【茅ヶ崎 オープン・リニューアルレポ】2025年秋開業のBLiX茅ヶ崎の今を取材! 旧イトーヨーカドー茅ヶ崎店跡地はどう変わる!?
旧イトーヨーカドー茅ヶ崎店がBLiX茅ヶ崎に生まれ変わります!
2025年秋に開業予定のBLiX茅ヶ崎は、旧イトーヨーカドー茅ヶ崎店の跡地に2025年秋(詳細未定)に開業予定の商業施設です。現在は内外装の改修工事が進められており、茅ヶ崎駅北口のアイコンと言うべき建物がどうなるのか気になっている方も多いかと思います。
そこで湘南人編集部では、BLiX茅ヶ崎を管理・運営する株式会社カギサンに取材を行い、代表取締役社長の伊藤弘将さんにBLiX茅ヶ崎のコンセプトや現状、今後の予定について伺いました。
前提として、旧イトーヨーカドー茅ヶ崎店があった建物はカギサンビルという名称で、イトーヨーカドーの持ちビルではなく、テナントとして入居していた事実があります。カギサンビルを運営する株式会社カギサンは2025年で創業156年を迎えた企業。創業から茅ヶ崎に拠点を置く地元密着型の企業であり、地元を良く知る経営陣がBLiX茅ヶ崎をプロデュースします。
現在はBLiX茅ヶ崎のティザーサイトが公開されており、茅ヶ崎市民が見慣れたレンガの外壁を持つ外観の完成予想図が公開されています。BLiX茅ヶ崎のグランドオープンに向けて外観を変更する計画が無かったのかと伊藤社長に伺うと「無かった」と即答されました。
カギサンビルは1979年からそこにある駅前の顔であり、外壁の一部に手を入れる程度のリニューアルに留めるべきと、早くから判断されていたそうです。その代わりに内装は徹底的に手を入れ、地元の人々が使いやすい商業施設となるよう改装を進めているとのこと。施設名のBLiX茅ヶ崎にあるXも「人と人が交わる場所」という意味が込められています。
急ピッチで工事が進められているBLiX茅ヶ崎の内装
取材した2025年7月9日時点でのBLiX茅ヶ崎1階部分内装はご覧の通り。当日はヘルメットを被って取材させて頂きました。ティザーサイトの情報によれば、このフロアはカフェレストラン・ライフスタイルと説明があり、現在までに洋菓子店の不二家や韓国生まれのハンバーガーショップのMOM'S TOUCH、お馴染みのドトールコーヒーとマツモトキヨシ、そしてカギサン酒店の出店が公開されています。
店名でもお気づきの通りカギサン酒店はBLiX茅ヶ崎を運営する株式会社カギサン直営の酒屋で、旧イトーヨーカドー茅ヶ崎店時代にも出店していました。
BLiX茅ヶ崎では売り場面積を拡大し、人気の地酒やワインはもちろんのこと、コダワリの食品も販売されるそう。駅チカなロケーションも含め、会社帰りに晩酌用のお酒やおつまみを買い求める際には頼りになるショップになりそうですね。
話題のMOM'S TOUCHは1997年に韓国のソウルで誕生したハンバーガーチェーンで、既に1400店舗を展開する人気店です。日本国内では2024年4月に渋谷で1号店がオープン。鶏もも肉のパティを使用したサイバーガーが看板メニューで、BLiX茅ヶ崎は湘南エリアの初出店になるので今から楽しみ。
BLiX茅ヶ崎の5階にメディカルフロアが誕生
ティザーサイトでメディカルクリニックと記載される5階フロアも改装工事の真っ最中でした。画像から受ける印象よりもかなり広く、アクセスに恵まれたエリアだけに、茅ヶ崎市民にとってメリットの大きなフロアとなるでしょう。
この他にも地下1階はスーパーマーケット、2階はファッション・インテリア、3階はエンタメ・リユース、4階はライフサポート・サービス、6階はフィットネスヘルスケアのフロアになると公開されています。
2025年7月9日時点では、地下1階のスーパーマーケットフロアにマルエツが出店。4階のライフサポート・サービスフロアに100円ショップのYen-JOY(エンジョイ)が出店することが決まっています。
マルエツは市内の香川にもあるお馴染みのスーパーマーケットではありますが、藤沢駅前のさいか屋藤沢店の地下にスーパーマーケットのライフが出店した際にも郊外型店舗とは異なる演出が採用されていましたので、BLiX茅ヶ崎のマルエツにも期待したいですね。
株式会社カギサン代表取締役社長伊藤弘将さん(左)と同社代表取締役会長伊藤和明さん
茅ヶ崎の人々にとっての「居心地の良い場所」がBLiX茅ヶ崎のコンセプト
BLiX茅ヶ崎のプロジェクトを牽引するのは代表取締役社長伊藤弘将さん。2021年に伊藤和明(現代表取締役会長)さんから受け継ぐ形で就任した30代の若手社長です。弘将さんは社長業について感想を聞かれると「社長になると仕事が楽になると言われてましたが、あれは嘘でしたね。常に仕事のことばかり考えています」と笑っていました。
その地元愛とバイタリティは周囲からの評価も高く、同社統括本部長の冨井祐介さんは「経験豊富な経営陣が思わずブレーキを踏みたくなるテーマに対しても、現社長は前に進もうと常に努力している。それが良い方向に進んでいる」と太鼓判を押していたのも印象的でした。
弘将さんは「お客様だけでなく、そこで働く人にとってもBLiX茅ヶ崎が居心地の良い場所になるように考えています」と強調しています。現在公開されているテナント情報はごく一部ですが、取材時点で約9割のテナントが確定、もしくは最終調整に入っているとか。
誰もが知る茅ヶ崎駅北口の商業施設だけにSNSでは様々な憶測が飛び交っていますが、今後はティザーサイトを含め、オフィシャルの情報発信を待つのが賢明と言えそうです。湘南人編集部でも追加取材を実施する予定ですので、続報にお待ちください。
BLiX茅ヶ崎
2025年秋グランドオープン予定
詳細スケジュール等は未定です(2025年7月9日現在)
アクセス
JR東海道線 茅ケ崎駅 北口より徒歩1分
住所:〒253-0044 神奈川県茅ヶ崎市新栄町 11- 8
駐車場:あり