Yahoo! JAPAN

「しばれる」朝に早起きしたら行ってみたい近場の冬の絶景スポット

asatan

「しばれる」朝に早起きしたら行ってみたい近場の冬の絶景スポット

【旭川ゆかりの文学の舞台】旭川市外国樹種見本林

旭川駅から車で10分の距離にある「旭川市外国樹種見本林」へ。旭川を代表する作家「三浦綾子」氏の代表作「氷点」の舞台にもなった場所です。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご 訪れた日は暖かい日が続いており雪は少な目

駐車場からすぐ、高い高い松の木の間に続く白い道。今年は雪の少ない旭川。ふんわり積もっていたらもっときれいなんだろうな。

出典:あじつけたまご

雪が少なくても、やはり旭川は寒い。天に向かって伸びる松の間から見える青空。寒いからこそ冬の空は冴え冴えとしています。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご 「氷点」の舞台になったストローブ松の林

旭川市外国樹種見本林
【住所】旭川市神楽7条8丁目
【TEL】0166-61-0206(上川中部森林管理署)

三浦綾子記念文学館

外国樹種見本林に隣接している「三浦綾子記念文学館」にも寄ってみました。中にはカフェもありカフェだけの利用もできます。そういえば、見本林には海外の観光客の方もちらほら。堤防の方でそり滑りをしている家族連れも。三浦綾子さんの本は海外でも翻訳されて読まれているそうなので立ち寄る方も多いそう。

出典:あじつけたまご 三浦綾子記念文学館
出典:あじつけたまご

ホールの吹き抜けが六角形になっていて「雪の結晶」をイメージしています。日光の入り方で真ん中に星が現れるそう。来館したら是非天井を見上げてみてくださいね。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご 海外版の三浦綾子さんの著書

三浦綾子記念文学館
【住所】旭川市神楽7条8丁目2-15
【TEL】0166-69-2626
【開館時間】9:00~17:00(最終入館は16:30)
【入館料】大人700円 学生300円 ※小中高生は無料
【令和7年度休館日】月曜日、年末年始(8月は無休)

※旭川市外国樹種見本林、三浦綾子記念文学館は1つのMAPで表示

【旭川市郊外】永山新川

旭川中心部から永山~当麻方面に向かう途中に渡る川「永山新川」。牛朱別川から石狩川への分水路として作られた人工の河川で、季節になれば桜も咲き水鳥たちも沢山生息する癒しのスポット。

第一北永橋付近から

日が暮れるころのマジックアワーの時間もキレイなのですが、この時期は早朝もおススメ。川は凍り、木々は真っ白く着氷して神秘的な光景。一面「けあらし」が立ち込めて幻想的な景色が見えることも。

出典:あじつけたまご

葉を落とした木々が真っ白なツリーの様。川も氷の世界。動物の足跡だけがてんてんと続いていました。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご

永山新川・第一北永橋付近
【住所】旭川市永山町14丁目143

【旭川のお隣 当麻町】くるみなの庭~当麻山展望台

「永山新川」から車で15分ほどの【当麻町】の「くるみなの庭」へ。春から夏にかけて沢山の花が咲き、秋には紅葉がきれいな公園です。

出典:あじつけたまご

「くるみなの庭」の向かいにある「オートオアシス」に外国の観光客を乗せたバスがトイレ休憩で停まるのですが、皆さん写真をパチパチ。冬は奥の白樺の林が特に美しいのです。数年後には有名な観光地になる可能性もあるかも!?

出典:あじつけたまご

うさぎとか現れないかしら?とじっと眺めていたけれど出て来そうもない。右手の奥の方に「くるみなの散歩道」まで100mの看板が。ちょっと散策してみるかな?

出典:あじつけたまご

森の中を歩くと、美しい鳥の鳴き声やキツツキが木をつつく音が聞こえてきます。見渡すと動物の足跡もいっぱい。これはなんの動物なんだろう?と想像しながら歩くのが楽しい。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご

しばらく林の中の散歩道を歩くと「展望台入口」の看板。「むむっどうしよう…。展望台ということは山を登る道かぁ。」ここで引き返すこともできるけど、展望台までは20分くらいだからいけないことはない。今日はダウンに防寒ブーツだしいってみるか!

出典:あじつけたまご

運動不足の私にはちょっとした冒険気分(←大げさ)。この日はかなり冷え込んだ朝だったけど、この寒さだからこそ見られる光景があるはず。先人が歩いた足跡に勇気をもらいながら進みます。

しばらく進むと、展望台まで290m看板が現れ、「善意のはやにえ」が。
(…「善意のはやにえ」とは道端で落ちていた落とし物が踏まれたりせずに持ち主に見つけてもらえるよう、近くの柵などにかけておいてあげることです。)

出典:あじつけたまご メロン柄?みたいな手袋を片方落とした方 ここにありますよ~

「くるみなの散歩道」自体は緩やかな坂なのですが、「展望台」まではちょっときつい傾斜になります。でも、空を見上げて深呼吸すれば、真っ白に「しばれた」木の枝がなんてきれいなんでしょう!

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご

展望台まで250m、展望台まで130mと少しずつ近づいていきます。あと少し!

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご

ようやく、展望台が見えてきました!あとひと踏ん張り。

出典:あじつけたまご

展望デッキまできました。残念ながら、展望台の一番高い所は、閉鎖。そして当麻町の街並みを一望できるはずが霧で見えません。でも雲の上にいるみたい。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご 展望台にいる恋愛の妖精「恋愛ウン精」 恋愛運があがるかも?

しばらく霧が晴れるのを待ちましたが、変わりそうにないので戻ることに。来た道と別に展望台のすぐ下にもう一本下る道があります。こちらからは当麻山スキー場に出る道。

出典:あじつけたまご ←左 当麻山スキー場 右→展望台

展望台の裏側ははきれいに晴れていました!
木々の枝のフレームから見える、雪をかぶった真っ白な大雪山。
葉が落ち、枝だけの時期だからこそ見える姿。

出典:あじつけたまご
出典:あじつけたまご

スキー場のてっぺんから見えるのは、絵画の「ブリューゲルの『雪中の狩人』」のような風景。絵ではスケート場ですが、ここではスキー場が見えます。青空と白い斜面、白く凍り付いた木々と遠くに見える山。これぞ北海道の「しばれた朝」の絶景です。
頑張って歩いてきたかいがありました。是非、寒い日に温かい服装で訪れてみてください。

出典:あじつけたまご キレイに整備された当麻山スキー場

くるみなの庭・とうま山展望台
【住所】北海道上川郡当麻町市街6区
【施設問合先】
当麻町役場まちづくり推進課地域振興係
【TEL】0166-84-2111

※くるみなの庭、とうま山展望台は1つのMAPで表示

【関連記事】

おすすめの記事