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「ヴィクトリアズ・シークレット」がブランドイメージ刷新 「エンジェルズ」は廃止しNY店はダイバシティに富んだ店舗にリニューアル

SEVENTIE

米国の大手ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」が新型コロナのパンデミックにより昨年3月から閉店していたニューヨーク五番街のストアを7月末にリニューアルオープンする。

「ヴィクトリアズ・シークレット」は1977年にカリフォルニアで設立されたブランドで、北米を中心に多くの店舗を展開しており、2014年には羽田空港国際線出国エリアに日本初となる1号店がオープンしている。1995年から始まったランジェリー・ファッションショーが有名で、毎年テレビでも放映され、世界で最も有名なランジェリーブランドのショーとして注目を集めていた。ショーにはテイラー・スウィフト(Taylor Swift)やエド・シーラン(Ed Sheeran)、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)など、毎回多くの大物アーティスト達が呼ばれ、生演奏の BGMでステージを盛り上げていた。このショーをきっかけに有名になったモデルは数多く存在し、その中でもとりわけ人気の高い専属モデルは「ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズ(Victoria's Secret Angels、以下:エンジェルズ)」と呼ばれ、かつてはミランダ・カー(Miranda Kerr)も所属し、専属モデルとしてブランドの顔を務めていた。

しかし、このファッションショーやバービー人形のようなモデル達で構成される「エンジェルズ」の制度が、「女性をモノ扱いしている」や「細くて人形のようなモデルしかおらず、時代遅れでダイバーシティに欠けている」と近年批判の声が多く寄せられていた。こうした批判を受け、2019年にはブランドのアイコンにもなっていたファッションショーの開催を中止し、2021年6月には「エンジェルズ」のシステムを廃止した。代わりに外見を基準にすることなく選出した「VSコレクティブ(VS Collective)」と呼ばれるアンバサダー達が採用され、アメリカ女子サッカー界のトップスターであり、自身がLGBTQであることをカミングアウトしているミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)や、インド人女優のプリヤンカー・チョープラー・ジョナス(Priyanka Chopra Jonas)などダイバーシティに富んだ7人が選ばれた。

こうしたブランドの革新を受けて、リニューアルオープンするニューヨークの店舗では、これまで壁一面に飾られていた「エンジェルズ」やファッションショーの写真・映像が撤廃され、すべての女性に着てもらえるランジェリーブランドという新たなイメージを目指した店舗となる予定だ。

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