【夏を元気に!薬味レシピ帖】藤井恵の「鶏肉の塩しょうが焼き」
読んで字のごとく、薬味には健康によい成分が。その効果を体現する「薬味ラバー」の藤井恵さんが、薬味を使い方を紹介します。
淡泊な鶏むね肉と新しょうがは相性ピッタリ。しょうゆは使わず、塩の「甘じょっぱ味」で軽やかに。
【レシピ】鶏肉の塩しょうが焼き
1 新しょうがは3mm幅の長めの細切りにしてバットなどに入れ、Aを加えて混ぜる。
2 鶏肉は厚い部分をこぶしでたたいてならし、一口大に切る。1に加えてしっかりとからめ、新しょうがとつけ汁をきって小麦粉を薄くまぶす。新しょうがとつけ汁はとっておく。
3 フライパンに油大さじ1/2を中火で熱して2の鶏肉を皮を下にして並べ入れ、焼き色がついたら上下を返す。合計7~8分間焼き、両面がこんがりとしたら2のつけ汁と新しょうがを加え、汁けがなくなるまでからめながら焼きつける。
[1人分240kcal 調理時間20分]
恵の新しょうがMemo
香り成分(シネオール)には食欲増進、消炎作用が、辛み成分(ジンゲロール)には殺菌作用があります。加熱により生まれる成分(ショウガオール)には、体を温め、新陳代謝を促す作用も。「みずみずしさ、食べやすさが魅力!」
【教えてくれた人】藤井 恵(ふじい・めぐみ)
料理研究家、管理栄養士。おしゃれだけれどつくりやすく、健康的でありながらおいしさ優先の骨太なレシピが人気。
撮影・野口健志
スタイリング・大畑純子
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2025年8月号より抜粋