親子・家族で釣りデビューなら<サビキ釣り>をおすすめする理由 実際に釣れる魚&季節は?
デジタル技術が発展する昨今ではありますが、一方で親が子どもに「自然や生きものに触れる機会を作りたい」と考えるのは、昔も今も変わらないのではないでしょうか。
日本各地で楽しめるアウトドアレジャーの一つが「釣り」。子どもに釣り体験をさせてあげたいけれど、「準備が大変そう」「釣り場は危なくないか」など、なかなか一歩が踏み出せない人もいると思います。
筆者もその1人でしたが、まずは簡単な「サビキ釣り」を家族で始めてみたら、子どもも親も楽しくてすっかり釣りにハマってしまいました。
そこで、サビキ釣りがファミリーフィッシングに向いている理由や実際に釣れた魚、おすすめシーズンをまとめました。
初心者でも簡単!<サビキ釣り>とは
サビキ釣りは、初心者でも短時間で「釣れる体験」を味わいやすい海釣りの定番スタイルです。
針にはカラフルな疑似エサ(サビキ仕掛け)があらかじめ付いているため、エサを直接触りたくない子どもでも挑戦しやすい点が大きな魅力です。
基本は、コマセ(アミエビ)を入れたカゴを海中へ沈め、寄ってきた小魚がサビキ仕掛けをついばむことで釣果につながります。
特別なテクニックは必要なく、リールをゆっくり巻いたり、仕掛けを上下に動かしたりするだけでOKです。
使う道具もシンプルで、「サビキ竿・リール・仕掛け・餌のコマセ」さえあれば始められます。
釣具量販店やネットショップなどでは「ファミリー向け釣具セット」も数多く販売されています。
初期費用も少なく済むうえ、簡単にたくさんの魚が釣れることから、釣り初心者や子どもの「初めての釣り」として高い人気があるのです。
サビキ釣りで実際に釣れた魚
サビキ釣りがファミリーフィッシングにおすすめな理由が分かったら、今度はサビキ釣りで実際に釣れる魚が気になりますよね。
主に九州で釣りをする私が、実際にサビキ釣りで釣った経験のある魚をいくつか紹介します。
初夏から秋に狙える<マアジ>
マアジは、主に初夏から秋(6〜11月)にかけて沿岸部に回遊する魚。群れで泳いでいるので、一気にたくさん釣れるのが特徴です。
サビキ釣りで釣れるのは「豆アジ」と呼ばれる小さいサイズ。小さくとも釣れると子どもたちは大喜び、大人たちは美味しい魚が釣れてもっと大喜びしました。
揚げて南蛮漬けにするのに、ちょうどいいサイズです。
美味しい魚<マサバ>
こちらもアジと同様に釣れたら嬉しい、美味しい魚の一つ、マサバ。
マサバ(提供:PhotoAC)
アジと同じく群れで泳ぐため、一気にたくさん釣れそう……なのですが、筆者の家族は群れを確認したことあがるにもかかわらず、まだ1匹しか釣ったことがありません。
見た目が可愛いフグの仲間
サビキ釣りでもフグがかかることがあります。実際に私はよくフグの仲間を釣ります。
ご存じの通り、内臓に毒があるので食べることはできません。
しかしとてもかわいいので、少し鑑賞した後にリリースするのがお決まりです。間違っても釣り場には捨てないようにしてくださいね。
ネンブツダイ
ネンブツダイはスズキ目テンジクダイ科の魚で、尾びれの付け根に黒い点があるのが特徴です。
釣り竿を水面下に投入したらすぐに寄りつくイメージがあります。
小骨が多いことから、私の家族はリリースしてしまいますが、唐揚げにするとあまり気にならずに食べることもできるようです。
ちなみに、私が初めて釣った魚であり、子ども達もよく釣って大喜びしています。
注意が必要な魚たち
釣れる魚の中には毒を持つものもいるため、注意しましょう。
家族で釣りをする場合、釣り糸をあげる際に大人が見て、毒があるものがかかっているか簡単に見てあげると良いと思います。
特にひれのトゲに毒を持っているものも多いので、念のために軍手やフィッシュトング(魚つかみ)を用意しておきましょう。
ナマズの仲間<ゴンズイ>
ゴンズイは、ナマズの仲間で口の周りにひげがあります。
かわいい顔をしていますが、胸びれと背びれに毒のトゲを持っています。素手で触るのはさけましょう。
背・腹・しりびれに毒のある<アイゴ>
アイゴも背びれ・腹びれ・しりびれに毒があるため、素手で触らないように注意が必要です。
アイゴが連続で釣れた時は、「もうかからなくていいんだよ!」と大声で伝えたくなります。
家族で釣りデビューするなら初夏がおすすめ
地域などにもよって異なりますが、サビキ釣りを最も楽しみやすいのは、概ね初夏(6〜7月)です。
この時期は海水温が一気に上がり、アジ・イワシ・サバなどの回遊魚が港や堤防へ寄りやすくなるので、釣れる可能性が高くなります。
また、初夏は天候が安定し始める季節。子どもが長時間の外遊びをしやすい環境が整います。
釣りデビューの家族にとって、魚が釣れやすい初夏は、まさにベストシーズンといえます。
「魚を自分で釣る」という成功体験
家族での釣り体験は、自然の中で過ごす時間を共有できるだけでなく、「魚を自分で捕まえる」という成功体験が子どもの自信につながります。
特にサビキ釣りは、堤防など足場の安定した場所で行えるため、小さな子どもでも比較的安全に楽しめます。
ただし、海難事故防止のため、ライフジャケットの着用だけは忘れないようにしましょう。
家族でファミリーフィッシングデビューはいかが
サビキ釣りは準備が簡単で、釣果が出やすく、「釣れた」という達成感を得やすい釣り方。仕掛けや準備に手間がかからないため、釣りに慣れていない家族でも始めやすいのが特徴です。
餌のコマセも、スプーンや使い捨てカップでかごに入れるだけで済み、直接触れずに楽しめます。
また、アジやサバ、イワシなどの回遊魚が群れで入ってくると、短時間で立て続けに釣れることもあります。そのため、集中力が長く続かない幼児や小学生でも、30分から1時間ほどで結果が出やすく、残念な思いをしにくい釣りとも言えます。
私自身も、魚の種類や食べられるかどうかは別として、何も釣れずに終わった日はこれまでにほとんどありませんでした。
子どもと一緒に家族みんなで「釣れた!」を共有しやすいサビキ釣り。2026年は家族でファミリーフィッシングデビューはいかがですか。
(サカナトライター:竹原とも)