【藤沢 ショップレポ】北村写真スタジオ by MERCI 藤沢・湘南台店 - 神奈川初出店!アンティークに彩られた非日常の世界を味わう体験型スタジオ
藤沢市内最大級にカメラ機材が揃う「カメラのキタムラ 藤沢・湘南台店」が、新コンセプト「撮るを育むPHOTO BASE」として2026年3月19日にリニューアルオープンしました。カメラのキタムラのプロデュースするコンセプトストアとしては日本で4店舗目となります。
大きくリニューアルした藤沢・湘南台店は「撮る・残す・飾る」を最大限に楽しめるさまざまなサービスを開始。用途に合わせた4つの撮影スタジオ、レンズの体験ブースやフォトギャラリー、またプロ仕様の機材で印刷できる「ペーパーセレクトプリント」のサービスなど、より多方面からカメラや写真と関われる空間へと進化しました。
【藤沢市】カメラのキタムラ藤沢湘南台店が体験型フォトストアにリニューアル!3月...カメラのキタムラ藤沢・湘南台店が、新コンセプト「撮るを育むPHOTO BASE」として2026年3月19日にグランドオープンする。今回のリニューアルでは、体験型のサービスを多数取り揃えた店内に、本物のアンティークを使った体験型フォトスタジオ「北村写真スタジオby MERCI」が神奈川県内に初出店。藤沢市内最大級の品揃えとなる新品カメラ・レンズに加えて、中古のカメラ・レンズも全て試すことができる環境が整う。体験型フォトストアの新サービスリニューアル後の店舗では、「撮る・残す・飾る」を最大限に楽しめる様々なサービスを展開...
湘南人
今回は、リニューアルの目玉である、本物のアンティークをしつらえた体験型フォトスタジオ「北村写真スタジオby MERCI」の体験レポートを中心に、新店舗の魅力を余すことなくご紹介します。さらに、取材日にはカメラのキタムラ社長・山崎智彦氏が来店。これからのカメラ文化、そしてお店の未来について伺いました。
「北村写真スタジオ BY MERCI」って?
「北村写真スタジオ BY MERCI」は、本物のアンティークで彩られたスタジオに入り込み、「空間そのもの」を五感で楽しむ、まったく新しい体験型フォトスタジオです。愛知・名古屋を拠点にフォトスタジオ運営やアンティークレンタル、空間施工を手がける株式会社AZ antiques japanがプロデュースしています。
七五三やお宮参り、成人式など、お子さんの成長の節目はもちろん、カップルやご家族での日常的な撮影まで幅広く対応。かっちりした記念写真も素敵ですが、ここ「MERCI」の世界観に入り込めば、まるで絵画のような、いつもと一味違う一枚を残すことができます。
まずは「はじまりのおにわ」から
スタジオがあるのは「カメラのキタムラ藤沢・湘南台店」の中。奥へと進んでいくと、カメラやレンズの機材が並んだ店内とは雰囲気の違う一角がありました。靴を脱いで一歩足を踏み入れてみるとそこは別世界。
受付カウンターのある1部屋目は、現実世界と「北村写真スタジオ BY MERCI」の世界を繋ぐ「はじまりのおにわ/THE FIRST GARDEN」です。
湘南をイメージして塗られた淡いブルーの壁に、AZ antiques japanプロデュースのアンティークな衣装とアクセサリーがずらり。フィッティングルームで気になるお洋服に着替え、ヘアセットやメイクを整えます。
セットになっているヘアアクセサリーがとにかくかわいく、どれにするか迷ってしまいそう。隣にはヘアアイロンやメイクブラシが用意されたドレッサーがあったので、着替えた後もさっと身支度を整えられます。
さあ、小さな紳士、小さなお姫さまに変身したら、奥の部屋へと続く扉をぎゅっと押してみましょう!
