Yahoo! JAPAN

仕事帰りに寄りたくなる、お酒も飲める喫茶店「喫茶とお酒 ムラリス」。

Things

仕事帰りに寄りたくなる、お酒も飲める喫茶店「喫茶とお酒 ムラリス」。

「あの料理が食べたい」「あそこのサービスは信用できる」。そういう理由でお店に通う人は多いと思います。その一方で「あの人に会いたい」という理由で通っているお店もあるのではないでしょうか。JR新潟駅前にオープンした「喫茶とお酒 ムラリス」のオーナー・渡邊さんが目指すのもそんなお店。仕事帰りのお客さんが集まる夕暮れどきのお店にお邪魔して、お店をはじめたいきさつやこだわりについて聞いてきました。

喫茶とお酒 ムラリス

渡邊 映美 Emi Watanabe

1997年新潟市中央区生まれ。新潟ビジネス専門学校 販売・マーケティング科卒業。様々な飲食店でのアルバイトを経て「むらりすcafe」をはじめ、2024年よりJR新潟駅前で「喫茶とお酒 ムラリス」をオープン。お酒が好きで今はクラフトビールにハマり中。

「みんなを幸せにしたい」という思いが込められた店名。

——こちらはどういったお店なんですか?

渡邊さん:コンセプトは「昼でも夜でも楽しめる、ちょっと大人な喫茶店」なんです。

——どういういきさつでオープンすることになったんでしょう?

渡邊さん:私が子どもの頃は両親が共働きをしていたんですけど、親が帰ってくるまでの間は近所の喫茶店や中華料理店にお邪魔していて、そのおかげで孤独を感じることなく過ごせていたんです。そのときの経験もあって、自分でお店をやることに憧れるようになりました。

——子どもの頃の思い出が、そのまま憧れになったんでしょうか。

渡邊さん:そうかもしれませんね。その夢を叶えるためにビジネス専門学校で接客について学んで、卒業してからもいろいろな飲食店でアルバイトをしながら接客経験を積んできたんです。多店舗経営をしている企業で働いたときには「人も商品」という考え方を教わりました。

——それはどういう意味なんですか?

渡邊さん:飲食店なら最初はメニューやサービスへの興味でお客様が足を運んでくれますけど、それ以降もリピートし続けていただくためには、スタッフの魅力が大切になってくるんですよ。そのためにも、どうすればお客様に喜んでいただけるのかを常に考えています。

——自分のお店をオープンするにあたって、苦労したことがあったら教えてください。

渡邊さん:仕事帰りにお酒を飲みながらひと息つけるような店にしたかったので、新潟駅前でオープンしようと思ったんですよ。でもなかなか条件に合う物件がなくって、知り合いのバーを間借りするかたちで「むらりすカフェ」っていう店を営業していました。こちらの物件で新たに「喫茶とお酒ムラリス」をオープンできたのも、以前の職場の同僚のおかげなんです。人に助けられていることを感謝しています。

——それって渡邊さんの人望も大きいのかもしれませんね。ちなみに「ムラリス」という店名には、どんな意味が込められているんでしょうか?

渡邊さん:かすみ草の一種で、「ちいさな幸せ」という花言葉があるお花なんです。私がお店をやる上で大切にしている「みんなを幸せにしたい」という気持ちをいつまでも忘れないように、店名に使っています。

喫茶店とバーが融合した空間やメニュー。

——落ち着きがあって居心地のいいお店ですね。

渡邊さん:ありがとうございます。喫茶店とバーを融合させたようなイメージの内装にしてもらいました。

——確かに、喫茶店の懐かしさとバーのお洒落っぽさを感じます。

渡邊さん:そうなんです。今風でありつつ懐かしい「ニューレトロ」といった雰囲気にもしたかったんですよ。あと最大のこだわりはカウンター席ですね。

——「喫茶店」といえばカウンター席ですよね(笑)

渡邊さん:ずっと私の憧れだったんですよ(笑)。お客様とのコミュニケーションも取りやすいですね。

——メニューについてもお聞きします。ナポリタンやクリームソーダといった、喫茶店でお馴染みのものが多いですね。

渡邊さん:子どものときに食べたような懐かしさと、親しみやすさや食べやすさを大切にしているので、味付けは甘めにしてあるんです。あと、すぐお腹いっぱいにならないようボリュームは軽めにしてあります。

——それはどうしてなんですか?

渡邊さん:女性のお客様も多いので、いろいろなお料理を楽しんだり、次のお店でも料理を楽しめるよう配慮しているんです。

——ちなみに、人気があるのはどのメニューなんですか?

渡邊さん:ナポリタングラタンやオムライスですね。私はチーズが大好きなので、みんなに食べてもらえるように、チーズのトッピングを無料にしているんです。あとお酒と合わせても楽しめるよう、燻製ソーセージをオプションでつけることもできます。

——へぇ〜。メニューにも喫茶店とバーの融合を感じられますね。

渡邊さん:クリームソーダもお酒で割って提供することができますからね。推しカラーのクリームソーダを楽しんでいただけるよう、カラーバリエーションも増やしました。今はブラックのリクエストにお応えするために研究中なんです(笑)

——お客さんは嬉しいでしょうね(笑)

渡邊さん:リクエストには柔軟にお応えしています(笑)

——渡邊さんの接客を見ていると「お客様」というより「人」として接しているように見えますね。

渡邊さん:常連のお客様はもちろん、新規のお客様と仲良くなれることが嬉しいんですよ。今後は自分と同じように、お店をはじめてみたい人を応援していきたいんです。そのためにも、まずは自分が成功しなければと思っています。

——そうなんですね。では、これからやってみたいことってあるんですか?

渡邊さん:イベント出店をして、出店者のお友達を増やしたいんですよ。どなたかぜひ誘ってください(笑)

喫茶とお酒 ムラリス

新潟市中央区明石1-7-1 芙蓉コモンズ1F

070-6660-0517

11:00-23:00

木曜休

【関連記事】

おすすめの記事