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ブームになった背景は?『チーズタッカルビ』を自宅で美味しく食べるコツとは?

オリーブオイルをひとまわし

ブームになった背景は?『チーズタッカルビ』を自宅で美味しく食べるコツとは?

チーズタッカルビという料理をご存じだろうか。肉と野菜、そして韓国の調味料であるコチュジャンをからめて炒めるのがチーズタッカルビである。チーズタッカルビはその名から察せられるように韓国料理のひとつで、鉄鍋を使うメニューである。若者から年配者まで、幅広い層に人気の料理だ。辛い・旨いが特徴のチーズタッカルビとはどのように作るのだろうか。今回は、チーズタッカルビについて詳細を紹介する。

1. チーズタッカルビとは?

まず、チーズタッカルビの定義を見てみよう。韓国料理のひとつであるチーズタッカルビは、一般的にタッカルビという名で知られている。タッカルビは、韓国の香辛料で味付けした鶏肉を、キャベツをはじめとする野菜とともに炒める料理である。日本ではチーズを加えることも多いため、チーズタッカルビの名が普及している。

「タッカルビ」の名前の由来

韓国表記は「닭갈비」であり、英語表記では「Dakgalbi」だ。そのため、タッカルビという不思議な響きをもつ。これは、韓国語を知れば非常にシンプルな命名であることがわかる。すなわち「タッ」という部分は鶏肉を、日本でもよく耳にする「カルビ」はあばらの肉の意である。つまるところ、鶏肉の骨の周辺の肉を食す料理という意になる。韓国語の発音の影響でタをダに近い音で発音することもある。

2. タッカルビの誕生と日本での流行とは?

日本でも人気の韓国料理。その中でタッカルビはどのあたりに位置づけされる料理なのであろうか。韓国におけるタッカルビの起源、また日本に到来して普及した経緯について見てみよう。

1960年代末に「鶏焼肉」という名前で誕生する

タッカルビは、韓国において1960年代に誕生したといわれている。当時の名称は鶏焼肉といい、1970年代に韓国北部の山間部に位置する春川(チュンチョン)で爆発的な流行を見せる。安価で庶民的な料理として大学生を中心に人気を博したという。春川では養鶏が盛んであったことが、タッカルビの普及に拍車をかけたという説もある。

2000年代の韓流ブームで日本でも話題になる

2003年から日本で放映された「冬のソナタ」は、日本における韓流ブームに火をつけた。このドラマの舞台のひとつが、タッカルビの故郷春川であった。当時よりタッカルビは春川市の料理として注目を浴びるようになった。

近年はチーズタッカルビが大流行している

チーズタッカルビは、2017年頃から若者たちの間でも検索数が増えたと報告しているのがぐるなびである。リクルートライフスタイルの調査でも、2018年に流行したグルメ第1位に、チーズタッカルビの名を挙げている。女子高生たちに人気を博したチーズタッカルビは、新大久保のコリアンタウンにそれを求める日本人が急増するというブームまで生み出したのである。

3. チーズタッカルビの特徴や魅力とは?

数ある韓国料理の中でも、チーズタッカルビがここまで人気となった理由はなんであろうか。本国韓国でも、老若男女を問わずに好まれるというチーズタッカルビ、その特徴や魅力について紹介する。

その1.とろ~りアツアツのチーズが美味しい

タッカルビの主役である鶏肉には、甘辛い味付けが施されている。一方、日本では子どもから若者に絶大な人気を誇るチーズは、チーズタッカルビにおいてとろとろになって添えられているのである。このピリ辛感とアツアツとろとろのチーズの絶妙なコラボが、人気の理由にとして挙げられる。

その2.フォトジェニックで注目が集まる

チーズタッカルビが台頭した時期は、ちょうどソーシャルメディア上でグルメを紹介するのが定着した時期と重なる。若者を中心に、グルメは味だけではなく知人たちとシェアできるビジュアルを有していることが条件となったのである。チーズタッカルビは、香辛料の赤とトロっとしたチーズが絵になる料理であり、これが人気に拍車をかけた要因ともなっているのだ。

その3.家でも簡単にチーズタッカルビが作れる

その爆発的な人気が高じて、最近では簡単に自宅で作ることができるチーズタッカルビの素が販売されている。また、コチュジャンや醤油を使って簡単にチーズタッカルビを楽しめる。余ったチーズタッカルビはうどんやスープに応用することも可能であるから、ぜひ自宅でも楽しみたい。

