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春アニメ『最強の王様、二度目の人生は何をする?』Season2:イライジャ役 佐藤元さん×ルーカス役 千葉翔也さんインタビュー|アーサーを軸に変化する3人の関係性

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

北米発の人気オンライン小説を原作に、コミカライズを経て2025年4月にアニメ化された『最強の王様、二度目の人生は何をする?』。そのSeason2が、2026年4月より放送中です。

アニメイトタイムズではSeason2の放送を記念したインタビューを実施中。第2弾の今回はSeason2から本格的に登場する、ドワーフ族と関わる謎の少年・イライジャ役の佐藤 元さんと、人間とエルフのハーフの少年・ルーカス役の千葉翔也さんにお話を伺いました。

 

 

【写真】春アニメ『最強の王様』Season2:佐藤元×千葉翔也インタビュー

イライジャ役 佐藤 元さん:イライジャは堅物ではなく、接し方がわからないだけ

──ご自身の演じているキャラクターの印象と、演じる際に意識したことを教えてください。

イライジャ・ナイト役 佐藤 元さん(以下、佐藤):パッと見た印象は、「取っ付きづらいのかな?」と思ったんです。「真面目で堅苦しい人なのかな」と思ったら意外とそんなこともないというのが演じながらわかっていきました。というのも、彼自身、アーサーやルーカスのように、自分と対等な立場の人と話したことがなかったので、どうしゃべればいいのかわからなかっただけなんですよね。

最初は、それこそ堅く、とても真面目な感じで作って行ったので、「そこまで重くし過ぎなくていいし、もっと素直にしゃべってほしい」というディレクションをいただいたんです。だから彼はわからないなりに、大真面目にしゃべっているだけなんです。根が真面目なので、これからいろいろなことを知ってゆくイライジャと同じ気持ちになって、ルーカス役の千葉翔也さんや、アーサー役の藤原夏海さんが作り上げたキャラクターに合わせながら、ちょっとずつ砕けてしゃべるようにしようと意識していました。

ですので、アフレコには自分なりに考えてから行きますが、収録するときは、現場でのお二方のお芝居に合わせて、会話をしていくように取り組んでいきました。

──イライジャは、受け身なところがあるんですね。

佐藤:だいぶ受け身だったと思います。だからこそ、彼の人間らしさが解放されていくところが、Season2でも出てくるので、楽しみにしていただきたいです。

──Season2では、アーサーとジャスミンが中心になって物語が展開されていきますが、お二人の芝居についての感想を聞かせてください。

佐藤:もともと別作品で藤原さんとご一緒したことがあったので、まったく不安はなかったです。Season1で培ってきたものを、少し大人にしたテイストで、その上で伸び伸びと演じられていたので、少年感も合わせやすかったです。アーサーがブレないでいてくれるからこそ、どういう距離感でいればいいのかというところも構成しやすかったですし、アーサーとイライジャとルーカスが絶妙なバランスで成り立っているところも見せやすかったのかなと思います。

ジャスミンは、作中では口数が少ないんですけど、親愛が特に強い人だと感じました。恋慕のほうの感情に見えるかもしれないけど、もっと無償の愛に近いような印象があります。そして、彼女もアーサーの生き様や言葉に助けられているという関係性も尊いんですよね。それこそ演じる小見川千明さんのお芝居がすごくパワフルだったので、お二人のパワーが積み重なって行けば行くほど、僕もそれに乗っていこうという気持ちになりましたし、Season2は、アーサーとジャスミン、藤原さんと小見川さんありきで回っているなと感じました。

 

 

ルーカス役 千葉翔也さん:アーサーとイライジャとの掛け合いはあえてバランスを悪くするように

──ご自身の演じているキャラクターの印象と、演じる際に意識したことを教えてください。

ルーカス・ワイクス役 千葉翔也さん(以下、千葉):オーディションの時から感情があらわになっているシーンが課題でした。自分としては、ルーカスの年齢感にそれを押し込むというより「この年齢なのにここまで感情が表に出ちゃうんだ!」というところで演じていたので「もっと抑えて」と言われたら抑えようと思っていたんです。でも、それを言われることもなくSeason2の収録を終えたので、自分のイメージと、任せていただいた点が合致していたのかなと思います。

──話し方も独特ですよね。

千葉:生まれや育ち的に地位が高いほうなので、そこに頑なになっているプライドがあり、それが彼の口調に表れていると思うんです。それがちゃんと読み解けるキャラクターでもあったので、今何に怒っているのか、アーサーのどこが自分のプライドを傷つけるのかということは意識しながら演じていました。

──アーサーやイライジャとの掛け合いはいかがでしたか?

