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都市部と地方部で【集魚灯】アジングを実釣検証 釣り場混雑対策にも?

TSURINEWS

集魚灯を使い釣った良型アジ(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

空前の釣りブームで好ポイントはどこもいっぱい。こうなればもう自ら作り出すしかない?今回は集魚灯を使ったアジングに挑戦してきたので、模様をリポートする。

人気釣り場は大混雑

新型コロナウィルス感染拡大防止で重要な「3つの密」を避けるということで密を回避できるレジャーとして釣りブームが再燃している。釣り人が一気に増えたここ最近では一級ポイントと呼ばれる場所は入ることすら困難な状況が多い。

再燃するまで筆者は自然な状況でいかにアジを釣ることができるかというモットーでやってきていたが、ポイントに入れないのでは釣りも何もできたものではなくなってきた。正直に言って集魚灯を使ってまでするなら別の場所に行けばいいと考えていたが、別の場所ですら入れない状況である。

釣り場の閉鎖も

また、釣り人の増加によるゴミ問題や騒音問題で貴重なポイントが釣り禁止や最悪の場合関係者以外立ち入り禁止の措置が新たに取られたポイントも数多くある。つまり、「移動してアジを探す」から「限られたポイントでいかに釣るか」に釣り自体を変更せざるを得なくなっている。

「集魚灯」を購入

そうなればアジを探すより寄せてしまうことが重要になり、一級ポイント以外であっても寄せる力のある集魚灯を使用したアジングもありではないかと考え、集魚灯を購入するに至った。

今回購入したのはHapysonの投光型集魚灯YF-502で、アジングメーカー34とのコラボ製品である。電池式でかつ持ち運びが苦にならないという点が気に入り購入に至った。

使用のルールもあり

ここで注意しなければならないのが、都道府県漁業調整規則で遊漁における使用する漁具で集魚灯が禁止されていないというのが大前提となる。関西エリアでは基本的に使用可能であるが他地域においては使用禁止の場所もあり、水産庁HPで確認することができる。

今回は集魚灯の効果をチェックするため都市部と地方の2か所で集魚灯アジングにチャレンジしてみた結果を報告したい。

都市部で集魚灯アジング

アーバンアジングで集魚灯を試す場所として、兵庫県の神明間で実釣を行った。一か所目は常夜灯も絡む箇所で普段ならあまり入らない所謂、2級・3級ポイントだ。ここでアジが集まり釣れだせば大成功である。

日没直前にライトを水面に向けて点灯して魚を寄せる。おおよそ30分から40分から効果が現れるというが、はたして本当に集まるのかいささか不安である。

集魚灯で魚を寄せる(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

30分後にサバ登場

点灯から30分程度したころ、グリーンに輝く集魚灯の中をサーっと輝く魚体が通過していった。遂に魚が集まり始めた!心躍る瞬間だ。ルアーのキャストを集魚灯と周辺の明暗部に集中させた。

すると数投目のフォール時にガツンとひったくるアタリが出た。すかさずアワセを入れると右へ左への激しいファイト。アジではない。ヒットしたのはサバであった。最初の一匹目は狙い通りではなかったが、出だしは順調に思えた。

サバ連発で場所移動

続いて常夜灯とアジングライトの明かりが被る場所でヒット。またもや左右に激しくファイトするサバ。どうやらサバの群れが集まったらしい。サバを避けるためにジグヘッドを重めの1.5gタングステンにかえてボトムを釣る作戦に変更するが、ボトムでもサバがヒット。

これは上から下までサバの群れ、しばらくすればサバが抜けるだろうと思い1時間程粘るが、周りのファミリーもサバばかりでアジはヒットせず。埒が明かないと判断して移動を決意した。

1か所目のポイントでヒットしたサバ(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

想定外のアコウ

1つ目のポイントから大きく移動して大型船も停泊できる水深のある場所に来た。背景には都市の煌々とした明かりが灯っている。背景の明かりで集魚灯の効果が薄れないか心配になったが、集魚灯を波止の暗部に向けて照らしてスタートした。

最初それほど潮流はなかったが、満潮からの下げ潮が効き始めて15分ほどすると底が取れないほど速い流れになってきた。ジグヘッドのウェイトを1.8gまで上げると、何とか底を取れるようになった。

底付近を丁寧に探ると止まるようなアタリが出た。アワセを入れると根掛かりしたような感覚からぬるりと上がってくる感覚。上がってきたのはなんとアコウ(キジハタ)であった。

