地区の人が協力して「さくら祭り」の準備、四日市の十四川の桜並木
この春、100年目の「さくら祭り」を迎える三重県四日市市富田の十四川の桜並木で3月22日、ぼんぼりや旗を取り付けるなどの準備があった。川沿いの桜は多くがまだ蕾は小さいが、天気予報ではこれから来週にかけて気温がぐっと上がる見通しで、開花を促してくれそうだ。
「十四川さくら祭り」は、富田地区まちづくり協議会など地域全体で守り、開いてきた。この日も、自治会役員らを含む大勢の人が集まって、「桜まつり」と書いたピンクの旗を並木に立てたり、ぼんぼりを立てたりし、華やかな装いをほどこした。近鉄富田駅から西の少し離れた道路沿いでは、駐車場の案内看板なども立てられた。
駐車場の案内看板を立てる地域の人たち
「さくら祭り」は3月28日~4月6日で、キッチンカーは出ないことになったが、露店も出て、有志によるバンド演奏などもある。夜はぼんぼりや提灯などに灯が入り、ライトアップされる予定だ。
「十四川さくら祭り」は1925(大正14)年に始まったとされ、1978(昭和53)年には市内で唯一、日本さくらの会から全国表彰もされている。