【小樽・新店】10月11日オープン!「ルタオ運河プラザ店」 限定スイーツに"バー”も新登場
北海道・小樽を代表する観光スポットのひとつ、小樽運河。
そのすぐ隣に、新たな魅力が生まれます。
忙しい毎日に、ほっと一息、‟ごほうび糖分”を。
今回は、10月11日にオープンする、小樽洋菓子舗ルタオの新店のご紹介です。
ルタオ初の試みとなる「バー」や、観光客に嬉しいサービス、限定スイーツまで、徹底解説します。
連載「ごほうび糖分」
大型店舗!各エリアに魅力盛りだくさん
ルタオは、小樽で1998年に創業。チーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」など人気商品を多数生み出してきました。
小樽には本店を含め6店舗ありますが、10月11日に、市内7店舗目となる大型店「ルタオ運河プラザ店」をオープンします。
JR小樽駅から、小樽運河の方向へまっすぐ歩いて10分ほど。歴史を感じる建物があります。
市の指定歴史的建造物「旧小樽倉庫」。この南側に、新店がオープンします。
1726ヘクタールの広い敷地には、エリアごとに特色が生まれます。## 一番庫:夜も楽しめる初の試み
前庭から入ってすぐの一番庫は、「テイクアウト」と「バー」のスペースです。
テイクアウトの限定商品
テイクアウトには、「ドゥーブルフロマージュ」を贅沢に乗せたパルフェなど、限定スイーツが登場します。北海道産のハスカップやイチゴの甘酸っぱさと、濃厚なジャージーミルクソフトクリーム。
さらにこの店舗の住所でもある「小樽市色内」の名前をつけたラングドシャ「小樽色内通りフロマージュ」も飾られています。
とろけるバスクチーズケーキを、シュー生地の器に合わせた食べ歩きスイーツ「オタルタ」も、店舗限定商品です。
小樽の憩いの場に
テイクアウトした商品は、一番庫や、隣り合う庭のフリースペースでも食べることができます。
このフリースペース、商品を購入したお客さんに限らず、誰でも自由に使っていいと言います。
この建物「旧小樽倉庫」は、これまで長年「運河プラザ」として、観光案内所や休憩スペースの役割を担っていました。
ルタオ運河プラザ店の加藤俊介店長は、「これまで同様、観光客にも気軽に休んでもらえる公共スペースを作ります。商業目的だけでなく、『小樽の憩いの場』となる店にしたいです」と話します。
小樽市と協力し、マチの歴史を感じられる写真を展示するスペースも作るそう。
加藤店長は、「小樽はルタオの原点です。創業当初からうまく行っていたわけではなく、地元の方々の協力があって、ここまで来られました。恩返しの意味も込めて、小樽を深く知ってほしいという思いがあります」と話していました。
初の試み バー
「バー」は夜10時まで営業し、パフェや、パフェに合うカクテルを提供します。
たとえば、ティラミスのパフェにペアリングするカクテル・アレキサンダーには、ルタオの生クリームを加えているそう。
バーはルタオ初の試み。多数のスイーツを生み出してきた経験が、パフェやカクテルにどう活かされるのか、楽しみな注目ポイントです。
Sitakkeでも以前、小樽は「日帰り観光」で宿泊しない人が多く、夜をどう過ごしてもらうかがこれからの課題とお伝えしました。
加藤店長は、「ルタオでは夜営業は初の試みですが、隣の小樽運河でも夜のクルージングもありますし、地元の人にはよく知られた飲み屋街もあります。夜の観光が盛り上がるよう、観光客に知ってもらえれば」と意気込んでいました。
二番庫:期間限定の味を先行販売
二番庫は物販スペースで、箱菓子やケーキなどが並びます。
ドゥーブルフロマージュの期間限定フレーバー「抹茶ドゥーブル」を、ほかの店舗に先駆けて販売。限定商品も開発中だということです。
物販スペースはガラス張りで囲われる予定ですが、そこにもマチへの思いがありました。
「旧小樽倉庫」の壁の作りを、内側からそのまま見られるようにしているそうです。
外から見ると歴史を感じる石造りの建物でしたが、内側からは木の柱が見えます。「木骨石造」という作りで、火事に強く、夏は涼しく冬は暖かいという特性があるそう。小樽で多く見られる建築技法です。
壁沿いには北海道の作家の作品を飾り、ギャラリースペースにする予定だといいます。物販でも道内のクラフト作家の作品を販売する計画もあります。
建物や展示から、歴史や文化を感じられるようにする試みです。
2025年春には「三番庫」にカフェ・レストランもオープン予定。小樽産の食材を使い、食からも小樽を知ってもらえるようにしたいと言います。
小樽の歴史と、新たな魅力
取材当日、掲げられたばかりの看板。
「ルタオ」の文字の上に書かれた“Nostalgic Modern.”(ノスタルジック モダン)はブランドコンセプトのひとつで、ノスタルジックな景観を活かしながら、新たな魅力を作り続ける小樽への共感が込められています。
加藤店長は、「歴史ある『旧小樽倉庫』で、新しいチャレンジをしていくこの店は、商品を販売するだけでなく、観光客や地元の人にも愛される場所にしたい」と話してました。
取材前、小樽運河沿いから新店舗を眺めていると、人力車が通りかかりました。車夫は、設置されたばかりのルタオの看板を指さし、笑顔で乗客に語りかけます。
マチの歴史を受け継ぎながら、どんな魅力を生み出していくのか。
新たな観光スポットとなる「ルタオ運河プラザ店」は、10月11日オープンです。
ルタオ運河プラザ店
・北海道小樽市色内2丁目1-20
・JR小樽駅から徒歩10分ほど
・定休日:なし
・営業時間
一番庫
テイクアウト:午前10時~午後10時(ラストオーダー午後9時)
バー: 午後1時~午後10時(ラストオーダー午後9時)※カクテル提供は午後6時から
二番庫 午前10時~午後6時
三番庫 来年春オープン予定
連載「ごほうび糖分」
文:Sitakke編集部IKU
※掲載の情報は取材時(2024年9月末)の情報に基づきます。最新の情報は店舗のホームページ等でご確認ください