4. チーズタッカルビの基本的な作り方

ピリ辛やチーズといったキーワードが詰まったチーズタッカルビは、自宅で作れば家族にも喜ばれることはほぼまちがいない。ホットプレートを使って、にぎやかに楽しめるのもメリットのひとつ。そのチーズタッカルビの基本的な作り方を簡単に紹介する。

チーズタッカルビの作り方・手順

チーズタッカルビに必要な材料は、鶏のもも肉、キャベツや玉ねぎなどの野菜である。調味料としては、市販の素を使うのでなければコチュジャン、醤油、みりん、砂糖ととろけるチーズとなる。作り方は以下である。鶏肉、キャベツや玉ねぎなどの材料を食べやすい大きさに切る
鶏肉に調味料を混ぜ合わせてしばらく寝かせる
温めたホットプレートに野菜を入れてごま油で炒める
野菜が柔らかくなってきたら鶏肉も入れる
ホットプレートにふたをして、しばし蒸し焼きにする
鶏肉にしっかりと火が通ったことが確認できたらチーズを投入する
チーズがとろけるまで加熱する

5. チーズタッカルビを美味しく作るポイントとは?

基本の作り方を見ると、チーズタッカルビは決して難しい料理ではない。しかし、美味しく作るためにはいくつかのポイントがある。素人の味から脱却するために、ちょっとした手間を省かずに挑戦してみよう。

ポイント1.おすすめ具材を使おう

チーズタッカルビの王道具材といえば、鶏肉、キャベツ、玉ねぎ、にんじんである。これ以外にも、イカやエビ、トマト、きのこなど、チーズと相性がよい食材で、趣を変えたチーズタッカルビを楽しむのも乙である。

ポイント2.プロセスチーズを選ぼう

チーズタッカルビに使用するチーズは、とろけなければ意味がない。スーパーなどで販売されているチーズは、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類に分類されているのはご存じだろうか。チーズタッカルビに向いているのは、ナチュラルチーズに加工をほどこした「プロセスチーズ」だ。とくに、チーズタッカルビ向きの「シュレッドタイプのプロセスチーズ」を選ぶようにしよう。

ポイント3.タレにこだわろう

チーズタッカルビを初めて作る場合には、市販の素を使えばいとも簡単にできるだろう。自己流にこだわりたい場合には、家族構成に合わせてコチュジャンの量を調節するなどして辛さもコントロールできるのが魅力的である。とろけるチーズで辛さは軽減されるが、マヨネーズを加えたりカレー風味にしたりと、タレに関してもアレンジ法は多い。好みの味付けをぜひ見つけてほしい。

6. チーズタッカルビで簡単リメイク料理2選

ホットプレートで楽しんだチーズタッカルビは、余ってしまった場合も心配は無用である。チーズタッカルビを使ったリメイク料理は、これまた別の美味しさを堪能できるからである。そのアイデアの一端を見てみよう。

リメイク1.チーズタッカルビ焼きうどん

チーズタッカルビのあとには、鶏から出た出汁やタレの旨みがしっかりと残っている。この美味を利用して、焼きうどんにアレンジしてみよう。作り方は、茹でたうどんと取り分けておいたタレをからめて火を通すだけである。残った具材も、うどんと一緒に豪快に炒めて問題ない。仕上げには、小口切りにした万能ねぎや白ごまをトッピング。大人も子どもも楽しめる美味しい焼きうどんに仕上がる。

リメイク2.チーズタッカルビ風スープ

具材が余ってしまったら、残ったチーズとともにスープを作ることができる。鶏ガラスープの素でスープを作り、チーズタッカルビの残りの具材を入れる。軽く煮込んでなじませたら、チーズタッカルビ風スープのできあがりだ。辛さがスープによって和らぐため子どもも食べやすくなるほか、その温かさは朝食にもおすすめ。チーズの深いコクを活かして、チーズタッカルビスープを楽しもう。

結論

韓流ブームにはじまり、若者の心をつかんだことで爆発的な人気を得たチーズタッカルビ。韓国の庶民層に愛されたタッカルビが、その起源となっている。韓国料理特有のピリ辛味ととろとろチーズの組み合わせは、味わいだけではなくビジュアルも脚光を浴びてソーシャルメディアを彩っている。自宅でもぜひ、市販の素や自家製のタレを駆使し美味しいチーズタッカルビを楽しんでほしい。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:管理栄養士 岩切千晃

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