社会を明るくする運動「子どもたちの今」を共有 ミニ集会に40人参加
犯罪や非行の防止、罪を犯した人の更生を地域で支えようと法務省が進める「社会を明るくする運動」。同中原区推進委員会(山本雅道委員長)は7月8日、「子どもたちの今」をテーマにしたミニ集会を丸子地区連合町内会館で開催した。
7月は同運動の強調月間、再発防止啓発月間であることから、子どもたちの現状を共有することを目的に、今回のミニ集会を企画。当日は40人が参加した。
冒頭、今年4月に就任した同運動中原区推進委員会の山本委員長が主催者として挨拶した後、中原区社会福祉協議会の青木英光会長が同運動の趣旨を説明。「丸子地区では現在、我々が把握している限りでは子どもの犯罪はない。引き続きこの状況を保ちたい」と思いを語った。
続いて、子どもたちに関わる団体の代表や教職員が子どもたちの現状について報告。青少年指導員丸子地区長の内藤隆さんは「夜の見回りで声掛けをしているが、特に目立って非行に走る子どもはいない」と話した。中原中学校、上丸子小学校、西丸子小学校の校長もそれぞれ今の子どもたちの様子を語り、中原中学校の渡邊信博校長は「生徒たちは、素直で挨拶もちゃんとしてくれる」と前向きな印象を述べた。最後に会場から「本を読む学習も重要だが、実体験の学習の方が大事なのではないか」という意見が挙がった。
山本委員長は「みんなが目の前にいる人を大切に思うことができれば、犯罪や非行をさらに減らしていくことができるはず」と強調し、今後も同運動に注力していくことを誓った。