食べ歩きにもお土産にも♡神戸風月堂「元町本店限定」の特別なスイーツ 神戸市
明治30年創業の神戸を代表するお菓子メーカー『神戸風月堂』。看板商品の「ゴーフル」を食べたことがある方も多いのではないでしょうか。神戸っ子や兵庫県民に馴染みの深い『神戸風月堂』には、元町本店でしか味わえない特別なスイーツがあるんですよ。私も“コレは食べたい!”と思って取材することにしました。
『神戸風月堂 元町本店』はJR元町駅から歩いて約5分の所にあり、レンガ造りの風情ある外観が印象的です。
店内は甘〜い香りが漂い、“お菓子屋さんに来たっ♪”と気分が高まりました。
ちょうど、お目当ての本店限定商品「三丁目のりんごちゃん」を焼いているところでした。パイ生地の上にスポンジケーキとフレッシュなりんごスライスフィリングをたっぷりのせて、さらにパイ生地で挟んで焼き上げます。
「三丁目のりんごちゃん」は、出来立てのアップルパイを食べ歩きで楽しめるテイクアウト商品。お持ち帰り用の箱もあるので、お土産としても喜ばれるスイーツです。
赤い包み紙で巻かれた見た目がとってもキュートで、思わず写真に撮ってSNSにアップしたくなっちゃいますね。
一口食べるとバターの香りが口いっぱいに広がりパイ生地はサクッ。ぎっしり入ったりんごは控えめな甘さでシャキシャキ。りんご本来の美味しいさを存分に味わえます。スポンジケーキとのバランスがよく、洗練されたアップルパイです。
りんごの軸をイメージしたココアクッキーも、店内で手作りされているんですよ。ほろ苦いクッキーは存在感があり、味のアクセントになっています。
幅広い層の人に楽しんでほしいという思いから、あえてシナモンは使用せず、素材本来の味や香りをより引き立たせるように上品な甘さに仕上げられています。
2つ目の本店限定商品がこちらの「ゴーフニャ」。2020年に“生感覚”のゴーフルをイメージして考案されました。
今回特別に、製造の様子を見学させていただきました。なんと1枚1枚職人が手作りしているんです。2枚の鉄板で挟んで焼く製法はゴーフルと同じなんだそうです。
薄い生地をさらに2枚にスライスするという職人の技が光ります。
生地には蜂蜜が入っていて、フランス産のカナソードシュガーと濃厚なバターを使用したバタークリームをサンド。数日間かけて生地にクリームを馴染ませます。
生地にしっかりクリームが染み込んだ「ゴーフニャ」はしっとり食感。いつの間にか溶けてなくなってしまう、まるで雪のような口溶けです。
ほのかに香るバニラビーンズと蜂蜜の優しい甘さ。柔らか〜い食感に“ふにゃ〜”と力が抜けて、食べ進むごとに気分がゆったりしました。
私はお店に並んですぐの商品をいただいたので、カソナードシュガーのジャリっとした食感を楽しめました。日を置くと砂糖の水分やクリームの油分がさらに生地に馴染んで、より柔らかくクリーミーな食感を楽しめるそうです。食べ頃によって食感が異なるというのもまた楽しいですね。
場所
神戸風月堂 元町本店
(神戸市中央区元町通3丁目3-10)
営業時間
菓子 10:00~18:00
喫茶 11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日
●菓子販売
無休
※1月1日のみ休み
●喫茶
月曜日
※月曜日が祝日の場合、火曜日が代替日
※1月1日のみ休み