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三重県広報コンで名張市が2年連続の特選 出産・育児特集が高評価

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特選に輝いた広報なばり10月号を手にする名張市広報シティプロモーション推進室の職員たち=同市役所で

 三重県内の市町が参加した2025年度の県広報コンクールで、名張市の広報紙「広報なばり」が最高賞の特選に輝いた。2年連続12回目の受賞となる。

 広報なばりはA4判カラー24ページで、毎月3万4400部を発行。市広報シティプロモーション推進室の職員4人が取材や撮影、編集などを担っている。

 受賞したのは昨年10月号。「頼ってほしい」と題し、市内の出産や育児をめぐる現状、母子を支える制度や関係者の思いなどを13ページにわたって特集した。審査員からは「読み応えがあり、出産や子育てに悩む女性が『なんとかなるかも』と思える内容」などと高く評価された。

 特集の背景には、市内で唯一出産が可能だった医療機関が同年1月に分娩の取り扱いを停止した出来事がある。同室の高嶋義典係長(47)は「避けて通れない重いテーマだったが、向き合わなければ子育て支援の現状を伝えられない。『ない』ことを嘆くのではなく、今ある支援や人のつながりに目を向けてもらいたかった」と振り返る。

 特集タイトルを「頼ってほしい」としたのは、取材を通じて助産師から聞いた思いがきっかけだったという。高嶋係長は「SNSやインターネットだけでは行き詰まることも多い。人と人が直接つながり、相談することの大切さを伝えたかった」と語った。

 産後ケアの取材などを担当した荻田悠乃室員(26)は「当事者の方の顔出しや名前出しが難しくなる場面もあったが、その場で工夫しながら、思いが伝わる写真や表現を考えた。実際に利用しているお母さんの生の声を聞けたことが、大きな支えになった」と話した。中重敬裕室長(51)は「業務が多忙な中でも、時間を縫って積み重ねてきた成果が評価されてうれしい。より魅力的な情報発信を進めていきたい」と喜びを語った。

 この他、介護予防教室の参加者らを写した12月号の表紙が一枚写真部門で、6月号と連動して市公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画「ダンボールコンポスト作ってみた!~生ごみ堆肥化実験~」が映像部門でそれぞれ入選した。獅子神楽を取り上げた1月号の組み写真も、審査員特別賞を受賞した。

 特選作品は、今年の全国広報コンクールに推薦される。

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