っているのかが分かりません。その子に訊こうと思っても、どうアプローチしたらいいのか分かりません。真央様、教えてください!」ということですが。

阿部:これはね、一個明確に言えることがある。

仁井:お! また早い!

阿部:もっとわかりやすく書きなさい。

二人:ハハハ!(笑)

阿部:あのね、これじゃ相談の乗りようがない、

仁井:赤ペン先生の添削かと思うくらいズバッといったね。

阿部:具体的な内容が分からないんですよ!(笑) 抽象的すぎて相談に乗ってあげられない。そもそもその子と付き合ってたのか、どういう紆余曲折があったのか。もう少し書いて欲しかったな。私すごい知りたがりだから。

仁井:真央様はすごい知りたがりだから。

阿部真央

阿部:でも「どうアプローチしたらいいかが分からない」という段階ということは、手を繋いだとかそこまでは行ってないと仮定しましょう。

仁井:そうだね、そうしましょう。

阿部:仮定だからここからは完全に想像ですけど、一緒に帰ったりはする距離感だけど、急に素っ気なくなって「あれ? 今まで仲良く話してたのに」みたいな状況だったとしよう。そこからどうアプローチしていいか分からない。……やっぱり当たって砕けるしかないよ。直接聞くしかない。

仁井:結局そうなんだよね。

阿部:どう思ってるかわかんないんだったら聞かないと。「3兄弟の兄」君は、ほんとに淡い恋心の可能性が高いので、それを手放すつらさもわかるから、私としては大事にもして欲しいし、頑張っても欲しい。でもやっぱり紆余曲折の詳細がね、欲しいんですよ(笑)。それによって全然悩みに対するアプローチが違うから。

仁井:そうだよね。「3兄弟の兄」! 私が個人的に聞くからこの放送以降にメールをくれ!(笑)

阿部:近況が欲しい。応援したいから。

仁井:でも真央ちゃんは本当に心から相談に乗ってくれるよね。

阿部:大好きなんですよ、人の恋路とか人の悩みが。そういう悩みを食べて生きてるから(笑)。

仁井:真央ちゃんは毎回本気なのよ。すごい良い所だと思う。

阿部:楽しいのよ、こういうの。

仁井:今日は私の悩みじゃなかったのに何だかすっきりした気持ちになりました。第二弾、第三弾とやって欲しい。

阿部:第二弾やりたい、また呼んでくださいよ! 次回はもっと時間取ってもらって(笑)。

仁井:ずっと出来るもんねこれ。ということで次回をぜひ楽しみにしていただきたいと思います。今度はさ、私の悩み相談にも乗ってくれる?

阿部:乗る乗る(笑)。

仁井:本当にお願いします(笑)。これからも真央ちゃんに色々救ってもらうのは確実なんですけども、まだ足りてないのでこれからもどんどんよろしくお願いします。あとライブがまた、侍みたいでカッコいいの。ぜひ観て欲しい。関西は大阪・3月20日(金)、21日(土)にオリックス劇場、神戸・神戸国際会館で5月9日(土)に決定しています。

阿部:はい、是非に見来てください!

仁井:では今回のゲスト、阿部真央ちゃんでした!

阿部:ありがとうございました!

仁井聡子(FM802)×阿部真央

文=城本悠太 撮影=渡邉一生

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