没入感たっぷり。心ときめく「ときのおにわ」
重厚のある扉を押し開けると、そこはもう絵本の世界に迷い込んでしまったかのような「ときのおにわ/GARDEN OF TIME」の世界です。
天井まで広がる紫色のドライフラワーと、選りすぐりのアンティーク家具で彩られた空間に、子どもも大人もワクワクすること間違いなし。その「わあっ」とした一瞬の目の輝きをカメラマンは逃しません。撮影会の始まりです。
撮影は北村写真スタジオの専門スタッフが担当します。お子さんの撮影の際は親御さんも一緒に部屋に入って、みんなで一緒に写真を作っていくのだそうです。記念写真というと「はいチーズ!」という掛け声に、緊張で表情が固まってしまうイメージがありますが「北村写真スタジオ BY MERCI」では、その場その場のコミュニケーションを大切に、いつもの自然でやわらかい表情を引き出します。
この「ときのおにわ」は、自然に撮影のアイディアが生まれる仕掛けがさまざまにほどこされています。鏡にお顔を写してみたり、扉のノブに手をかけてみたり、台の上に座ってみたり、浮いている手紙を見つめてみたり。自然光のような光が差すガラス戸の前で、逆光のようにカッコよく撮ってみたり。
先行してオープンした新宿店(1号店)との違いは、天井まで覆い尽くすドライフラワー。これにより縦写真で写せる範囲が増え、立体的で奥行きのある写真に仕上がるそうです。
アイディアの広がる「つながる間」
さらに奥の扉は「つながる間/THE ROOM OF CONNECTION」の世界へと続いています。
「つながる間」は本物の古木が2本、天井まで伸びており、シンプルながらインパクトのある部屋の作りになっています。大きなアンティーク棚や地球儀が温もりを感じさせる一方で、空間そのものはすっきりと洗練されているため、和装やフォーマルなスタイルも映えそうです。
スタッフの方に「つながる間」で実際に撮影した写真を見せていただきました。木の幹の分かれ目に顔を乗せてみたり、棚の上に体育座りしてみたり。
画像提供:株式会社カメラのキタムラ
画像提供:株式会社カメラのキタムラ
作例を見るとより「ここで撮ってみたい、こんな風に撮ってみたい」と想像が具体的に膨らんでいきます。
撮影後はスライドショーを楽しむ
撮影が終わったら入り口の「はじまりのおにわ」の隣にあるシアタールームで一休み。
撮ったばかりの写真がスライドショーになって画面に流れ、ソファに座りながら鑑賞することができます。写真と共に流れる音楽も「MERCI」オリジナル。この特別な時間に感動して、思わず涙されるお客様もいらっしゃるそうです。
期間限定のイベントブースも
1日4組限定、たっぷり2時間かけて体験できる「北村写真スタジオ BY MERCI」ですが、もっとライトにMERCIの世界を楽しめる有料の体験会が不定期に開催されています。
その際のイベントブースが「ときのおにわ」の一角にあり、取材時には「Cloud Room-雲の上の部屋-」というプレオープンのためのレイアウトになっていました。ここもまた素敵な空間になっています。
この空間を楽しめるのは、3月29日(日)、4月1日(水)、4月4日(土)、4月10日(金)、4月12日(日)で、いずれも10:00〜18:00。今後の開催日については公式ホームページをチェックしてみてください。
「北村写真スタジオ BY MERCI」から現実世界に戻ってきたときには、遊園地を後にしたような、名残惜しくも心がいっぱいの気持ちになっていました。
来店される際は、ぜひ気負わずに。まずは細部まで作り込まれたアンティークの世界観に身を委ね、そして家族みんなで過ごす時間を楽しんでください。きっと特別な記念撮影を経験できると思います。
他の3つのスタジオ
カメラのキタムラ藤沢・湘南台店は、日本でも類を見ない「4つのスタジオ」を持つコンセプトショップ。他の3つのスタジオもご紹介いたします。
セルフ写真館 by Studio Mario
まずひとつ目は、スタジオマリオの「セルフ写真館」です。スタジオを貸し切り、いわゆる「自撮り」の要領で撮影する形態なので、気兼ねなくリラックスして写真を撮れるのが特徴。マタニティフォトやカップルフォトにおすすめだそうです。
