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三宮駅付近と生田川東側に実は古代遺跡が存在していた!『雲井遺跡&熊内遺跡』 神戸市

Kiss

みんな大好き、三宮南東部エリアや『神戸芸術センター』周辺に、縄文時代に端を発する遺跡が存在していることをご存じですか?その名も『雲井遺跡』と『熊内遺跡』(神戸市中央区)といいます。

三ノ宮駅付近の歩道橋から『雲井遺跡』方向を撮影

三ノ宮駅の南東で発見された『雲井遺跡』では、縄文時代の集落跡をはじめとする古代の遺構が発掘されており、古くから人々が暮らしていたことがわかっています。

『生田川公園』から、『熊内遺跡』方向を撮影

『生田川公園』から東側方面にある『熊内遺跡』。周囲に濠(ほり)をめぐらした弥生時代の集落跡が見つかっています。歴史漫画で目にするような物見やぐらのある集落が、この地にも広がっていたのかもしれないと思うと、夢が広がります♪

こちらが、神戸市の遺跡マップ。雲井遺跡は縄文・弥生時代のみならず、平安時代や鎌倉時代の遺構や遺物も発掘されています。

神戸市埋蔵文化財センター

発掘調査で見つかった土器や石器などの出土品は、西区にある『神戸市埋蔵文化財センター』で見学できます。センターの中村さんと松井さんにお話を伺いながら、館内を取材させてもらいました。

神戸市埋蔵文化財センターの中村さん(左)と松井さん(右)

館内では神戸市内の旧石器から江戸時代までの遺跡に関するさまざまな展示が行われています。ちなみに、社会の教科書でおなじみの「銅鐸」の県別出土数は、何と兵庫県が68個で全国第1位! そのうちの21個が神戸市で見つかったものだそう♡

こちらは、狩猟採集をし竪穴住居に住む縄文時代の人々のイメージイラストの展示。

弥生人一家の生活を再現した模型展示も。お色気系原始人ママがいなくて、少し残念だったのは内緒です(笑)。

上から2列目が雲井遺跡出土

石で作られた「矢じり(矢の先端部分)」。石の産地は大阪や香川だそうで、当時の人が交易していた範囲の広さに驚かされます。

こちらは『雲井遺跡』から出土した縄文土器の破片。彫刻をほどこした棒を土器の表面に転がして文様をつけていたようです。弥生時代の土器とは土の質が違っていた様で、黒い色をしています。

こちらも『雲井遺跡』で出土したもの。食べ物を盛りつけていた弥生時代の器です。

写真提供/神戸市文化財課

『雲井遺跡』で発掘された土偶。ちょっと怖いですね…。

写真提供/神戸市文化財課

『雲井遺跡』からは武器形銅製品の鋳型も出土しています。集落同士の戦いも行われていたのでしょうか。最終的には玉を磨くための砥石として使われていた形跡があるそう。

写真提供/神戸市文化財課

『雲井遺跡』では、このように勾玉や管玉も作られていたことにびっくり。ネックレスなどにしていたのでしょう。なお、『埋蔵文化財センター』では勾玉作りの体験イベントも、不定期で開催されています♪

また、兵庫県西部から運ばれてきたと推定される壺も『雲井遺跡』から発掘されています。壺は、米や液体などをたくわえるための器です。

某・遺跡探索映画の最終シーンのような非公開収蔵庫も特別に取材させてもらいました。

これらも『雲井遺跡』の出土品。多彩な文様を施す縄文土器に比べて、弥生土器はシンプル。「機能美」といったところでしょうか。

こちらは『熊内遺跡』からの出土品となります。

発掘される土器は基本すでに割れているので、一つひとつ丁寧に繋いで復元して行く作業が必要となります。そんな復元作業も『埋蔵文化財センター』の大切な業務のひとつ。

(右)安田文化財専門官、(左)中谷埋蔵文化財係長

神戸市文化財課の安田さんと中谷さんに話を伺うと、「繁華街や市街地にある遺跡は、調査を終えると、それぞれの施設や建物へと姿を変えていきます。だからこそ、私たちの使命として、その記録をきちんと残していきたいと思っています」と話してくれました。

今まで何となく通っていたエリアも、古代の住民たちが暮らしていた跡だと思うと、感慨深く感じますね♪


遺跡について
熊内遺跡
(神戸市中央区熊内橋通7丁目付近)

雲井遺跡
(神戸市中央区雲井通付近)

神戸市埋蔵文化財センターについて
〈場所〉
神戸市埋蔵文化財センター
(神戸市西区糀台6-1 西神中央公園内)

〈開館時間〉
10:00~17:00(入館は16:30まで)

〈入館料〉
無料

〈休館日〉
月曜日、年末年始

〈問い合わせ〉
TEL 078-992-0656

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