散歩スタイル別!おすすめ最適イヤフォン8選。街歩きのBGMはこれで奏でるべし
地図、靴、そしてイヤホンこそ散歩の神器。でも、結局どれがいいのよ! とお悩みのあなたのために、歩き方に合わせた商品をイヤホンの達人に教えてもらいました。
おすすめを教えてくれたのは……
中野『FUJIYA AVIC(フジヤ アビック)』のスタッフ・阿部将太さん
高価格帯は老舗メーカーが強いのですが、手ごろな商品は中国系メーカーが席巻していて品質も驚くほど上がっていますね。選択肢の多さはやはりワイヤレスが圧倒的です」と、昨今のイヤホン事情を教えてくれた阿部さん。
今回は散歩スタイルへの適用性を重視して、音質はバランスのとれたフラットな傾向のものを選んでいただいた。どれもある程度の防水性を備え、多少の雨に遭う程度なら問題なく使えるそう。
「audio-technica にはケース込みで65時間という超ロングバッテリーの商品もあり、イヤホン本体だけで持ち歩くこともできます。身軽に散歩したい方はぜひ!」
理想の歩き方にぴったりな音楽散歩の相棒、見つかった?
FUJIYA AVIC(フジヤ エービック)
住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F/営業時間:10:30~20:00/定休日:無(施設休館日の2月第3水)/アクセス:JR中央線・地下鉄東西線中野駅から徒歩4分
【シティさんぽ用】人通りが多い場所でも安心の開放型
音のバランスも優れた快適な優等生「DENON / AH-C500W」
環境音を遮断することなく、適度に街の音も聞きながら歩ける開放型(インナーイヤー型)。比較的重量が軽く長時間の使用でも疲れない装着感ながら、サウンドのバランスもよい。連続再生7時間(24時間)。重量4.5g(50g)。
クラシカルなレザー調ケースに一目惚(ぼ)れ「Marshall / Minor IV」
イギリスの老舗ギターアンプメーカーが手掛けるイヤホンは、アンプやシールドケーブルのようなデザインも秀逸。「ファッション性も重視したい方におすすめです」と阿部さん。連続再生7時間(30時間)。重量7.39g(39.41g)。
【鉄道さんぽ用】音漏れ厳禁! じっくり聴きたい乗車時間に
ありのままの音が聴ける独自技術「Technics / EAH-AZ100」
Panasonic によるオーディオブランドの最上位モデルで、「磁性流体ドライバー」導入による臨場感ある音が見事! 耳にすっぽり収まるコンパクトな形状で付け心地も安定感あり。連続再生7~10時間(18~28時間)。重量5.9g(53.8g)。
電車のガタゴト音が消え去る!?「SONY / WF-1000XM5」
「マルチノイズセンサーテクノロジー」なる技術がかなえる高度なノイズキャンセリングで、特に低域のノイズを軽減。電車のなかでも圧倒的な静寂のなかで音楽鑑賞に没頭できる。連続再生8時間(36時間)。重量5.9g(50.8g)。
【ハードさんぽ用】走ったり、坂をのぼったり、踊ったり
効率よく音が伝わる軟骨伝導タイプ「audio-technica / ATH-CC500BT2」
頭蓋骨に振動を伝える骨伝導とは全く異なる、「第3の聴覚経路」を使った軟骨伝導タイプ。スポーツシーンでの利用を想定されているから激しく動いてもへっちゃら。音漏れ抑制モードもあるのがうれしい。連続再生20時間。重量32g。
耳の蒸れや聴き疲れとはおさらば!「Panasonic / RB-F10D」
耳を塞がないオープンイヤー型は圧迫感がなく、「耳元にスピーカーがあるようなイメージです」と阿部さん。シリコン素材のイヤーフックが、ずれにくくしっかりフィットしてくれる。連続再生7時間(25時間)。重量8.7g(53g)。
【晴れの日さんぽ用】帽子やサングラスが必須の天気に
耳の軟骨に装着するイヤーカフスタイル「Victor / HA-NP1T」
イヤーフック付きが気になるけれど、帽子やサングラスに当たるのが気になる……とお困りの方にはこれ! カラーの選択肢も豊富でアクセサリーのよう。もちろんメガネとも相性よし。連続再生8時間(24時間)。重量4.9g(39.8g)。
【ベロベロさんぽ用】落としたりなくしたりしがちな飲んべえに
懐にも耳にも優しい、コスパ抜群の有線「AZLA / AZLA TRINITY Type C」
USB タイプC 端子でイヤホンジャックのないスマホもOK。ケーブルも1.5m と長めで使いやすく、「音質も1万円代の商品に引けを取りません。約2000円でこれは素晴らしい」と阿部さんも太鼓判! 防水・防塵性や重量はメーカー情報なし。
※値段は『FUJIYA AVIC』での販売価格。
※連続再生=1回の充電で再生できる時間(括弧内はケースでの充電を含む)。重量=完全ワイヤレスはイヤホン片耳の重さ(括弧内はケース込み)。
取材・文=中村こより 撮影=岩堀和彦
『散歩の達人』2025年10月号より