ウェグナーの名作椅子200脚が集結 ― 国内最大規模の回顧展が渋谷で開幕

12/1(月) 15:11配信

ヒカリエホール「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」会場

北欧デザインの巨匠ハンス・ウェグナー（1914-1987）の国内過去最大規模となる大回顧展が開催される。

ウェグナーは生涯で500種類以上の椅子をデザインし、「椅子の巨匠」と呼ばれたデンマークのデザイナー。その作品は、座り心地や使いやすさ、優れた木工技術とシンプルな造形美を融合させており、今なお世界中で愛され続けている。

展覧会では、東海大学名誉教授の織田憲嗣氏が長年にわたり系統立てて収集してきた「織田コレクション」の中から、ウェグナーがデザインした名作椅子約200脚を一堂に公開。

代表作である《ザ・チェア》や《Yチェア》をはじめ、初期の試作的な作品から晩年の傑作まで、デザインの変遷を辿る構成となっている。

また、世界的に幻とされてきた最初期作を復刻し展示するほか、原寸の図面など制作過程における貴重な資料や、ウェグナー本人のインタビュー映像も公開され、彼の創作の神髄に迫る。

さらに、会場にはPPモブラー社などが製造する現行モデルに実際に座ることができる体験コーナーも設けられ、ウェグナーの目指した「機能美」を体感できる。

「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」は、ヒカリエホールで2025年12月2日（火）～2026年1月18日（日）に開催。観覧料は一般 2,300円など。

ヒカリエホール「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」会場

ヒカリエホール「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」会場

ヒカリエホール「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」会場

ヒカリエホール「織田コレクションハンス・ウェグナー展至高のクラフツマンシップ」会場

記事へのご意見最終更新: 12/1(月) 16:35

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