K-1年間最大のビックマッチ「K'FESTA」開催! 圧巻の戴冠劇で木村“フィリップ”ミノル時代到来! 武尊、怒涛の連打でムエタイ戦士をKO! - Yahoo! JAPAN

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K-1年間最大のビックマッチ「K'FESTA」開催! 圧巻の戴冠劇で木村“フィリップ”ミノル時代到来! 武尊、怒涛の連打でムエタイ戦士をKO!

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(C)K-1

K-1年間最大のビッグマッチ「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~」が3月22日(日)、さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)で開催された。

本戦20試合、プレリミナリーファイト5試合の全25試合が行われた大会メインイベントはK-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級(-70kg)王座決定トーナメント決勝戦。古くはK-1 WORLD MAXで魔裟斗が王者に輝いた70kg級は“人類最激戦区”とも言われる熾烈なカテゴリー。新生K-1においても初代マラット・グレゴリアン、第2代チンギス・アラゾフと強豪が王座に就いてきたが、空位となったその座を争い、K-1伝統のワンデイ・トーナメントが繰り広げられた。

圧巻の3連続初回KOでトーナメント完全制覇


木村“フィリップ”ミノル時代の幕開け

≪第1試合◎K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R≫
〇木村“フィリップ”ミノル
1R2分10秒 KO
●海斗

≪第12試合◎K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R≫
〇木村“フィリップ”ミノル
1R1分2秒 KO
●エダー・ロープス

≪第20試合◎K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R≫
〇木村“フィリップ”ミノル
1R1分10秒 KO
●和島大海

※木村が優勝、第3代王者となる

トーナメント第1試合には優勝候補と目される木村“フィリップ”ミノルが登場。ブラジル出身の木村だが3歳から日本で育ち、その強打に2014年11月にスタートした新生K-1でエースとなることを期待されてきた。しかし15年1月に当時のK-1スーパー・ライト級(-65kg)王者ゲーオ・ウィラサクレックをスーパーファイトで破り、「これからは僕の時代です」と宣言したものの王座獲りには至らず。総合格闘技に挑戦するも秒殺KO負け、格下相手へのKO負けと迷走した時期もあったが、近年は18年8月にKrushウェルター級(-67.5kg)王座を奪取、昨年は6戦全勝全KOと、いよいよ戴冠の期待を高め今大会を迎えた。

1回戦の相手は朝倉未来・海兄弟を輩出したことでも知られる「THE OUTSIDER」出身の海斗。179cmの身長で強靭なフィジカルと破壊力あるパンチを持ち、自ら木村に対戦を迫るなど自信を見せていたが、木村は強打と肉体から発する圧力で寄せつけず。右ストレート、連打からの左フックで2度のダウンを奪い、1R2分10秒で海斗を退けた。

続く準決勝の相手はアフリカ北西部に位置する島国・カーボベルデ共和国出身のエダー・ロープス。黒人選手特有の身体能力とテクニックを持つ曲者だったが、木村は右ストレートでノックアウトして一蹴(1R1分2秒)。連続初回KOにしてノーダメージで決勝へと進む。

決勝の相手は180cmの長身サウスポー・和島大海。ちょうど1年前の『K'FESTA.2』で木村にKO負けを喫した和島だが、リベンジを掲げ1回戦ではムエタイの強豪アワターン・トー.モースィーをKO。準決勝ではベテラン・城戸康裕に世代交代を印象づける勝利を上げ、決勝に上がってきた。

しかしここまでの戦いで和島はダメージの蓄積が深く、木村がストレートに対し左フックをカウンターで合わせると、和島はグローブの上であったが脳を揺らされダウン。ここで和島陣営からタオルが入り、木村がまたもや1RでのKO(1分10秒)で完全優勝、第3代スーパー・ウェルター級王座をものにした。

昨年3月にスタートした木村の連続KOは今大会でも止まらず、初回KO3つを加え「9」に更新。「これからは僕の時代です」と宣言してから5年、いよいよ真の木村時代がスタートしそうだ。

武尊、怒涛の連打でムエタイ戦士をKO


昨年に続くKO劇で涙のメッセージ

(C)K-1

≪第19試合◎【株式会社フュディアルクリエーション Presents】スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R≫
〇武尊
2R0分49秒 KO
●ペッダム・ペットギャットペット

