「大和アートLC」が誕生 文化・芸術で地域貢献を
世界規模の社会奉仕団体「ライオンズクラブ」(LC)の一つとして「大和アートライオンズクラブ」が15日、発足した。市内では3団体目となる。初代会長には、音楽ホール・音楽教室「K―saxMusicSupport」(大和東)代表の北嶋恭子さん(44・下鶴間在住)が就任した。
北嶋会長は約10年前、大和中央シティLCに入会。同クラブの「大和artisticクラブ支部」の会長として、障がいのある人向けの「家族みんなで音楽会」(偶数月開催)や、能登半島地震などの被災地支援チャリティコンサート(毎年8月開催)などを手がけてきた。
北嶋会長がクラブ独立を考え始めたのは、昨年の夏ごろだった。「もっと活動の幅を広げたい」との思いから、新たなクラブ設立に向けた準備を進めてきた。
現在、会員は25人。サックス奏者として活躍する北嶋会長をはじめ、ピアニストやピアノ調律師、声楽家など、文化・芸術分野で活躍する人々が北嶋会長の思いに賛同し、集まった。今後も「アートで社会に貢献したい」という、同じ志を持つ仲間を増やしていきたい考えだ。
重圧を力に
6月23日(月)には市内で「認証状伝達式」が予定されており、大和アートLCの船出を関係者らが見届ける。
今後の活動については、これまで支部として行ってきたチャリティコンサートなどを継続していく方針だ。
「営利目的ではなく、地域が活性化して社会奉仕につながるようなイベントやコンサートを開催していきたい」と北嶋会長。新たな企画にも意欲を示しながら「プレッシャーは感じているが、『大和市に住んでいてよかった』と思ってもらえるような活動を通じて、社会貢献ができれば」と抱負を語った。
大和アートLCのほか、市内では大和中央シティLC、大和リバティLCが活動している。