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「舌から毛が!」「きちんとキスできない」 脚の皮膚組織を移植した舌がんの女性(英)

Techinsight

昨年2月に舌の再建手術を受けた女性(画像は『Metro 2021年4月12日付「Mum left with hairy tongue after doctors reconstruct it with skin from leg to remove cancer」(Picture: Jam Press)』のスクリーンショット)

昨年2月、舌がんのため舌の一部を切除し、自身の脚の組織などを移植して舌を再建した48歳の女性が、手術に至るまでの経緯やその後の様子を『The Sun』『Metro』などに語った。女性の舌の機能はかなり回復したものの、生活をしていくうえでの悩みは今も尽きないという。

英ロンドン南東部ブロムリーに住むアナベル・ロヴィックさん(Annabel Lovick、48)は昨年1月、ステージ2の舌がんと診断され、翌月に舌の一部を切除する手術を受けた。

ロンドンのガイズ病院で行われた手術は約10時間に及び、医師らはアナベルさんの舌の3分の1以上を切除し、ふくらはぎの皮膚組織などを舌に移植して再建した。またがんが見つかった舌に近い位置にある、左側頸部(首)のリンパ節が切除された。

アナベルさんが舌に異常を感じたのは2019年のことで、左下に小さな潰瘍があるのに気付いた6週間後にかかりつけ医の診察を受けた。しかしその医師に「あなたは舌がんになるような人ではない。全く心配いらない」と告げられ、そのままの状態で2か月間も放っておいた。

アナベルさんは「舌がんだと分かったのは、たまたま行った歯科医が私の舌の異常に気付いたからなの。診察後すぐに病院を紹介されて検査を受け、あっという間に手術となったのよ」と当時を振り返り、こう続けた。

「手術後48時間はつらかったわ。気管切開をして、動くことも話すことも唾を飲み込むこともできず、よだれが垂れてもそのままだった。口は開いたままで顎が大きく腫れ、首から頭がポロリと落ちるのではないかと思ったほどよ。でも2週間の入院後、なんとか退院できたの。」

実はアナベルさんは2015年に14年間を共にした夫と離婚し、それ以来16歳と14歳の息子を一人で育ててきた。舌がんの告知を受ける10か月前には、多尿やのどの渇きが特徴の腎性尿崩症を発症し、販売とマーケティング会社の運用管理者としての仕事を失っていた。

「それまでは病気知らずだったのに、1年で2つの病気を患い人生が変わった」と語るアナベルさん。舌の手術から1年以上が過ぎた現在は普通に話をすることができるが、疲れると滑舌が悪くなってしまうという。

アナベルさんは「手術前に医師は、私が術後に舌を噛んでしまうことがないようにと奥歯を3本抜いたのよ。でも奥歯がないとうまく噛むことができないから、今は義歯を入れるのを待っているところなの」と明かし、新しい舌の状態について次のように説明した。

「今もアイスクリームを舐めることはできないの。それに再建された舌からは毛が生えているわ。自分の脚から移植したからでしょうけど、変な話よね。」

「そして一番悲しいことは、きちんとキスができないことかしら。驚くかもしれないけれど、これって本当に大切なことなのよ。」

ちなみに病気だったアナベルさんを支えたのは、2人の息子と2018年に知り合ったパートナーのダリルさん(Daryl)だそうで、「どんな状況に陥っても、彼らは私を支えてくれたの。『手術後はこれまでと全く同じようにはいかない』という覚悟はできていたけど、彼は私としっかり向き合ってくれた。だから私も常に前向きでいられたのよ」と声を弾ませた。

現在アナベルさんは、人生に対して的確なアドバイスをするライフコーチとして、またNLP(神経言語プログラミング)のプラクティショナーとしてコーチングや自己啓発の分野で活躍しており、「自分の経験が少しでも他の人の助けになれば、これ以上嬉しいことはない」と語っている。

画像は『Metro 2021年4月12日付「Mum left with hairy tongue after doctors reconstruct it with skin from leg to remove cancer」(Picture: Jam Press)』『The Sun 2021年4月12日付「TONGUE TIED Mum’s shock at HAIRY tongue after cancer ate away at it and it was rebuilt from her leg」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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