居心地◎駅近で食べられる“間違いない”洋食 垂水区陸ノ町にある『洋食 さかぐち』の名物ビフカツに舌鼓 神戸市
垂水の洋食屋といえばここ、『洋食 さかぐち』。本格洋食店のなかった地域にオープンして今年で11年目。地元で愛される洋食屋さんを取材しました。
垂水駅にほど近い通り沿いにある、レトロで洒落た佇まいの建物です。
カウンター席にテーブル席、ゆったりと配置された座席はとても落ち着きます。
洋風かと思いきや、壁は土壁。よくみると古い柱も残っています。
もともと古い日本家屋だった建物をリフォームし、“日本人が落ち着ける空間”を重視したのだとか。
店主の坂口さんは垂水出身。地域に貢献したいと、それまで垂水地域になかった洋食店をオープンすることを決めたそうです。
「誰でも気軽に入れる、居心地の良い“街の食堂”を目指しています」と坂口さん。そんな思いが通じて、今や行列のできることもある人気店です。
ハンバーグ、エビフライ、オムライス…シンプルで誰もが親しみのあるメニューも、小さな子どもから年配者まで安心して訪れることのできる理由のひとつです。
今回は、同店の看板メニュー「ビフカツ」をいただきました。
美しく惹き込まれるビジュアル!運ばれる少し前に聞こえてきた、ザッザクッ、ザッザクッの音に期待が高まります。
たっぷりのデミグラスソースに絡めて和辛子を乗せていただきます。
んん〜!!これは!歯触りの軽いサクサクの衣、そして中のお肉はとても柔らか。
少しビターなデミグラスソースはジューシーな牛肉の邪魔をせず見事に一体化。辛子の和風な辛さが肉の旨みを引き立てます。
厚さ2㎝ほどでしょうか。ポイントである揚げ具合は研究に研究を重ね、赤みは残しつつもしっかりと火を通し、柔らかく噛み切れるようにと調整してあるそうです。牛肉の厚みと薄い衣の割合も絶妙です。
しっかりボリュームがありますが、細切りキャベツと交互にいただくと、あっという間に食べ終えてしまいました。これは、また食べたくなる味!
カニの風味が豊かな「カニクリームコロッケ」も人気です。+500円(税込)でトッピングもできますので、気になる方はぜひ試してみてください。
「地元で本格的な洋食が食べられるのは嬉しい」、「ここに来れば間違いない」、そんな声が聞こえてくる『洋食 さかぐち』。最近では噂を聞きつけて遠方から訪れる人もいるそうですよ。
音楽好きでもある坂口さん、この春初めて地元垂水のアーティストを招いてアコースティックライブを開催したのだとか。「今後は地元の学生さんなども含めて音楽を披露できる場としても活用できたらなと考えています」とお話されていました。垂水を愛する坂口さんらしいお店。今後の進化も楽しみです。
予約も可能なので、休日のお昼時などは予約をしてから訪れると安心です。
場所
洋食 さかぐち
(神戸市垂水区陸ノ町1-27)
営業時間
ランチ 11:30~14:30(L.O.)
ディナー 18:00~20:30(L.O.)
※ディナーは不定休。電話で確認の上来店ください
定休日
火曜日、水曜日