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神田愛花 2023年ブレイクタレント1位にも「お仕事は、細く長く続くほうがありがたい」

フジテレビュー!!

神田愛花さんが、充実の2023年を振り返りました。

現在、フジテレビの昼のバラエティ番組『ぽかぽか』のMCをハライチ(岩井勇気さん、澤部佑さん)とともに務めるほか、ラジオ、CMなどでも活躍中の神田さん。

2023年は、テレビ出演本数が363本で、「ブレイクタレント」ランキング(二ホンモニター発表)の1位に輝きました。2012年3月にNHKを退局後、フリーアナウンサーとなって11年目でのブレイク。

多忙な日々のなか、いつでもはつらつとしている神田さんに取材しました。

<神田愛花 インタビュー>

――先日発表された「2023年ブレイクタレント」ランキングで1位となりましたが、実感はありますか?

いやぁ…私はどちらかというと、お仕事が、細く長く続くほうがありがたいと思っていますので、注目していただけるのはありがたいですし、うれしくもある反面、あまり目立たずにできれば、と思っておりまして。

あくまで淡々とお仕事をさせていただければという…。また次の年と比較されてしまうのが、心配で、心配で…(苦笑)。

――出演番組数が240本増の363本と、昨年の倍近くなる活躍ぶりです。

やはり、帯番組の力というのはすごいと思います。別のお仕事で地方に行くと、地元の方から「今日は『ぽかぽか』お休みなの?」ですとか「『ぽかぽか』見てますよ」と声をかけていただくことが多いんです。

そういうときに、毎日テレビに顔を出したり、積み重ねていったりすることは大きいんだな、と改めて感じます。

――『ぽかぽか』は2024年1月で2年目に入ります。この1年を振り返っていかがですか?

アナウンサーなのに、この番組ではその仕事はしなくていい、と言っていただき、MCでありながら、進行も澤部さんがしてくださり、笑いは積極的に岩井さんがとってくださるという。

ただ当初は、ハライチのおふたりの間にどう入っていったらいいのか、難しいと感じることもありました。何年もコンビで続いていらっしゃって、絆も固いものがありますから当然なのですが。

でも、春を過ぎたころから、言葉で聞いたわけではないですが、なんとなく私を信頼してくださっているのを空気で感じるようになりまして。同時に私もおふたりのことをもっと信頼できるようになってきて、より居心地がよくなり、仕事なのでダメなことなんですが、自然体で、何も考えずに身を委ねて臨めるようになりました。それがこの1年で大きかった変化かなと思います。

とはいえ、いまだにLINEの交換をしていないんですよ。当時はさびしい気持ちもありましたが、今は、会えたときにちゃんと会話ができますし、そのほうがしっくりくると感じていて。

つながりってLINEとかではないんだというのを、最年長の私が最後に気づきました(笑)。だから、今はさびしいとも交換してほしいとも思っていない自分がいます。

――神田さんが夏休み明けでスタジオ復帰し、ハライチと会った際の感激ぶりはすごかったですね。

私はそうでしたね。なんだかもう他人じゃないんです、おふたりは。それこそ、夫(日村勇紀さん)よりもしゃべっている時間が長い日もあるくらいですし、私には兄と弟がいるんですけど、兄弟以上に近況を話しているので、そう考えると、ある意味家族以上かもしれません。

10日間夏休みをいただいて久しぶりにお会いしたら、「イエ~イ!ブラザー!!」って感じで、澤部さんの肩を叩いていました(笑)。

恵まれた環境に身を置かせてもらっていることがありがたい

――そこまでになれたのは、ハライチとの相性がよかったからでしょうか?

ハライチのおふたり以外にコンビの芸人さんと組んだことがないので、ほかの方との関係性は想像がつきませんが、ひとつ言えるのは、おふたりは本当に裏表がなくて、オンもオフも同じだということ。だから、気を遣い過ぎることなく、溶け込めたのかなというのはあります。

――ハライチも神田さんは「自然体が魅力」だとよく言っていますね。

裏表のないおふたりなので、私もより自然に接したほうが失礼がないでしょうし、私を分かっていただけるのかなというのはあります。

本番中、ここは自分が出るところではないんじゃないかと感じ、意見があっても黙っていることがあるんです。そういうときも、横で岩井さんが察知して、「言ってみたら?」と促してくださる。しかも、私が発言したあとにも、フォローしたり、回収してくださったりするので、本当に自由に安心して発言できています。

――そういった安心感の表れか、いつも明るくて楽しそうです。

自分が仕切るというプレッシャーがないからこそだとは思うんですけど、もう完全に楽しみに乗っかっているという感じです。

毎日特番をやっているような新鮮な気持ちでマンネリ化がまったくない。よくこんなに新しい企画が出てくるなっていうくらい、スタッフのみなさんが考えてくださるので、毎日楽しくて自然と笑えています。

――この1年で成長したと思うところ、さらに伸ばしたいと思うところを教えてください。

先ほどの話と重複しますが、MC3人のなかで私が感じているおふたりへの信頼感、身を委ねても大丈夫だと心底思えるようになれたことが、成長したな、と思えることです。

私もおそらく、おふたりの信頼を得られている…ということでもあると思いますし、そういう関係性が築けたのは、フリーになって初めてです。

今までどなたかと組んでMCをやることがなかったですし、私にとっては友だちでもない仕事仲間のはずの方と、仕事以上の信頼関係を築けるようになったのは、人間としてちょっと成長した感じもあるのかなと思っています。

――伸ばしたいところはありますか?