千葉:アーサーとイライジャと話すシーンも多いのですが、そこで変にバランスを取ると仲良しに見えてしまうんですよね。だから、誰かがボケて、誰かがツッコむようなきれいな流れにならないようにしたいなとは思っていました。シーン終わりって、どうしても「ここがオチだな」と思う部分が出てくるんですけど、それをそのままやってしまうと、絆が見えてしまうと思ったので、そこは勇気を持ってバランスを悪くするようなことをしていました。

それと、藤原夏海さんと佐藤 元くんが、伸び伸び演じた状態で、ちゃんと少年だったので、そこはすごく助かりました。ルーカスも幼さを出したほうがいいのかな?と思って現場に行ったんですけど、それよりは、マインドの部分で年齢感を表現させてもらえる現場だとわかったので、そこはすごくやりやすかったです。

──付き人とのやり取りもおもしろかったです。

千葉:何というか、昔懐かしい感じがありますよね(笑)。こういう家来が2人いて、それを振り回すみたいなポジション、あったなぁっていう。でも、自分を持ち上げてくれることに対して、たぶん悪い気はしていないと思うんですよ。

ツンケンしているシーンと、これはたぶんほだされているんだろうなというところが、やっていると見えてくるんです。やっぱり身分だけだと、面倒を見切れない部分ってあると思うんです。そこで「坊ちゃま」みたいな感じで付いて来てくれるということは、どこかルーカスにかわいげがあるのかな?と思ったので、そこは演じてみて、初めて見えてきた部分でもありました。

──Season2では、アーサーとジャスミンが中心になって物語が展開されていきますが、まず藤原さんのお芝居についての感想を聞かせてください。

千葉:アーサーに関しては、今後アーサーが何歳になっても藤原さんのままで行けるだけの度量が既にあると感じました。大人になっても藤原さんがカッコよく説得力のある演技をするのだろうなと。

現場で感じたのは、まだアクセルをこれしか踏んでないのに、こんなアーサーができているんだということで……。すでにアーサーはカッコいいし、かわいいし、強いんですけど、これをアクセルベタ踏みで表現していたら、伸びしろがないように見えるから、めちゃくちゃ引き算をしているんです。たぶんご本人は引き算しようという計算ではなく、赤ちゃんの頃からのアーサーを演じてきているから、今必要な分だけのエネルギーを出している感覚だと思うんですけど……。

──藤原さんはアフレコ中にそんなにすごいことをされているんですね!?

千葉:だからこそ、1話ごとに、人との触れ合いの中でちょっと成長した、みたいなところが浮き彫りになっているんですよね。アーサーをカッコよくしようと思えばいくらでもできる出力があるからこそ、今のアーサーにはかわいげがあって、ふと「まだアーサーって子供なんだな」とわかるんです。それは藤原さんがピュアにアーサーと向き合っているからこそなんだろうなと思いました。

それでいて、「何でこんなに強いの?」という違和感みたいなものも出してくるから、本当にすごいんですよ。きっと男性ができるアプローチではないんだろうなとも思いましたね。ジャスミンとのやり取りで、男女の雰囲気にならないのも、藤原さんが醸し出している人懐っこさみたいなところがあるのかなと思いました。

アーサーは、ルーカスとのやり取りも多かったんですけど、ルーカスが生意気なことを言っても冷たくあしらわれたり、説得されたりするんです。それもちょうど良くて、年齢は同じくらいなのに、格が高い感じで会話をしてくれるんですよね。そこが掛け合いをしていてすごく面白かったです。「ここでもっと来てくれたらルーカスもブチギレられるのにブチギレさせてくれないんだよなぁ」というところで、フラストレーションが溜まる感じでした(笑)。

──ジャスミン役の小見川千明さんのお芝居はいかがでしたか?

千葉:小見川さんとは別現場でもお世話になったことがあるんですけど、予想がつかないところが素晴らしいんです。ジャスミンは年齢感的にもっと幼くなっても、逆に大人にしても成立する可能性があるキャラクターだと思っているんですけど、本当に伸び伸びと演じられていて、役にハマってらっしゃるなぁと思いました。

クールに淡々としゃべるキャラクターを、クールに淡々とやろうと思ったら無感情になるんですけど、小見川さん自身がアーサーのことを自分の中で掘り下げているからこそ「ここはアーサーを好きな人にしか出ない温度感だよな」とか「こんなところで怒るんだな」と思うことができました。アーサーをちゃんと身内として見ている感じがお芝居に乗っているので、すごいなと思っていました。

 

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