【松戸市】庭園では梅や河津桜も見頃に 特別展示「戸定さくら雛」開催
小高い丘から、80年を越える松戸市の歴史を見守ってきた「戸定邸」。
国の重要文化財・名勝に指定されているこちらでは、毎年ひな祭り前に「戸定さくら雛(びな)」の特別展示が行われます。
華やぐ桃の節句飾り 2月20日(火)から
おひなさまといっても段飾りではなく、戸定邸の部屋ごとのしつらえを使って、さまざまな形でひな人形を飾り付けます。
担当するのは、松戸宿「おかみさん会」の皆さん。
毎年趣向を凝らした展示で、早春の気分を味わえると楽しみにしているファンも多いそうです。
歴史をつなぎ現代に生かす
「戸定邸を歴史的財産として守りながら、今を生きる人たちにも親しみながら理解していただくことを大切にしています」と語るのは、戸定歴史館学芸員の小川さん。
残されている明治時代の戸定邸庭園の写真を参考にして、それを再現するべく庭木などの手入れを行っているとのこと。
邸内に設置されている二次元コードをスマートフォンで読み込んで、当時の写真と見比べるのも興味深いのでは。
他に、端午の節句や七五三の時季にも展示に工夫を凝らすなど、市民の財産としての活用に心を砕いていると話しています。
園内では梅園の梅や河津桜も見頃の季節。
かわいらしいおひなさまが春を実感させてくれそうです。(取材・執筆/にゃっつ)
期間/2月20日(火)~3月3日(日)予定 場所/戸定邸 住所/千葉県松戸市松戸714‐1、戸定が丘歴史公園内 入館時間/午前9時30分~午後4時30分(午後5時閉館)※ 月曜休館 入館料/戸定邸=一般250円、高校生・大学生100円 ※戸定歴史館は別途
問い合わせ 戸定歴史館 電話番号/047-362-2050 ホームページ/https://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/index.html