「120円で3時間楽しめる!」釣りエサに【セブンイレブンのシーフードミックス】が最強説
海の魚も川の魚も、専門の餌を買うのがもったいないほど、即席的な餌で釣れてしまうことがある。川の魚はパンやうどんカスで釣れるし、海の魚はよっちゃんイカでも釣れる。今回紹介する「シーフードミックス」など、もはや贅沢品といえるかもしれない。穴釣りのお供に、ぜひ一度試してみてほしい。
手軽に手に入るエサ「シーフードミックス」
エビや貝やイカが冷凍されたシーフードミックス。スーパーで買って冷凍庫に入れておくサイズを、小分けにして持って行ってもいい。しかしなんともちょうどいいモノがあって、セブンイレブンで売られている120円のお品を紹介したい。
まるで釣り餌用にあつらえたかのようなサイズだが、そんなことはない。もちろん食卓に出すためのちゃんとした冷凍食品である。そうは言いながらも私もコレを見つけたときには、思わず「釣り用じゃないか」と笑ってしまいそうになった。
だが、言われてみれば(ということもないが)、野菜炒めや焼きそばなどに混ぜるのにも、この小さいサイズはちょうどよさそうだ。いずれ本来の使い方もしてみたい。
このシーフードミックスの中身は、エビ、アサリのような貝、イカの3種だった。回転寿司のマグロもアカマンボウだと言うし、実際、どうだろう……。もはや名前があるかどうかも不明なほど大量に採れる市場価値の低いヤツらなのだろうが、生餌であることは事実だ。
探り釣り、穴釣りで釣れる、「そんなに餌の内容を問わないヤツら」には向きそうである。
穴釣りで実釣
早速、穴釣りでシーフードミックスを試用してみた。
開始2投入ばかりで、カサゴ、現る。
カサゴのオンパレードとなった。夏なのでサイズ的にも小さいが、穴釣りの餌で他のものと遜色する感じがしない。貝とイカで釣れて、今回は残念ながらエビには魚がつかなかった。何か理由があるのだろうか?
エビだけは本当に無反応で、何かしら、腹立たしい感じすらした。エビなんておまえら全員好きだろ!と言いたいが、魚にだけわかる微妙な違いがあるのかもしれない。
そういえば、カワハギ釣りでのエビは餌のつけ方はちょっとカットして使うとか、そういうのがあったっけ……。
よっちゃんイカとの比較
この日の釣行では「よっちゃんイカ」も持参していた(ちなみに商標は「よっちゃん」らしい)。こちらはイカを酢漬けみたいにした駄菓子で、前々から使っている。
紅の着色料が何か気に入らないのか、その日の雰囲気次第では、魚に全無視されることもある。しかしこの日は釣れた。
魚の反応を「シーフードミックス」と「よっちゃん」で比べてみると、この日はほとんどかわらなかったが、おそらく最後には「シーフードミックス」が勝つ。
まだしも海産物という「原型」に近い姿を留めているし、エビ貝イカと3種あれば心強い。夏ならば現地ですぐ溶けるし、そうでなくても無理やりジグヘッドにさして海中で漂わせていれば、すぐに半解凍できるだろう。
120円で3時間遊べる魅力
シーフードミックスで釣った日は、夕マヅメからワームとメタルジグにかえた。やはりこの時間はルアーの方にもよく食うし手返しよく、さらにサイズも大きくなる。
ただ、この日は、逆にワームを穴の中に落としてもダメで、カニ型のワームをちぎられた程度だった。深追いしてもだめだったと思う。日中は、このような「なんちゃって生餌」がベストかもしれない。
よっちゃんいかは30円で、シーフードミックスは120円で買った。半分は残して帰ってきた。おそらく全部で3時間は持つはずだ。暗くなると穴の中の魚は、あまり反応しなくなる。夜に消波ブロックに乗るのも危険なので、日中の軽い遊びにとどめておこう。
<井上海生/TSURINEWSライター>