驚きなのがそのお値段。1人あたり2,500円で、30分撮り放題、しかもデータを全部もらえるという、破格の料金設定になっています。
靴を脱いで入ってみると、スタジオ内の3面はそれぞれ違った表情の壁になっていました。ビタミンカラーのお花が広がる面、アンティーク調のドアと白壁の面、ニュアンスのある落ち着いたグレーの面。撮る場所によって背景を変えられる楽しさがあります。小道具も充実していました。
撮影用に用意されているのは、さすがカメラ専門店と言いたくなるようなプロ仕様の高級カメラです。
その上には「どう写っているのか」がリアルタイムで確認できるモニターが備え付けられていました。撮影するときは遠隔操作できるボタンをひと押しするだけ。すると天井のフラッシュが一斉に瞬き、カメラのシャッターが切られるという仕組みになっています。
ポートレートスタジオ
ポートレートスタジオは、改めて綺麗に肖像写真を撮りたい大人へ向けたサービスです。セルフ写真館とスタジオを同じくするのですが、異なるのは専門のスタッフが撮影する点。生前遺影やプロフィール写真など、用途に合わせた撮影プランを選ぶことができます。大人になると撮られる機会はだんだんと減っていくもの。いつか見返すときのために、いまの自分を写真に残しておくのもいいかもしれません。
証明写真
証明写真ブースは落ちついた半個室の空間になっています。証明写真というと、緊張したり、一発撮りが多くて思い通りの仕上がりになりにくいものですが、対応するのは専門のスタッフ。使用頻度の高い写真だからこそ、スタッフと相談しながら納得できる1枚を撮ってみてください。
「体験ブース」で気になるレンズを試してみて
コンセプトストアへと生まれ変わったカメラのキタムラ藤沢・湘南台店。元はカメラ機材がずらりと並べてあったというフロアはどのように変わったのでしょうか。
ひとつ目は、入り口付近に体験ブースが登場したことです。取材時には、SIGMAというメーカーのカメラレンズのブースになっていました。中には100万円越えの高級望遠レンズも。気になるレンズはどれでも試させてくれるそうです。
わたしも実際に、展示されていたレンズを試着させていただきました。手持ちのボディにレンズを装着し、ファインダーを覗いてみると、目の前に広がるのは新鮮な景色。試し撮りもさせてくださり、実際に触ってみないと分からない使用感がありました。
地域と店舗を繋ぐ「フォトギャラリー」
店内の一角を利用した「フォトギャラリー」も今回新しく登場したブースです。
壁には額装された写真が展示されており、その前にはカフェ式の自動販売機とテーブルが併設されていました。単に作品を眺めるだけでなく、写真好き・カメラ好きで語らうことのできるコミュニティスペースがあるのは嬉しいですね。
取材時に展示されていたのは、躍動感あふれる「三浦国際市民マラソン」の風景。これらはプロのスポーツカメラマンが、カメラや写真が好きな一般の方に向けて撮影のレクチャーをし、その方々が実際に撮影をした作品だそうです。
このギャラリーは一般利用(2週間/22,000円)も可能ですが、同店で指定枚数のプリントを注文すると2週間無料で展示できるという特典がついてきます。「いつか写真展を開いてみたい」という方の夢を後押ししてくれる、心強い場所になりそうです。
印刷にもっとこだわりを。「ペーパーセレクトプリント」
さらに新しく加わったのが、印刷する紙質にもっとこだわりたい方必見の「ペーパーセレクトプリント」です。
5種類の個性豊かな紙から、自分の写真にぴったりのものを選び、インクジェットで鮮やかに印刷。サイズはA4からA2まで展開しています。見本紙を実際に目で見て、手で触れて選べるので、仕上がりのイメージとのズレもありません。
わたしも実際にこのサービスを体験させていただきました。チョイスしたのは、まるでデッサン用紙のような風合いの「ベルベットファインアート紙」。独特のざらつきがあり、スタッフの方によれば「粒子感を活かした表現に向いている」紙だそうです。
後日、待ちに待ったプリントを受け取りました。お願いした写真はこのような仕上がりになっていました!
