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雪ほたか×銅羽釜で炊く“主役ごはん”をおひつで。神戸三田に『こめ食堂』オープン 神戸市

Kiss

日本百名山「武尊山」から湧き出る天然水と、自然豊かな群馬県川場村の気候に育まれたコシヒカリ「雪ほたか」。新米の食味を競う国際大会で連続金賞を受賞するなど、その品質は高く評価されています。長らく地元や関係者の間だけで楽しまれてきた、まさに“幻のお米”です。

そんな「雪ほたか」を、日本に数人しかいない鍋職人が手打ちした特注の銅羽釜で丁寧に炊き上げ、最高の食べ頃で提供する『SALON GINZA SABOU こめ食堂』が、7月30日、神戸三田プレミアム・アウトレット内にオープンしました。

今回はオープンに先がけて行われた試食会の様子をレポートします。

店内は48席の広々とした空間。通路にもゆとりがあり、ベビーカーや大きな荷物があってもスムーズに移動できます。

同店はセルフサービス形式。順路に沿って料理を選び、お盆にのせて自分で席まで運ぶスタイルですが、このゆとりある設計のおかげで、セルフでも戸惑うことなく運べますね。

まずは席を確保し、カウンターの右側から順にメニューを選んでいきましょう。

最初は主菜。定番を含め、常時4種類の中から選べます。

続いて、上下2段にずらりと並んだ小鉢から副菜をチョイス。

旬の素材を使ったものから、ご飯がすすむ定番の副菜、甘味まで約30種類が並び、どれも魅力的でつい迷ってしまいます。スタッフさんによると、多くの人が平均3品ほど選ぶそう。

メニューが決まったらレジへ。ご飯は「羽釜で炊いた雪ほたか(660円)」か「季節の炊き込みご飯(770円)」を選びます。どちらも白米のおかわりが可能です。

主菜の焼き魚は、目の前のオープンキッチンで一枚ずつ丁寧に焼かれていて、立ちのぼる香ばしい香りに思わずお腹が鳴りそうになります。まさにライブ感たっぷり!

支払いを済ませた後は、主菜、ご飯、お味噌汁を受け取ります。

「季節の炊き込みご飯」はレジで受け取ります。

「雪ほたか」を選ぶと、一人用のおひつ茶碗2杯分がよそられて提供されます。追加でおかわりが欲しい時は、おひつを持って同じ場所へ。

お味噌汁にも注目です。宗田節・むろ節・うるめ節の出汁に、杉樽仕込みの熟成味噌を合わせたオリジナルブレンド。

筆者のおすすめは「雪ほたか」のおかきと、うめ紫蘇、ごまの組み合わせです。

お味噌汁もおかわり自由で、さらに「雪ほたか」のおかき、かぼす、梅紫蘇など5種類のトッピングを自由に加えることで、自分好みに味変も楽しめます。

お盆いっぱいに並んだ、炊きたてごはんと味噌汁、彩り豊かな小鉢たち、そしてメインのおかず。おひつの存在感も相まって、思わず「わあ…!」と心の声が漏れてしまいました。

どこから食べようか迷いつつも、やはりまずはご飯から。ひと口食べた瞬間、粒の立った食感とふわっと広がる甘みに感動しました。

しっかりしょっぱい梅干しにも、旨みたっぷりのふりかけにも負けないお米の存在感。どんなおかずにも寄り添える、まさに“主役級のごはん”です。

主菜の唐揚げには、精米時に出る米ぬかや、時間の経った『雪ほたか』が衣に使われています。冷めてもサクッとした食感が残り、最後まで美味しくいただけました。お味噌汁に入れた「雪ほたか」のおかきも、香ばしくて絶品!

締めは、お店で漬けたはちみつレモンを使ったゼリーで、口の中をさっぱりとリセット。最後まで大満足のひとときでした。

「川場ビール 雪ほたかピルスナー」990円(税込)

そしてもうひとつ注目したいのが、「雪ほたか」を使用したクラフトビール。すっきりとした飲み口に、ほんのり甘いお米の香りが広がるそうです。車での訪問だったため今回はいただけませんでしたが、次回はぜひ味わってみたい一杯です。

米の品種を選ぶ余裕すらなかった“令和の米騒動”。そんな時代だからこそ、炊きたてのお米をおひつで受け取り、ひと口ずつ丁寧に味わうことの贅沢さが心にしみました。

一杯のごはんを、こんなにもていねいに味わったのは久しぶりかもしれません。お米のある暮らし。そして、それを支える生産者や職人たちへの感謝が、自然と湧き上がるような体験でした。


場所
SALON GINZA SABOU こめ食堂 神戸三田店
(神戸市北区上津台7丁目3番 神戸三田プレミアム・アウトレット1210区)

営業時間
11:00~21:00(L.O.20:00)
※施設営業時間に準ずる

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