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「ビンナガが入れ食い!」志摩沖トンジギ釣行で船上がマグロだらけに【三重・トロ丸】

TSURINEWS

春のトンまつり(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

3月に入って志摩沖のトンジギが大爆発。馴染みの船では3桁釣果が出た。アジやサバではなくマグロでの釣果だ。異常な盛り上がりを見せる志摩に4月12日突撃したので、レポートしたい。

志摩沖トンジギ釣行

トンジギはもう終盤。4月になっても2桁釣果が続いている。昨年は5月中旬まで釣れたが、今シーズンはどうだろうか。春先には、トンボに混じってキハダが釣れるので、トンボの数釣りとキハダの1発に期待していた。

ポイントに向かう(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

トロ丸に乗船

少し遅めの集合で港に集まったのは、私達3人を含むジガー8人とキャストマン1人。当日は、船越のトロ丸さんにお世話になった。釣座はミヨシにキャストマン、次いで私達3人が並んだ。6時半に河岸払いしたトロ丸は南下する。北西の風が強いが、絶好の天気となりそう。後はトンボのご機嫌が良ければ……。

周囲の船では本命顔出し

約1時間走ってポイント到着。先に出ていた僚船は既にトンボを仕留めているらしい。期待に胸が膨らむ……。400gから始めてという船長に従って、5ozロッドに400gのシルバーダブルエンドグローのジグをセットして第1投。

群青の海にスルスルとジグが吸い込まれていく。ラインカラーを読みながら150mを放出してクラッチを返しワンピッチジャークで様子を見る。程よくラインが払い出し、申し分ない角度でジグが馴染む。ジャークに潮の抵抗を感じるので、良さげな感じがする。釣れそうだ!

フォールアクションが重要

トンボ、特にコトンは上げのジャークに反応すると思うのでフワフワを意識しながらリズムよく巻き上げたが、ノーバイト。10mをスイミングジャークで上げてロングフォールで探っていると、トロ船長が来てアドバイス。今のトンボはフォールに好反応をしているそうだ。

ショートジャークで横を向けてフラフラとフォールさせるようなパターンが効くらしく、お手本を見せてくれる。

落ちる距離を稼ぐ

リールを巻いて初速を付け短いジャークでジグを横に向けたら、ロッドを下げてフリーフォール。フォール中はリールを巻かずに落ちる距離を稼ぐ。このパターン、実は苦手としている。どうしてもジグが落ち切る前に次のジャークに入ってしまうので、その辺を意識しながらトンボを誘う。

しばらくしてトモでヒット。連鎖でミヨシのキャストマンにもヒット(ナブラが無いのでキャストマンもジギングしていた)。ヒットレンジは110mらしい。私のジグも100m前後に有るはずだが、スルーされた。

ポイント移動で船中トンボ連発

周りは釣れているが、いつものスロースタートのトロ丸さん。船の下にトンボの反応が入るが、船長は早くもポイントを見切って移動を決断……。少し南下して再スタート。周りに船は居ない状況だったが、直ぐにヒットして90mとヒットレンジが伝えられる。ミヨシに続いてトモでもヒットで連鎖突入。ヒットレンジは70mとの事なので、少し浅くなった。

9kgほどをゲット(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

100mからジグをショートピッチで上げてくるとガツン。ハンドルを回してフッキングを送り、更に巻きアワセを入れてファイト開始……。グングンと抵抗するが、大きくはないと判断してグリグリ巻いて1匹目をキャッチ。目測で9kg程度だろうか。アベレージより少し大きい位かな……。

同行者全員安打達成!

同行のR君にもヒットしたが、残念ながら船縁でフックオフしたそうだ。フッキングは念入りにこれでもかという程にした方が良い。フックが太いので生半可なフッキングではマグロの口を貫けない。釣った後にはリーダーと針先のチェックも忘れてはならない。

全員安打達成(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

釣座に戻るとOさんにヒット。フッキングを2度3度と送り、ラインを巻いてさらにフッキング。その後はトンボの引きを楽しんでキャッチ。やがてR君もキャッチして3人ともキャッチできた。船長は大忙しで処理待ちのトンボが並ぶ……。

船上にマグロ絨毯

風が治まって来たので、ジグを300gと軽くした。まだまだ序盤戦なので、体力温存のつもりだったが、ここから迷走……。気持ち良くジャークするとエビが連発……。300gのジグに対してロッドが硬いと思うのだが、4ozロッドは船長がトンボを捌くスペースの向こう側……。取りに行くにはマグロ絨毯を越えて行かねばならない……。

ヒットに次ぐヒット(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

躊躇して5ozでやり続けるとエビになるので、ティップを下げてインパクトを弱めるとヒットしない……。改めてロッドとジグのバランスが大切だと認識しました。

志摩沖「春のトンまつり」

食いやんだタイミングで船長の処理が進んでマグロ絨毯に道が出来たので、4ozに交換……。気持ち良くしゃくれるわと思うと早速ヒット!100mとレンジを共有して引きを楽しむ。連鎖時は最初のヒットレンジより上を探ると良いですよと船長アドバイス。引き上げられる魚に着いてトンボが上がってくるからだ。

これはまだ少ない方(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

ここからヒット、ひっと、HIT。またまたトンボ絨毯となって、船長からもう帰りましょうとコメントが出た(笑)。

キハダは不発

私は、3匹キープした時点からヒットジグを外してキハダを狙う。この日はグローやUV加工のセミロングにバイトが集中していたので、ノーグローやロングジグを試したが、釣れるのはコトン。130mでも30mでも延々とアベレージサイズでした。

戦い終わって兵どもが夢の中(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

仕舞いには、ヒットした瞬間が見えるほどに魚が浮いてきました。当然のようにオマツリでバラシやラインブレイクもあったが、3人とも5匹をキープ。もう持ち帰れないでしょうと正午に強制ストップ。

ポイント移動後は流しっぱなしの釣れっぱなし、帰りは風も止んだ凪の中で十分に睡眠をとることが出来ました。

行くなら急いだほうが良い

さて、いうまでもなくマグロは回遊魚。昨年は5月中旬まで釣れたので、しばらくは期待できると思うが、明日居なくなっても不思議ではない。行くなら早めがいいでしょう。

お土産はこの状態(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

当日、我が船ではキハダは出ませんでしたが、もう少し南のポイントでは40kg超が仕留められていたので、タックルは万全でお願いします。

<田中耕二/TSURINEWSライター>

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