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100周年を迎えるOSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』記者会見に翼和希、千咲えみが登壇~「14年越しの夢を叶えました」

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(左から)千咲えみ、翼和希

OSK日本歌劇団の春の風物詩である『春のおどり』は、2026年の今年で100周年。

京都・南座で4月19日(日)までの公演を好評のうちに千穐楽を迎えたOSK日本歌劇団。満を持して東京・新橋演舞場(4月30日(木)~5月5日(火・祝))でも幕を上げる。

今回の『レビュー 春のおどり』は、和物ミュージカルと洋物レビューの豪華二本立て。第一部『たまきはる 命の雫』では、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の世界を古代ヤマトの時代に翻案。第二部『Silenphony-サイレンフォニー-』は、「ダンスのOSK」らしい躍動感溢れるレビューをお届けする。

この度、新橋演舞場公演に向けた記者会見の模様を紹介する。NHK連続テレビ小説『ブギウギ』への出演でも話題となったトップスター・翼和希と、娘役トップスター・千咲えみが登壇し、公演への意気込みを語った。

(左から)千咲えみ、翼和希

ーー今回は、『春のおどり』が100年の節目ですが、どのようなお気持ちですか?

翼和希(以下、翼):100周年っていうものを、ここ数年、毎年いろんなもので迎えてきました。『春のおどり』という演目が100周年って、すごいことだなと感じています。時代も変化していきますし、演目がなくなる可能性だってあったのに、それをずっと守り続けて100周年の今年を迎えたっていうことは、並々ならぬみなさまのお力添えだったり、ご尽力があったりしてこそだと感じています。今回はロゴも、第1回目のものを起用していただきました。今までの100年間の皆様の歴史を、一緒にこうやって共有できる素敵な機会を、今年いただけたんじゃないかなっていう風に思ってます。

千咲えみ(以下、千咲):実は、私たちが出会ったのが、15年前の『春のおどり』でした。同じ『春のおどり』を見て、お互いに「ここに入りたい!」と思って入学したんですね。そして、初舞台が東京日生劇場で行われた『春のおどり』でした。もちろん私たちは、100年前も50年前も当時の舞台は拝見してないんですが、私たちが今、上演できていることが本当に大変光栄だなと感じています。

ーー初舞台が2013年の日生劇場の『春のおどり』とのことですが、何か思い出深いエピソードはありますか?

:初舞台の時は、必死すぎてほぼ記憶にないんです。ただただ劇場が大きくて、走っても走っても端っこにたどり着かなくて(笑)。ただ、73年ぶりの東京公演っていうことで、先輩たちの並々ならない気合は覚えてます。

翼和希

千咲:私も初舞台の記憶はほぼないですね(笑)東京公演ということがどれだけ大事なものかっていうのも、3年ぶりの『春のおどり』というのも、あの当時は恥ずかしながら考えられず、ただ舞台に立って、自分のいただいた役目を果たすことに精一杯でした。今、立場が変わって、また東京公演が出来ることを光栄に思います。

ーー今回の見所を教えてください。

:ミュージカルは和物ですが、元となるのは『ロミオとジュリエット』です。古代ヤマトの時代に移していますけれど、やはり古典的な作品との親和性っていうのはすごく高いんですね。台詞もそのまま使ってるものもあります。私は何より、お芝居でやれば3時間ぐらいかかってしまう演目を、1時間にまとめているところが見所だと思っています。知ってるけど、見たことがないっていう方にはすごく見やすいんじゃないかな。

千咲: 2部は、自分たちが稽古中にやっている時には実感がなかったんですが、南座公演を終えたら、「新しいね」って言っていただくことが大変多かったんです。ただ、OSKの大事にしてるラインダンスだったり、男役さんのフィナーレの黒燕尾であったりもしっかり入ってるので、従来のお客様にももちろん楽しんでいただけます。

:中詰めではね、インド映画のような群舞があります。

千咲:翼は夢を叶えたんだよね?

千咲えみ

:ええ、14年越しの夢を叶えました。夢というのは髭をつけることです。稽古の時に、勝手に髭をつけて出まして、先生がマイクで「翼は髭キャラだったのかな?」と聞いてくださって。食い気味で「はい!」と返事をしました。これは試されているんだと思いまして、もうボリウッド俳優かなってくらいに演じて、そのまま髭の扮装で先生に許可を取りに行きました(笑)

ーーお客様の反応はどうでしたか?

:戸惑いの空気が最初ありましたね(笑)。ただ、笑って大丈夫だとわかってからは、楽しそうな雰囲気になりました。今回、演目も『Silenphony-サイレンフォニー-』って、サイレンスからシンフォニーって、無音から音が徐々に生まれていくっていう演目なんです。音楽もない無音で踊るオープニングは、みなさんも緊張して見守っているのが伝わってくるんです。私はセリで下がった状態で待っているんですけど、その緊張は伝わってきましたね。

千咲:インドのシーンでのお客様の反応は珍しかったです。翼が見つめると普段ならお客様は喜んでくれるんですが、今回は「わ~~見ないで~」って感じで顔を隠して笑っちゃうんですよ(笑)。

(左から)千咲えみ、翼和希

ーー意気込みをお願いいたします。

:『春のおどり』が100周年という大変おめでたい年に、関西と関東で公演ができること、本当に嬉しく思っております。今のOSKの魅力が存分に詰まった公演だと思っておりますので、みなさまたくさんご覧いただき、たくさんのお声をお聞かせいただければと思います。

千咲:先日、南座公演を終えて、出演者全員がまた、さらにパワーアップしています。『春のおどり』を東京公演でさせていただくのは、本当に久しぶりなので、この節目となる今回の公演を大切に、東京のみなさまに見ていただけたらと意気込んでおります。

(左から)千咲えみ、翼和希

2013年入団の同期トップコンビのふたり。同期ならではの和やかで和気藹々とした、明るく笑いの絶えない会見となった。OSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』東京公演は、2026年4月30日(木)~5月5日(火・祝)まで、新橋演舞場で行われる。

取材・撮影=森 きいこ

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