想定外のアコウ登場(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

しばらく底を中心に攻めてみるが、アジの反応がなく表層の集魚灯周りは1つ目のポイント同様にサバの群れが右往左往している状態で。やはりアジがいるとするならば底に近い場所だろうと予測してボトム少し攻める作戦に変更した。

待望のアジ登場

ジグヘッドを底がギリギリ感じることができる1.8gから浮かせやすい1.5gにかえて底が取れたカウントまで落として少し上を探る。しかし、アタリが出ず修行のような時間が続く。

集魚灯の明暗部を意識するようにジグヘッドを流していると、フッと一瞬軽くなる抜けアタリがあった。アワせるとロッドは微妙に曲がる程度。あまり抵抗がなく上がってきたのはアジ!しかも15cmあるかどうかの豆アジであった。やはり居た!小さいアジであっても値千金である。

急激に気温が下がったこともあり、この一尾に満足して納竿とした。

小型ながらアジ登場(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

地方部で集魚灯アジング

神戸で検証した翌日、和歌山県中紀の港湾部のポイントでの検証を行ってみた。日没少し前にポイントに到着して準備を始める。ポイントは大型船も入港可能な港湾部で水深は深い部分で10m以上あり、潮流も比較的速く魚種も豊富なエリアである。

当日はカゴ釣り、サビキの人も並びアジングをしているのは私だけの状態であった。サビキなどエサ釣りの中でルアーは厳しいように感じるが、アジの食うレンジさえ合わせてやれば比較的簡単に釣れることを経験上知っているので、あまり気にはならなかった。

周囲も集魚灯持参

日没が近づくと全員が集魚灯を持参してきており、漁火のごとく一斉に海面に向けて照射が始まった。通常集魚灯の効果が出だすのは30~40分掛かると言われているが、これだけ一斉に始まると少し早くなるのではと期待してしまう。

早々にベイト集まる

しばらくすると水面が少し揺れて小魚が見え始めた。この地域でカエリと言われるイワシ類の稚魚が集まりだした。徐々にだがカエリが増えだすとライトが照射する範囲に細長い影が現れだした。タチウオがどんどん集まって来てカエリの群れに突っ込んでいる。

アジングをしているジグヘッドのテンションが一気に抜けた。1投2投でスパスパとラインが切られていく。これだけベイトのカエリやタチウオが集まるところからみてもアジングライトの効果は抜群に効いていると言って過言はないが、肝心のアジの姿が見えない。

小アジが連発

しばらくするとカゴ釣りでアジが釣れ始めた。チャンス到来、やはりライトとの明暗境にアジが居るようで、私も重点的に狙いはじめるとボトム付近でアタリが出た。15cm程度の小アジだが1匹目にホッと胸をなでおろした。

次も同じレンジを探るがアタリが出ない。ライトが効いて浮いて来たのかと思いレンジをかえると、今度は表層でヒット。次はボトム、中層とレンジがバラバラして連続するパターンが判らなくなってきた。

24cm級アジも登場

隣のカゴ釣りの方から「ライトの明暗境の奥を狙うといいサイズが出るよ。」とアドバイスを受けて0.6gのタングステンジグヘッドから0.9gの少し重いものに交換して飛距離を出すようにすると数投目でアタリが出た。

アワせると同時に重量感が伝わり使用している5.4ftのロッドがバットまで絞り込まれる。ドラグ性能を生かして何とか突っ込みを交わして上がってきたのは25cmオーバーのいいサイズ。やった!頑張った甲斐があったと思ったのも束の間、すぐに潮が止まり、目の前にいたタチウオが少なくなり、アジのアタリもなくなり納竿とした。

グッドサイズのアジがヒット(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

アジングライトは効果あり

都市部と地方での使用の実感からみると、都市部のように光量が多い場所では常に明かるい場所が多い分、ライトの効力が半減しているように感じた。逆に地方の明かりが少ない場所では効果が十分発揮されているように感じた。

特に集魚性に関しては思っていたより光量は少ないと思うが、一度寄り始めるとアジが離れにくく、特に和歌山の釣りではアジのみならず太刀魚やベイトまでもが帰りまで離れず、効果は非常に高く感じた。

商品の長所短所

製品においても底部分に磁石が入っており、漁港のボラードやちょっとした金属部分にもピタッと止めることができるのがうれしい。また、ライトの首を上下することができるので、広範囲~足元手前まで比較的フレキシブルに照射角度を替えることができる点もいいと感じた。

あればよかったと思う機能としては、絞りをかえて明るさを上下できる機能や重さの観点から電池自体が充電式であってもいいのではと感じた。

釣り人口がコロナ渦で一気に増えている現在、入りたい場所に入れなくてもアジを寄せてくれる集魚灯アジングにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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