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「津波だ!」流された家の中で九死に一生……"災害の一日前"に戻れるなら何をする?|東日本大震災から学ぶ、元自衛隊員が描く“こころの防災”#15

Sitakke

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いつ、どこで発生するかわからない災害。心構えはどのくらいできていますか?

この連載では、わたしたちの大切な命、そして“こころ”を守るための知恵を、実体験を題材に作成した漫画を通し、お届けします。

連載担当は、札幌在住の二児の母・イラストレーターのヤマモトクミコさん。
ヤマモトさんは、元海上自衛隊員で、入隊1年目に、東日本大震災の支援に従事しました。

海上自衛隊員として護衛艦に乗り、炊き出し、救助者の支援、燃料や真水の提供、救助者や遺体の捜索など様々な支援をしていたという、ヤマモトさん。現場にいた女性隊員はわずか。「だからこそ“女性視点”での支援がとても大切だと感じた」と、当時を振り返ります。

→前回の話:予期せぬ災害…妊産婦や赤ちゃんのいる家庭、どんな備えが必要?

⇒ 内閣府が公開している防災情報「一日前プロジェクト」

あとがき

今回は、内閣府が行っている防災啓発活動のひとつ、「一日前プロジェクト」を紹介しました。

読者の皆さんは「一日前プロジェクト」をご存じでしたか?
私は今回の漫画制作をきっかけに、さまざまなエピソードを呼んでみたのですが、被災者の心情や、災害で困ったことなどの体験話が、どれも本当に“リアルな声”ばかりで、とても参考になりました。

地震の多い日本に住む私たちにとって、災害が起きることはある意味で”当たり前”なはず。
……なのに、ほとんどの人は(私を含め)、「自分自身」が災害に遭ってしまう可能性があることを、想像する機会ってなかなかないですよね。

今回の漫画をきっかけに、ぜひ一度みなさんに「一日前プロジェクト」を読んでみてほしいです。
数多くのエピソードが紹介されていて、地域や災害別で検索できるのも、便利だと思います。

実際に災害に遭われた方の体験談も寄稿できるようなので、ぜひあなたご自身の経験も、教訓として投稿してみてはいかがでしょうか。救われる人たちが、きっとたくさんいると思います。

***

漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。

Instagram:@studio.kimi_cony
X:@kumiko_illust

編集:Sitakke編集部 ナベ子

【参考】
・ イラスト作成時のエピソード元として~内閣府が公開している防災情報「一日前プロジェクト」
・イラスト作成時の写真資料として~ 海上自衛隊ホームページ

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