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ZOOM UP 時代が求める農業実践 菊子晃平さん

タウンニュース

1959年に秋田県湯沢市の農家に生まれる。2021年から自然・有機農業に取り組み、自然農園や農学校の運営にも携わる

関東農政局が発表した「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に、厚木市内で農園と農学校を運営する菊子晃平さん(65)が選ばれた。運営する「菊子自然農園」も、関東地域で有機農業の栽培技術を習得できる機関として同局のホームページで紹介されている。

秋田県湯沢市出身。大学卒業後、農業関連の組合に就職するも「世界の農業を知る必要がある」と退職し渡米する。「世界の農業を知ったことで、本当に自分のやりたいことが見つかった」と述懐する。

上荻野で農業を始めたのは2021年。20年以上も手つかずの耕作放棄地を紹介され、鍬1本で耕した。翌年には農園を3カ所に増やし、現在は13カ所を有機農業と自然栽培で管理する。

SNSでの発信や畑作業中に声を掛けられ、取り組みに興味を持つ人が集まってきたのを機に、厚木市と湯沢市、ハワイで農学校を立ち上げた。今年7月には設立1周年を記念し、湯沢市で起業家ビジネスコンテストを開催。「これが農林水産省の目に留まり、選定につながった」と話す。

食料自給率が先進諸国の中で最低水準といわれる日本。「農家は赤字で儲からず、人手不足など問題も山積している。でも農業は今、時代に求められている。農業で頑張る人を、もっと応援したい」。そんな思いが、自身を突き動かしている。

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