まず、全体に吹き付けられたインクの贅沢さに驚きました。ボケの強い写真なのですが、色のグラデーションもきれいに表現されていて、遠くで見ると絵の具で描いた絵のようにも見えます。発色もばっちりです。
ベルベットファインアート紙の、のびやかで品の良い質感が、写真の雰囲気を引き立てています。今までは写真というと光沢紙にしか印刷したことがなかったのですが、このような柔らかな繊維感のある紙に印刷すると、風合いが出て見やすくなるのは発見でした。他の4種類の紙も試してみたくなりました。
写真展示の際や、特別な写真の印刷は、ぜひ「ペーパーセレクトプリント」をご利用ください。写真に合わせた紙を選ぶことで、お気に入りの写真がすてきな作品へとグレードアップすること、間違いありません。
カメラのキタムラ社長・山崎氏にインタビュー
取材当日、店舗にはカメラのキタムラ代表取締役社長・山崎智彦氏の姿がありました。
わたしのカメラ(SONY)を見るなり、「SONY製ですか。記者さんらしくていいですね!」と笑顔で話しかけてくださった山崎社長。ご自身はかつてサッカーの撮影に打ち込んでいたそうで「ボールばかり追うと選手の背中ばかりになってしまうんですよね」という実体験に基づいたカメラ談義に、一気に引き込まれました。長くカメラと共にあった山崎社長の、これからのカメラの未来についてお聞きしました。
「北村写真スタジオ BY MERCI」について
「北村写真スタジオ BY MERCI」は、新宿店に続く2号店としてこの湘南台店に導入されました。なぜ都心の次がここだったのでしょうか。
「わたしも神奈川在住なのですが、湘南台という場所は神奈川県内各所からのアクセスが非常に良いんです。『家族で写真を撮ろう』という日は、やっぱり車でゆったり来たいですよね。新宿店の次はぜひ湘南台でやりたいなと思っていました。」
「街のカメラ屋さん」をバージョンアップさせる
インターネットで何でも買える時代に、実店舗の価値をどこに見出すのか。山崎社長の答えは明確でした。
「かつてカメラのキタムラは、現像や機材購入のための『役に立つ店』でした。しかし今はインターネットが普及して、家にいながらネットで機材を買うことができるようになり、誰でも気軽にスマートフォンで写真を撮ることができるようになりました。カメラってスマートフォンのことだと思っている方もいる。だからカメラのキタムラは『役に立つ場所』から『意味のある場所』へとバージョンアップしなければならないと考えています。
この湘南台店は、松本・並柳店(長野県)、高松・高松南店(香川県)、市川・北国分店(千葉県)に続く、全国で4店舗目のコンセプトショップになりました。ただカメラ機材を売る場所ではなくて、ここにくればひとりひとり個人的なカメラ体験を持つスタッフと話すことができ、カメラ好き・写真好きのコミュニティがある、そんな地域に根ざしたお店になればと思っています。
これからのカメラと「カメラのキタムラ」
最後に、これからのカメラの未来について伺いました。
「『写真が嫌い』っていう方には会ったことがありません。言ってしまえば、写真は生活のインフラだと思うんです。スマホで写真を撮れる時代に、あえてカメラを持つ意味は、一番は自己表現、それからステータスがありますが、カメラを持つ人の心にはコミュニティを求める心があると思うんです。
やっぱりカメラを持ってる人がいたらつい話しかけたくなりますよね? 『どこのカメラですか』から始まって『どんな写真撮るんですか』『どこで写真撮るんですか』『じゃあ今度そこで待ち合わせしましょうよ』と関係が生まれることもある。カメラのキタムラは地域にとって、そういうコミュニティのいわばハブになれたらと思っています。カメラから始まる思い出をぜひ絆へと変えて欲しいですね。」
まとめ
現在、カメラのキタムラは全国に500店舗以上を展開しています。「街のどこにでもあるカメラ屋さん」から、地域コミュニティに溶け込む「本当の意味での街のカメラ屋さん」へ。その進化は、まだ始まったばかりです。
「新品と中古が同じフロアにあるのも、湘南台店の良さ」と山崎社長は言います。中古と新品を一緒に使う、少し昔のものがむしろ新しく感じられる。カメラはいま、そんな面白い時代にあります。
大きく変化したカメラのキタムラ 藤沢・湘南台店。ここへ来れば、きっとあなたもカメラ・写真の現在地を体感できるはずです。
北村写真スタジオ by MERCI 藤沢・湘南台店
営業時間
10:00-19:00
定休日
12月31日は10:00-18:00まで時短営業/1月1日、2日は休業となります
電話番号
0466-52-6730
支払い方法
現金、カード、電子マネー、QR決済(楽天Pay・PayPay)
予約
WEBでのご予約はこちらから。
アクセス
小田急電鉄 湘南台駅 B出口(西口) より徒歩9分
〒252-0804
藤沢市湘南台3丁目18-1 カメラのキタムラ藤沢・湘南台店
駐車場:あり(25台)