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「スマホの月額料金高すぎ!」65歳以上の親がいる人は必見!シニアに起きやすい怖いスマホトラブル7つ

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シニアのスマホどうする?

LINEでのグループトークや写真の共有などスマートフォンがあると家族とのコミュニケーションがスムーズになることから、自分たちの親世代のスマートフォン使用率も年々増加傾向にあります。そこで今回の「親子で学ぶスマホ講座」は、自分の親世代にあたるシニアとスマホについて考えていきます。スマホデビューをしたいシニアが注意すべき点などをITジャーナリストの鈴木朋子さんのお話を交えてご紹介していきます。

シニアに起こりがちなトラブル

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1 契約時に不必要なオプション・機材をつけられてしまう

シニアだけでスマホを契約する場合、故障時の補償などのオプションは検討をするべきですが、本人の興味のない有料サービスの加入を促されることがあります。動画見放題や雑誌読み放題、キッズチャンネル登録などのサブスクリプションサービスなど、「初月は無料」「オプションをつけておくと安心ですから」という言葉に流され、なんとなく契約を結んでしまうシニアが多いそうです。そのほかにもタブレット端末やポケットWi-Fiなどをセットで購入することを促されるケースも。こういった場合、たいてい「不要であれば、あとから契約を解除してください」と言われますが、一度契約してしまうと、有料になるタイミングに気づかず解約をしない、あるいは解約の方法がわからないなどの理由で料金を払い続けてしまうことが多発しています。無料期間が終わり、気づいたときには月額料金がかなり高額になっていたということにならないように、契約時には必要のない機材、興味のない有料オプションの加入ははっきりと断ることが大事です。

2 格安スマホ加入はハードルが高い?

「どうせたいして使わないから安いのでいい」と言って、大手キャリアから格安スマホに乗換をしたいと思うシニアも多いはず。しかし、身近にサポートしてくれる家族や友人がいたり、よっぽど機械に強い人でないと、オンラインでの新規契約や端末の設定などが難しいかもしれません。「大手キャリアであれば、実店舗の数が多く、いざという時、困った時も対面で話をしながら対応してもらえるので安心」とITジャーナリストの鈴木朋子さん。

3 通話の切り忘れ・誤作動

シニアの連絡手段の電話であることが多いです。そのためよく起こってしまうのが、通話(電話)の切り忘れです。通話を終えるときは通話終了ボタンをタップすることがほとんどですが、ガラケーに慣れていると電源ボタンを押したり、ホームボタンなどを押して切ったつもりになってしまうことがあり、数時間分の通話料金が掛かってしまったというケースも。

さらによくあるのは、使用後にスリープ状態にしないままスマホをカバンやポケットに入れてしまうことです。それによって、スマホの画面が何かに触れて、知らぬ間に電話をかけてしまうなど誤作動を起こすことにつながってしまいます。スマホを使い終わったら電源ボタンなどを押してスリープ状態にする癖をつけておきましょう。

4 うっかり課金

スマホで利用するアプリは無料のもののほかに、お金が必要なアプリがあります。アプリ内の広告をタップしたことで、必要のないアプリをダウンロードしてしまったり、課金体系や料金システムを把握しないまま、誘導されるまま課金をしてしまうこともあります。

1. インストール時に料金を支払うタイプ

2. 機能を追加するために、あとから料金を支払うタイプ

3. 月額の利用料金を支払うタイプ

流されるままタップしてしまったことでいつのまにか購入・課金の手続きがされていて、高額な請求を受けて初めて気づくというケースがあります。

5 詐欺やウイルス感染

そのほかには、不正なアプリのダウンロードによるウイルス感染などのトラブルや、固定電話でもよくある振り込め詐欺、ネットを利用した時に表示されるフィッシング詐欺、架空請求、ワンクリック詐欺などの犯罪には気をつけなくてはなりません。お金を要求されるような事態にパニックになってしまい、真に受けてしまいがちですが、まずは冷静になって真実を見極めるようにしましょう。

6 ネットのデマ情報に惑わされる

シニア世代に関わらず、きちんとした文体でかかれた文章であると「ネットに書いてあったらから」ととんでもない情報でも信じてしまうこともあります。その情報の出元をきちんと確認するようにしましょう。いわゆる「まとめサイト」のような場所で見た情報などを鵜呑みにせず、その情報の出元をきちんと調べるようにしなくてはいけません。シニアでは医療情報などを調べるケースが多く、不確かなものには注意が必要です。

7 ID・パスワードを忘れてしまう

アプリやネット上のサービスにはID・暗証番号(パスワード)が必要なものが多く、覚えきれなくなってしまうシニアが多いです。どうしても覚えられない場合は、ほかの人に知られないように、自分や家族だけがわかるよう紙やノートにまとめ、厳重に管理しておいてください。

サポート体制を整えて

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ガラケーは電話の延長線上にある機器ですが、スマホは電話機能があるものの、どちらかというとコンピューターの延長線上にある機器です。電話機になじみのあるシニアにとっては、全く別の使い方、新しい言葉など覚えることがたくさんあって、大きなストレスを抱えることになります。だからこそ、大切なのはサポート体制です。

シニア世代の親だけで契約から端末の設定、新しい使い方の把握などは難しく、デジタル機器に詳しかったり、新しいものに対する感度が高い人でないかぎり、厳しいかもしれません。

端末の設定などに関しては、契約した携帯会社の窓口でわからないことを聞いたり、キャリアによっては、シニア向けに訪問でのサポートをするオプション契約をつけられる場合があります。
とはいえ、アプリの設定や使い方で戸惑うことも多く、携帯会社では対応してくれない部分もあるので、親の近くで生活している場合は、ぜひ家族がサポートしてあげましょう。スマホの契約や端末の設定なども一緒にみてあげると安心です。遠方でなかなかそばにいられない場合は電話やテレビ電話などを使ってわからない部分を教えてあげてください。

最近では、自治体によってはシニア向けのスマホ講座を行っていることも多いので、どうしても家族が説明してあげられない場合は、こういったサービスを利用するのもいいかもしれません。

親子一緒の端末・同じ契約がおすすめ

親(シニア世代)がスマホを持つ場合、最初のうちはわからないことが頻発するはずです。そういったときに近くにすんでいれば、すぐに端末をみてあげて教えることができますが、遠方にいて電話などで対応する場合は、説明が難しくなってしまいます。そういうことを想定して、「親が持つスマホは自分の持っているものと同じ端末にするのがおすすめ」と鈴木さん。同じスマホであれば、自分もその端末をよく理解しているし、自分のスマホを触りながら簡単に説明することができます。携帯事業者との契約も同じプランにしてあげると、自分自身も把握がしやすく、トラブルも少なくすみます。

 

シニアがスマホデビューをするときは、気をつけておくべきことが数多くあります。一人でなんでもできる親であっても、家族がこれらの注意点を把握し、気を配ってくれることで心強い助けになります。ちょっとした困りごとやトラブルにも対応できるようにサポートしてあげてください。そして、スマホを便利に使って、家族でのコミュニケーションを円滑に豊かにしていきましょう。

今回教えてくれたのは…鈴木朋子さん

鈴木 朋子 さん
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー

メーカー系SIerのシステムエンジニアを経て、フリーライターに転身。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。デジタルカルチャーを追い続け、スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など、著書は監修を含め、20冊を超える。
「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「スッキリ!」(日本テレビ)、「ゴゴスマ」(CBCテレビ)、「ビーバップ!ハイヒール」(ABCテレビ)、「マサカメTV」(NHK総合)、などテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアにも出演。

全力モーション/ライター

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