山あいに輝く光景 伊賀・布引地区 1月末まで
三重県伊賀市奥馬野の布引地区市民センター駐車場に、青と白で彩られたイルミネーションが輝いている。山あいの道を抜けると、澄んだ空気の中、一気に輝きを放つ光景が感動を巻き起こしている。
「冬の間、山里に光を照らせば、住民の和みや癒やしになる」。地元の布引地域住民自治協議会の産業交流部会によるもので、市の「キラっと輝け！地域応援補助金」を利用し、今年度初めて試みた。
広さ270平方メートル余りの駐車場の三方を、約1万5000個の電球が彩る。県の名木指定を受ける樹齢約200年のヤマザクラを囲み、幻想的な雰囲気を醸し出している。
昨年12月17日の点灯後には「仕事帰りにキラキラしていたので、良い意味でびっくりした」「奇麗」と立ち止まって喜ぶ人の声も届いているそうだ。
「明るい話題になった」と喜ぶ同地区市民センターの福平悟所長は「来年度以降も継続予定で、文字を入れるなど、更にグレードアップも考えている。寒い山間部ではあるけれど、ぜひ見て感動してもらえれば」と話した。
点灯は1月31日までの午後5時から同10時。
