【逗子 観光スポットレポ】逗子・葉山駅~神武寺駅ひと駅散歩 - 逗子の海と川と森をめぐる!京急逗子線
今回は逗子市内にある逗子・葉山駅~神武寺駅間を歩いてみました。逗子市の面積は約17㎢、人口は約5万5千人と小ぢんまりしたところですが、海と小高い山々に囲まれた風光明媚な地でもあります。平坦な道筋ですので、のんびりゆったり歩いてみましょう!
逗子・葉山駅の変遷
2020年に「新逗子駅」より改称となった逗子・葉山駅、当駅南口改札はかまぼこのような形をした駅舎が特徴的です。そんな逗子・葉山駅のメロディにはキマグレンの「LIFE」が採用されており、電車到着時に流れています。
画像提供:京急電鉄
一昔前までは少し先のバス車庫あたりに「逗子海岸駅」が存在していました。当時は複線でしたが、8両編成用ホーム新設のため、一駅手前の京浜逗子駅と合併して廃止。そんな駅の変遷の案内板が南口改札前にあります。懐かしい方々も多いのではないでしょうか。
かつては葉山から横須賀西部を抜けて三崎までの延伸構想もあったようですが、いつの間にか計画中止となり、京急逗子線はそのまま短い支線のままとなっています。
逗子海岸
画像提供:逗子市
逗子といえば、海!というのは周知の事実ではないでしょうか。海を目当てにわざわざお引越しされてくるご家族もいらっしゃいます。湾内ではSUPを楽しんでいる方を見かけ、沖合にはウィンドサーフィンやヨットの姿も映ります。
ここ最近は6月下旬に海開きとなり、近隣の海水浴場のなかで1番早いと有名です。
遠浅で波も比較的おだやかなので、夏場は数々の海の家が立ち並び、海水浴客で賑わう一大スポットです。またシーズン中には海上アスレチックが設置されており、逗子海岸ウォーターパークを楽しむこともできます。
逗子海岸ウォーターパーク:【逗子 遊びスポットレポ】逗子海岸ウォーターパーク2025 - 大人も子どもも家族みんなで夢中になって楽しめる海上アスレチック! | 湘南人
閑散期は地元の人たちの憩いの場として定番のお散歩コースとなっており、雲が少ない日は江の島と富士山が重なってキレイに眺めることができます。ただ実際の砂浜は800mぐらいしかなく、近隣の海岸に比べるとかなりスケールが小さめで、ハーフマイルビーチという別名もあるぐらいです。
かつては明治時代の文豪であった徳冨蘆花による「不如帰」の舞台になった地でもあり、なんと古くから海水浴場が開かれていたとか…黒松が生い茂るなか数々の別荘地が海岸付近に立ち並んでいたところ、今では絶好のロケーションとして多くのマンションとレストランがひしめき合っています。
出典:
徳冨蘆花|近代日本人の肖像 | 国立国会図書館 蘆花記念公園|見る・遊ぶ|【公式】逗子市/観光ワーケーションサイト 逗子旅
田越川
逗子市中心部を横断するように東から西のほうへゆったりと流れる2級河川の田越川はいくつかの支流が流れ込む、市内随一の河川です。ところどころ途切れている箇所もありますが、ほぼ川沿いに道が続いていますので、そのまま上流のほうに向かって歩いていくことができます。
鳥やカメ、カニなどいろんな野生の生き物が生息しているので、お散歩がてら時折り川面を眺めてみることもお忘れなく。
ユーコープ桜山店横にある中原橋を目指して、足を進めていきましょう!
池子の森自然公園 緑地エリア
画像提供:逗子市
第一運動公園脇を通り過ぎて、踏切を渡って、池子側出入口からそのまま真っすぐ進んでトンネルを通り抜けるとあたり一面が緑で覆われています。以前は米軍住宅内にお住まいの方々専用のお散歩コースだったのですが、2016年に一般開放されるようになりました。奇跡的に何も手つかずのままだったため、自然豊かなエリアが広く残り、本当に緑々しています。
途中にあるビジターセンターにはお手洗いが付いており、その隣の一室で以前この地にあった柏原村の歴史や緑地エリア内の動植物一覧を見ることができます。コウモリやホタル、またオオルリやホトトギスいった野鳥など普段お目にかからないような珍しい生き物も生息しています。
画像提供:逗子市
広々とした芝生では走り回ったり、フリスビーしてみたり、ちょっとお昼寝してみたりするのにピッタリ!ピクニックシートを持参して、ここで一息つくのもいいですね。神武寺駅に戻らず、そのまま久木側出入口まで通り抜けてJR逗子駅までたどり着くのもおすすめです。
今のところ、水・土・日のみしか開いてないのがちょっと残念ですが、いずれは開園日が増えるかもしれません。
場所
池子の森自然公園 緑地エリア
開園時間
8時45分~17時00分
開園日
水・土・日(祝日は開園)
住所
逗子市久木字東諏訪ノ谷901番
アクセス
京浜急行神武寺駅から徒歩15分
JR逗子駅から徒歩20分
まとめ
アップダウンなく、平坦な道のりが続くので、小さなお子さん連れでも難なく歩いていけると思います。
途中でひと休みしながら、ぜひご家族で海・川・山の景色に触れてみてください!