番組をひとりでも多くの方に見ていただくために、私自身が何ができるのか悩むところで。自分のSNSで魅力的な発信をしていければと考えています。

――インスタグラムで毎日のように衣装やお弁当を動画でアップしています。

ありがたいことに、お弁当も日替わりですし、本番まであまり時間がないなか、文章を書くよりも動画のほうが早いということでやっているのですけど、ほかに何か貢献できることがあればな、とはいつも思っています。

――そこまで思うのは“番組愛”からでしょうか?

アナウンサーなのに、(番組の)尺キープもしなくていいという、責任を託されずに仕事ができるという、こんなに恵まれた環境に身を置かせてもらっていることが本当にありがたいので、少しでもお役に立ちたいんです。

SNSのコメントを見て、元気がなくなることも

――どんな番組でも毎回、全力で臨んでいるように見えます。その原動力は何でしょうか?

今年でフリーになって11年目ですが、今でもお仕事をいただけていることが本当にありがたいと思えるからなんです。

一般的にテレビ局のアナウンサーがフリーになると、辞めて直後の1年目が話題性もあって、多く呼ばれるものだと思います。そこから、だんだん少なくなるのは普通だと思いますが、私は逆だったので、それがありがたくて。

母にも「NHKっぽさも抜けちゃっているのに、よく呼んでいただけるわね」なんて言われるんですけど、私もそう思います。

ですから、呼んでいただけると感謝とうれしい気持ちが現場で爆発しちゃうんだと思います。

――逆に、落ち込むなぁ、というのはどんなときですか?

SNSのコメントを見て、元気がなくなることもあります。勉強になったり、うれしくなったりするご意見をくださる方も多くいらっしゃるのですけど、心にしっかり残ってしまうのは、やっぱり悲しくなるようなご意見なんですよね。

みなさんそれぞれに感じられることがあると思いますし、気にしてはいけないと思いつつも、どうしても気になってしまって。

番組のスタッフさんからは「見ないで」とも言われますし、気にしすぎると私らしさがよくて呼んでいただいているその“よさ”を消してしまうことになりかねませんので、そういったご意見は見ないように、今年からミュート機能も使うようになりました。

――ストレス発散法があれば教えてください。

家で夫に全部話すことですかね。食事をしながら、その日あったことを「今日はこんなことがあってね」と話すと結構、切り替えられます。

あとは、仕事とまったく関係のない、中高時代の友だちと出かけること。彼女たちは、あまりテレビを見ていないっていうのもありますが、私が今どんな仕事をしているのかとか、全然知らないんです。お互いに昔のまんまの関係で、そういう彼女たちと会っていると、ホッとします。

――日々のルーティンにしていることはありますか?

毎朝、同じ朝食をとっています。自分で作りますが、生野菜のサラダとカチカチの目玉焼きとウィンナー、それに、明太子をのせたお粥をセットにして食べています。

もともときっちり朝食をとるタイプではなかったのですけど、結婚して食べるようになりました。それで、自分が帯で仕事させていただくようになって、より朝食の大事さを感じるようになりました。

やっぱり、しっかり朝食をとっているときは、声の出方が違いますので。

――現在のメニューにいきついた理由は?

炭水化物はとりたいけど、太りたくないな、と思って、少量でも満足度の高いお粥にしたのがスタートです。そうしたらいい感じだったので、そのメニューを続けています。

帯番組もルーティンのように気負いなくやれたほうがいいので、朝も同じような感じがいいのかなって。

作るのにも慣れて15分くらいでできますし、いろいろ変えるより、“ゲン担ぎ”のような気持ちで、同じものを食べています。

――日々、はつらつとして変わらない美しさも印象的です。

いえいえ。もう、見た目は全部メイクさんがやってくださっていて。口紅の色、アイシャドーも眉毛の感じもすべて、自分でやるのとは全然違って、助けられています。

――お肌もつやつやです!

肌に関しては、あまり強いほうではなく、すぐ湿疹のようなものが出てしまうもので、何もやっていないのです。“肌断捨離”といって、化粧水も何も使っていません。自分には、それが合っているのかもしれません。

撮影:河井彩美

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