ペット用「茅の輪」くぐりで無病息災を祈願 上越市の北城神明宮に初お目見え
1年の半分が終わり、折り返しとなる2024年6月30日に行われる「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の神事に合わせ、新潟県上越市北城町1の北城神明宮(小松琴江宮司)に今年初めてペット用の「茅の輪」が設けられた。同日は朝から早速、ペットを連れた人たちが残り半年のペットの無病息災を願って茅の輪くぐりに訪れている。
《画像:北城神明宮に設置されたペット用茅の輪をくぐる犬たち》
同神社では2000年から毎年茅の輪くぐりを行っていて、みこし愛好会「越後神鈴會」の有志8人が夏越の大祓の神事前日の29日に製作した。今年は境内には青竹とカヤで作った直径約2mの茅の輪の手前に、直径約1mのペット用も登場した。ペット用は他県での設置例や例年ペットを連れて茅の輪くぐりに訪れる人もいることから設置したという。
ミニチュアダックスフントのプリンちゃん(雌、8)を連れて茅の輪くぐりをした同市東城町1の病院職員の男性(65)は「夏越の大祓は1年の折り返しで、プリンも平均的な寿命の折り返しになる。お互い健康に過ごせたら」と話していた。
同日午後4時から神事が行われる。茅の輪の設置は7月15日まで。
《画像:境内に設置された茅の輪とペット用茅の輪》