セミファイナルには現K-1の“顔”である武尊が登場。当初自身が保持するK-1王座とISKA世界王座のダブルタイトルマッチが予定されたが、ISKA王者アダム・ブアフフ(モロッコ)が新型コロナウイルスの影響で来日不可能に。急遽、元BBTVスタジアム認定フェザー級王者であるムエタイ戦士ペッダム・ペットギャットペットが来日し、武尊と対戦することとなった。

昨年の『K'FESTA.2』でムエタイ現役王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーを2RKOした武尊は、1R終了間際、右ストレートから右フックを連係してダウンを奪う。2R、前に出たペッダムだが武尊は真っ向から打ち合いに応じ、最後は何発入れたのか? と思われる怒涛の連打でペッダムを打ち倒してノックアウト。トレードマークのバク宙を決めたが、勝利後のマイクでは様々な思いと重責がよぎったか感極まり、「格闘技ってほんとに人にパワーを与えられると思うし、こういう時だからいろんなことを言われますけど、格闘技ってスゴいスポーツだと思うので、格闘技でもっといろんな人にパワーを与えていきたい」と観客と中継を見つめるファンにメッセージを送った。

3階級タイトル戦は王者が強さを見せ防衛


カリミアンが激闘&逆転で愛鷹にリベンジ

(C)K-1

≪第7試合◎K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R≫
〇久保優太
判定3-0
●ジョーダン・ピケオー

(C)K-1

≪第14試合◎【株式会社 武州鳶 Presents】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R≫
〇安保瑠輝也
判定3-0
●不可思

(C)K-1

≪第18試合◎K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R≫
〇シナ・カリミアン
判定3-0
●愛鷹亮

また今大会ではウェルター級(-67.5kg)、スーパー・ライト級(-65kg)、クルーザー級(-90kg)の3階級でタイトルマッチが実現。

ウェルター級では対日本人無敗のジョーダン・ピケオーに王者・久保優太がその野性味溢れるファイトを発揮させず判定勝ち。ピケオーの対日本人連勝記録を止めるとともに、昨年3月以来1年ぶりのファイトであったが王座を守った。

スーパー・ライト級では王者・安保瑠輝也に不可思が挑戦。これまで5本のベルトを獲得し多くのベストバウトを見せてきた“激闘男”不可思だが、幼少期から“天才少年”として名を馳せた安保は1Rに右ストレートでダウンを奪取。不可思は不退転の闘志で安保を追ったがダウンを奪い返すには至らず、30-27、30-27、29-28の判定3-0で安保が防衛を成し遂げた。

王座戦3試合の中だけでなく、大会中でも屈指の激闘となったのがクルーザー級タイトルマッチ:王者シナ・カリミアンvs挑戦者・愛鷹亮。昨年8月にスーパーファイトで対戦した両者は、カリミアンが圧倒的に押す展開であったが愛鷹が右フックを炸裂させ最終3RにKO勝ち。11月にタイトルを懸けての再戦が組まれるもカリミアンの負傷で延期となり、ようやく今大会で再び雌雄を決することとなった。

前回KOを喫した愛鷹の右フックを警戒するカリミアンはファイトが及び腰となり、愛鷹はそこを突くように左右の連打から右フックを決め先制ダウンを奪取する(1R)。

愛鷹攻勢で迎えた2R、しかしここでカリミアンは巨体をクルリと回してバックブローを放ち、不意を突かれた一撃に愛鷹はたまらずダウン。ダメージが深く、攻守は一転しカリミアンが左右フック、ヒザ蹴りと愛鷹を攻め立てる。右フックに力を残し反撃した愛鷹だが、カリミアンも二の轍は踏まずと右フックをクリーンヒットさせずに試合終了。カリミアンがシーソーゲームを判定3-0(三者28-27)で制し、リベンジと王座防衛を達成した。

次回K-1は7月26日(日)に九州初上陸を果たし福岡国際センターで開催。その後は8月22日(土)、昨年に続くエディオンアリーナ大阪大会、11月15日(日)の両国国技館大会も予定されている。

(取材・文:長谷川 亮)

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