榎が丘ファイターズ 発足40周年で式典 クラブ出身のプロもエール
今年発足40周年を迎えたミニバスケットボールクラブ「榎が丘ファイターズ」が3月9日にレンブラントホテル東京町田で記念式典を開催し、約170人が参加した。同クラブ出身でB1リーグ・川崎ブレイブサンダース所属の篠山竜青選手も駆けつけ、祝いの言葉を贈った。
榎が丘・桂・恩田小学校の児童など男女46人が所属する同クラブ。1984年に発足し、昨年度3月までに472人の卒団生を見送ってきた。1998年には女子チームが全国大会ブロック優勝に輝くなど、数々の優秀な成績を収めている。
式典当日は卒団生や保護者、クラブ関係者が参列。歴代指導者や後援会のメンバーなどがあいさつに立ち、会食・歓談を交えながら親睦を深めたほか、クラブの約40年分の思い出を繋いだビデオ上映や、クラブの歴史を織り交ぜたクイズゲームなどで盛り上がった。
クラブの経験糧に
卒団生として登壇した現役プロ選手の篠山選手は、当時試合でルーズボールに頭から突っ込んで相手のオフェンスファウルを取った時、監督が椅子から立ち上がって褒めてくれたエピソードを披露。「ここで培ったディフェンスへの情熱やファンダメンタルが今もプロ選手として活動できている大きな要因だと考えている」と話し、「クラブからBリーグやWリーグで活躍する選手が輩出されることを楽しみにしている」とエールを送った。
同クラブの齋藤洋子監督は「関係者たちと当時を振り返り、なつかしさが込み上げてきた。改めて感謝を伝えたい」と思いを語り、「これからも子どもたちが健康的に成長し、バスケットボールの魅力を楽しむことができるようなチームを目指していきたい」と意気込んだ。