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3日間だけの貴重なトーク・ライブ『precious moment』開幕! 初日は朝夏まなと&浦井健治が登場

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(左から)平方元基、朝夏まなと、浦井健治

ミュージカル界のトップスターたちによるプレシャスなトーク・ライブ『precious moment』が2020年7月3日(金)TBS赤坂ACTシアターにて開催された。この公演は完全限定入場&LIVE配信で、3日間日替わりのメンバーが登場するというもの。
初日となる3日は朝夏まなと浦井健治が出演した。この公演の配信と劇場の模様をレポートしよう。

配信画面では開演30分前から客席の遠景が映し出されていた。一方劇場では入場時に手指の消毒と共に万が一の際に観客に連絡を取るための「TBSコロナ連絡サービス」に登録してからの入場となった。会場は数席置きに観客が座り、皆マスクをし、ほぼ無言で開演の時を静かに待っていた。

入場時に登録する「TBSコロナ追跡サービス」画面見本

入場時に登録する「TBSコロナ追跡サービス」画面見本


■久しぶりの生公演に興奮が止まらない! 三人のトークに笑いも止まらない!?

1ベルと開演前アナウンスが流れた後、配信限定映像として夢咲ねねによる視聴の案内と諸注意が伝えられていた。そしていよいよ開演。ピアノ演奏を務める小澤時史が席について、今回出演するメンバーに関連するミュージカルナンバー【「だったらいいな」(『マイ・フェア・レディ』)、「Tonight」(『ウエスト・サイド・ストーリー』)「Opus 17」(『ジャージー・ボーイズ』)、「Everybody say yeah」(『キンキーブーツ』)、「omigod you guys」(『キューティ・ブロンド』)】をメドレーで演奏し、会場の空気を温める。

一息ついた後、今回すべての公演の司会を務める平方元基が颯爽と登場し、『マイ・フェア・レディ』から「君が住む街」を爽やかに歌い上げる。平方の伸びのある美声が会場に響き渡ると、ああ、これから素敵な時間が始まるんだ、という高揚した気分に包まれ、思わず笑顔がこぼれてしまう。歌い終わった平方に会場から拍手が送られた。

平方元基

冒頭の挨拶で「いやー嬉しいですねー! 久しぶりに舞台上で、皆様の前で歌うことが出来て喜びを感じています!」と満面の笑みで語る平方。こういった司会は初めてという平方は、“ブロードウェイ・ミュージカル”と言おうとして「ブロ……」と噛んでしまい、自ら「緊張してるねえ」と苦笑いを浮かべ、会場からあたたかな笑い声が起きていた。

ひとしきり盛り上げたところで平方が朝夏と浦井を呼び込む。二人も平方と同じく、久しぶりの劇場のステージに立ち「うわああ」と声を上げ「泣きそうになっています!」と朝夏が言えば浦井も「感動しますね! お客様が(目の前に)いますよ!」と心からの喜びを口にしていた。また3人は配信されているカメラ一つずつに向かって何度も何度も手を振り笑顔を送っていた。

「普段お互いをなんと呼んでいる?」という振りから平方は「健ちゃんとマナティ」、浦井が「まーちゃんと元基。もしくはまぁ様」というとすかさず朝夏が「(まぁ様呼びは)やめてください! “まーちゃん”推奨です」と笑いながら制していた。

(左から)平方元基、朝夏まなと、浦井健治

「せっかく配信のカメラがあるという事で……」と平方が朝夏に「“男役”の目線をカメラの向こうのお客様に送ってほしい」とリクエスト。「ちょっと(男役を)思い出しますね」と一呼吸置いた朝夏は、これぞトップスターという目ヂカラを発揮。すると「ひょおおお」と雄たけびを上げる男子二人は「銀橋が見えた!」「カッコイイ!」と言いながら「僕もやってみる!」とポーズ付きで朝夏の真似をして笑い転げていた。

朝夏と平方は『マイ・フェア・レディ』で、平方と浦井は『ロミオ&ジュリエット』で、そして朝夏と浦井は『笑う男』で共演しているが、3人で同じ舞台に乗るのはこれが初めてとなる。

朝夏からみた「浦井の特別好きなところは?」と話が振られると、朝夏は浦井がかつて出演した『薔薇とサムライ』(劇団☆新感線)のシャルル王子がすごく好きだと告白。すると「今見せましょうか」と浦井がステージ上手端から「アハハハ、アハハハ~」というシャルル笑い&シャルル走りで下手の舞台袖まで駆け抜ける大サービス! これには朝夏、平方だけでなく観客も拍手喝采! 「本物だあ! 鳥肌、鳥肌が立っちゃった! 感動!」と朝夏が大興奮。

