企画却下40回!?スティーヴン・スピルバーグが信じた“傑作”の誕生秘話とは?『バック・トゥ・ザ・フューチャー』IMAX・4DX上映
タイムトラベルSFの最高傑作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の公開から40周年という記念すべき節目に、IMAX/4DXにて1週間限定の特別上映が決定。12月12日(金)より全国公開される。このたび、スティーヴン・スピルバーグが信じた“傑作”の誕生秘話を収めた特別映像が解禁となった。
時を超える冒険の興奮と、世代を超えて愛される物語
1985年、全世界で年間興行収入No.1を記録し、日本にも一大ムーブメントを巻き起こした本作。製作総指揮は、『E.T.』(82)や『ジュラシック・パーク』(93)で世界を魅了したスティーヴン・スピルバーグ。監督は、後に『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)でアカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス。時空を駆け抜けるマシンで主人公マーティが出会ったのは、高校生の両親だった——魅力的なキャラクターたちが織り成す夢と希望に満ちた物語は、アクションもドラマも一挙に楽しめるエンターテイメントの金字塔として、今なお多くの人々の心に深く刻まれている。
公開から40周年という記念すべき節目に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映が決定。今回の40周年記念では、史上初のIMAX(字幕版)、そしてプレミアムフォーマットでは4DX(字幕版・吹替版)での1週間だけの限定上映によって、世代を超えて愛され続ける普遍的な輝きと、今しかできないプレミアムな映像体験とが融合し、史上最高のスケールでのタイムトラベルが可能になる—。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』製作は難航の極みだった…!?
公開されるや否や、日本はもとより全世界で大ヒットとなった『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。後にタイムトラベルSFの最高傑作といわれ、今なお愛される不朽の名作だが、その輝かしい成功の裏で、製作開始がいかに困難を極めていたかを明かす、貴重な特別映像が到着した。
映像は、ロバート・ゼメキス監督の「映画作りは苦難続きだ」という言葉の紹介から始まり、製作のニール・キャントンが「小さな困難が積み重なる」と当時を振り返る。脚本/製作を務めたボブ・ゲイルが「作品を撮り始めるまでが本当に大変だったんだ」と語るように、第2班 第1助監督のミッチェル・ボックも「スタジオが決まらずなかなか企画が動かなかった」と証言。当時は「“タイム・トラベルものはヒットしない”と断られ続けた」とゲイルは明かし、その企画が却下された回数は、実に40回ほどにも及んだという。
撮られないまま終わる可能性もあったこの作品の成功を、唯一信じた人物こそが、スティーヴン・スピルバーグだった。製作総指揮/第2班監督のフランク・マーシャルが「スピルバーグには観客の感覚が分かるんだ」と評するように、彼はちょうど設立した製作会社アンブリンの「初仕事」として本作を手掛けることを決断。旧知の仲であるゼメキスやゲイルと物語を練り始め、そこに才能あるクルーが集結した。ユニバーサル・スタジオ製作部門代表のショーン・ダニエルも「最高の製作総指揮だ」と絶賛、フランク・マーシャルが「広い視野で物事を捉え、必要な時だけ介入する」と語るように、スピルバーグはまさにその手腕を発揮し、プロジェクトを成功へと導いた。
まさに「伝説の始まり」を振り返る、当時のスタッフたちの熱のこもった貴重な証言が、今、明かされる―。こうした製作陣の揺るぎない信念と情熱が結実した奇跡の物語を、40年の時を経た今、劇場の大きなスクリーンで体感してほしい。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は12月12日(金)よりIMAX/4DXにて1週間限定上映