吉川友、加藤良輔ら出演 水戸芸術館プロデュース公演 音楽劇『夜のピクニック』の上演が26年に決定
2026年10月30日（金）～11月１日（日）水戸市民会館グロービスホール（大ホール）にて、水戸芸術館プロデュース公演 音楽劇『夜のピクニック』が上演されることが決定した。
一昼夜をかけて約70キロを歩く水戸第一高等学校の「歩く会」をモチーフに、同校卒業生の作家、恩田陸が書いた小説『夜のピクニック』（新潮文庫刊）は、青春群像劇の新たなスタンダードとして多くの読者を獲得している。
水戸芸術館では、2016年、脚本を高橋知伽江、演出に深作健太、作曲・音楽監督として扇谷研人を迎え、この小説の初の舞台化を図り、音楽劇として上演した。初演では、開館以来、最高の舞台作品の観客数を獲得、2020年の再演時には、コロナ禍の上演にも関わらず、全日程完売となった。常に再演の要望があり、水戸芸術館の演劇部門を代表するレパートリー作品になっている。
今回、水戸市民会館、水戸京成百貨店と連携し、中心市街地を活性化するMitoriOエリアにおいて、装いも新たに音楽劇『夜のピクニック』を上演する。
「みんなと夜歩く それだけで どうしてこんなに 特別なんだろう」のキャッチフレーズをもとに、茨城に縁ある吉川友、加藤良輔、安達勇人、三森千愛（水戸一高卒業生）をメイン・キャストで、特別出演の剣幸、水戸芸術館専属劇団ACMのメンバー、オーディションによって選ばれるフレッシュな俳優陣と共に、新たに伝説の舞台を目指す。
【音楽劇『夜のピクニック』 あらすじ】
水戸一高では毎年、一昼夜かけて全校生徒が約70キロを歩く「歩く会」が行われている。
3年生の甲田貴子はこのイべントの間に、あることを決行しようとしていた。
一方、クラスメイトの西脇 融は、ある事情から一日も早く卒業したいと願いながら黙々と歩いていた。
長い行列となって歩く生徒たちの間には、恋の噂やお化けの目撃情報といった様々な話題が駆け巡る。やがて日が暮れた頃、一年前にアメリカに引っ越した貴子の親友・榊杏奈が貴子と融のためにかけた「おまじない」が動き出す。
貴子の決意の行方は？ 杏奈の「おまじない」の結末とは？