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ワークマンの靴専門店ワークマンシューズに行った時のこと。

なんとなくのイメージで「アウトドアやスポーツ系の靴が多いんだろうな」と予想していたのだが、店頭でイチオシされていたアイテムを見て驚いた。

その商品の名前は『雲の上パンプス』。ワークマンに似合わず……と言ったら失礼かもしれないが、とにかく軽やかで可愛いネーミングの上品なパンプスだったのだから！

・ワークマンシューズ

筆者が訪れたのは、ワークマンシューズ 池袋サンシャインシティアルパ店。

同じ区画内に＃ワークマン女子が併設され、頭からつま先まで、ワークマンブランドだけでトータルコーディネートができる点が強い。

サンシャインシティにはHeather、PAGEBOY、LOWRYS FARMといった人気レディースアパレルブランドが軒を連ねているのだが、ワークマンはまったく引けを取らず。

それどころか他の店舗よりも幅広い年代のお客さんが入って、賑わっている印象を受けた。

店内を見たところ、靴だけで40～50種類が販売されている模様。数が多いことももちろんだが、なによりバラエティ豊かなラインナップに驚いた。

ザッと挙げると、スニーカー・サンダル・パンプス・ブーツ・レインシューズ・スリッポン・トレッキングシューズなどなど……思いつく限りの種類の靴があったと言ってもよいだろう。

そんな中で気になったのが、店頭にコーナーが設けられ イチオシされていた『雲の上シリーズ』。

低反発のクッションソールが使用されているそうで、雲の上を歩いているかのような履き心地から名付けられたのだとか。

記憶にあるワークマンのパンプスよりもデザインが豊富で、ずいぶんあか抜けて見える。オフィスから私服まであらゆるシーンで活躍してくれそう！　ってことで、試しに1足買ってみることにしたのであった。

・丸洗いできるパンプス!?

購入したのは『雲の上パンプスニット フラット』のブルーグレーで、価格は税込2480円。

こういったパンプスには珍しく、なんと丸洗い可能ということ。恐るべしワークマンの機能性っ！

試しに合わせてみたところ、オフィスからカジュアルまで様々なファッションにピッタリ。

人とシチュエーションを選ばないシンプルなデザインなので、1足持っておくと重宝しそうだ。

ソールは聞いていた通りプニプニと気持ちよく、フラットなので脚も疲れにくそう。

あとは靴擦れしないかどうかが課題だが……そのあたりは実際に歩いてみてから判断させてもらおう。

・歩いて洗ってみた

数日後、お出かけの際に雲の上パンプスを履いて検証してみた。

この日はショッピングモールへ出かけ、合計4kmほどを移動。距離的には大したことがないのだが、立ち止まって物色している時間も長く、普通のパンプスであればふくらはぎがチクチク痛んでもおかしくはない。

ところが雲の上パンプスは歩くたびにソールのプニプニ感が続き、脚へのダメージを軽減。

「ちょっと疲れたかも」とは感じたが、自宅に帰った後の足のむくみは、アラサーのショッピング帰りとは思えないほどにスッキリ。靴擦れもなく、平和に1日を終えることができたのであった。

もちろん疲労度や足の形の個人差はあるので、万人に合うとは限らない。しかし少なくとも、同価格帯のパンプスと比較すると快適に履き続けられるはず……と、筆者は感じている。

なお 適度な柔らかさと足の動かしやすさがあるため、車の運転にも適しているように感じた。

軽くてコンパクトなので車内の置き靴にもピッタリだろう。

ヒールや厚底の靴での運転は危険なので、車の中だけ雲の上パンプスに履き替える……って方法は、大いにアリじゃないだろうか？

さて、最後はシャワーで水をぶっかけて丸洗いの検証だ。

みるみるうちにずぶ濡れになった雲の上パンプス。ソールも取り外して洗ってみたところあることに気が付いた。

このソール、裏面の凹凸がシューズとかみ合う構造になっているのか！

ソールを接着剤で貼り付けてしまうと、丸洗いで剥がれるリスクが増えるし ソールとシューズの間にゴミが溜まりやすい。壊れにくさと洗いやすさを両立できる素晴らしい構造じゃないか！

ワークマンの製品といえば、安い・機能性が高い・壊れにくいの3拍子が特徴である。

歩いて洗ってみた結果、雲の上パンプスの小さなボディにも“ワークマン魂” が詰まっていることを確認したのであった。

なお 今回履いた『雲の上パンプスニット フラット』自体は、現在オンラインショップには掲載されていない模様。気になる方は実店舗の在庫、または同シリーズの『雲の上パンプス』と『雲の上レディーススニーカー』を要チェックだ！

参考リンク：雲の上パンプス、雲の上レディーススニーカー
執筆：高木はるか
Photo：RocketNews24.