犬が『幸せを感じなくなる』絶対NG行為5選 愛犬の幸福度を下げる飼い主の行動とは?
犬が幸せな暮らしを送るために必要な要素とは
犬が生涯、幸せな暮らしを送るためには、十分な運動や食事、睡眠といった健康的な生活習慣や、健康を維持するために必要なお世話(歯磨きやブラッシング、定期的なお風呂など)は必要不可欠です。
それに加えて快適で安心できる生活環境や、大好きな家族との愛情こもったコミュニケーション、そして犬としての欲求を満たせる遊び(思い切り走る、満足するまでニオイを嗅ぐ、狩猟本能を刺激する遊びなど)も重要です。
これらのうち、1つでも欠けてしまうと物足りなさや寂しさ、不安を感じてしまい、ストレスが溜まってしまうため、無意識のうちに幸福度が下がってしまいます。
犬が『幸せを感じなくなる』絶対NG行為5選
犬の幸福度は、飼い主の努力によって大きく左右されます。ここでは犬が幸せを感じなくなってしまう飼い主の絶対NG行為を紹介するので、心当たりはないか自身の接し方や暮らしを振り返ってみましょう。
1.飼い主が不機嫌なことが多い
一緒に時間を過ごしている時、飼い主がイライラと不機嫌な様子をあからさまに出していると、犬はそのイライラを感じ取ってしまい、ストレスを感じます。
犬は人間の表情や声のトーン、行動などから感情を読み取る能力に長けており、なおかつ共感能力の高い動物です。そのため、飼い主がイライラしている様子を見せていると、怯えたり不安を感じてしまうので気をつけましょう。
2.飼い主の気分によってルールが変わる
その時の飼い主の気分によってルールが変わってしまうと、犬は「昨日は怒られなかったのに」「何が正解なのかわからない」と大きな不安を感じてしまいます。
犬にとって、ルールは安心して暮らすために重要な要素です。「これを守れば安心して幸せに暮らせる」という基準になるため、ここが気分によって変わってしまうと戸惑いが生じ、理不尽に怒られたことによって信頼関係が崩壊してしまうこともあります。
3.家族が目の前で喧嘩する
犬は元々群れで行動していたと考えられているため、仲間意識の強い動物です。仲間同士の関係が崩壊してしまうと、群れの崩壊につながり、ひいては生き延びることが難しくなってしまいます。
現代にもこの感覚は受け継がれており、家族が目の前で喧嘩すると大きな不安や焦燥感に襲われてしまうため、強いストレスを抱えてしまいます。愛犬の前ではなるべく喧嘩せず、仲の良い姿を見せましょう。
4.甘えたいのにかまってくれない
犬は家族や飼い主に甘えたり愛情を注いでもらうことで幸福度が大きく跳ね上がります。反対に、甘えたいのにかまってくれない、アピールしても無視されるといった状況が続くと、大きな不安や悲しみに襲われます。
毎日、遊びやスキンシップ、声かけやアイコンタクトなど、愛犬が寂しい思いをしないよう適度な距離感を保ちつつ、さまざまなコミュニケーションで愛情を注いであげてください。
5.犬の欲求を必要以上に抑え込む
犬は人間とは違い、犬としての本能的欲求を持っています。例えば、人間にとって問題行動を言われる「吠える」「噛み付く」といった行動は、本来犬にとっては自然な行動です。
ただし、人間と共存する上で、こうした問題行動は正しいしつけによって控えてもらう必要があります。
その代わり、犬の狩猟本能を刺激するような遊び(縄を引っ張り合う、レトリーブ遊びなど)を取り入れたり、散歩中に満足するまでニオイを嗅ぎ回らせてあげたり、他の犬と交流させてあげるなど、犬が心の底から楽しめる要素を積極的に取り入れてあげてください。
まとめ
いかがでしたか。犬は飼い主の接し方や行動によって、幸福度が大きく左右されます。幸福度が下がってしまうとストレスが溜まり、体調にも大きな影響を与えてしまうので、愛犬がなるべく幸せに暮らせるよう努めましょう。