浦井健治

逆に浦井が「朝夏について言いたいことは?」と振られると、『笑う男』の移動中や休憩時間などに皆の写真を撮ろうとすると「(朝夏の)脚が男役になっている!」と指摘。「僕もそれ知ってた。なんか(股の開きが)広いんですよ」と平方も乗っかり、朝夏の男役な立ち方、脚の開き方をその場で真似てみせると「無意識すぎて自分が怖い(笑)」と苦笑いの朝夏だった。

三人が心に残る過去の出演作は? という質問に『エリザベート』の名が。浦井はルドルフ役の時、踊りが激しくて何度もズボンのお尻を破り、ついには股の部分がゴム素材になったと振り返り、平方はルドルフ役を初めてやった時、踊りがあまりにも踊れなくて「踊り方が割りばしみたい」と言われ、その場面が凄く嫌だったと暴露。また歌の出だしの音程を派手にはずしてしまった最悪の日について語り「その時観ていただいたお客様、本当に申し訳ありません」と頭を下げていた。
「私で9人目のトートだった」と宝塚時代の『エリザベート』を振り返る朝夏は、「背の高さを活かそうということでストレートロングの髪型だった」とヘアスタイルのこだわりを語りつつ、上演中に舞台の盆が故障して回らなかったときのハプニングとリカバリー方法に触れて笑っていた。

朝夏まなと

トークの合間には、福岡出身の平方と佐賀出身の朝夏が佐賀弁でやり取りをする場面があり、配信カメラに向かって朝夏が「佐賀のみなさーん!」と手を振る微笑ましい一幕も。

浦井が「役としてなのか自分自身なのか分からないが、芝居中に涙が止まらなくなって。その経験から演劇って時空を超えられる、人間にとってすごく豊かな時間だなと感じた。それが『ビッグ・フィッシュ』という作品だった」と語る。その言葉をきっかけに浦井が『ビッグ・フィッシュ』のナンバーから「Stranger(知らない人)」を歌唱披露した。

浦井は「今日お客様の前で歌えるという事に舞台に携わる関係者すべての想いが詰まっていると思います。同時にこれから帝国劇場はじめいろいろな劇場が再開というところまできている。そんな時にこの歌をお客様の前で歌える喜びに震えています。しっかり胸に刻めるように言葉を届けたいと思います」と今の心境を語る。そして透明感のある高音を響かせながら『ビッグ・フィッシュ』の世界を溢れんばかりの笑顔で描いていた。

浦井健治

■突然の即興芝居に大騒ぎ! プロの腕と意地を見せられるか!?

10分間の休憩の後、ピアノのメロディと共に登場したのは朝夏。カーペンターズの名曲の一つである「I need to be in love」を英語詞で熱唱。朝夏の持ち味であるキラキラとした明るさに加え、人肌のぬくもりも感じさせるあたたかい歌声は劇場中を包み込んでいた。

朝夏まなと

「自粛期間中、リモートで英語と音楽を勉強していたんです。この曲は初披露です! ボイストレーニングの先生が『この曲はまーちゃんの声に合うんじゃないかな』と勧められて」と嬉しそうに語る朝夏。

朝夏まなと

その後、配信で観ている観客からの質問に答えるコーナーへ。
「初めて見た舞台は?」に朝夏と浦井は『アニー』と回答。「今までやったミュージカルで難しかった歌は?」に朝夏は「『Little Women』の「Astonishing」。長くて難しい。今でも自分の中ではまだまだだなと思って練習しています」と答え、浦井は「『ロミオ&ジュリエット』の「どうやって伝えよう」。張り上げないで語るように歌うというお芝居の中での歌を学んだ曲です」と語っていた。また『ロミジュリ』のこぼれ話として「稽古の最後に(城田)優と(山崎)育(三郎)が、「世界の王」を2,30回踊るんです」と愚痴をこぼすと当時ティボルト役だった平方が「大変そうだなあと思ってた」と他人事のように呟いて笑いを誘っていた。

平方元基

宝塚の魅力の話から平方が、宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」を観ているという話へ。朝夏が思わず「え? 加入しているの!?」と声を上げる。平方としては映像から退団後に共演したジェンヌたちの在団時代の遍歴や苦労を感じ取っているとのこと。「で、好きな作品は?」と聴かれた平方は「ボサボサ……? あれ?」これには朝夏が「ノバボサノバね」と笑いながら助け船を出していた。

トークの終わりにサプライズ企画が。「もしこの3人で共演したらどんなのをやりたい? というまーちゃんと健ちゃんの話をプロデューサーが聴いていて、今日その台本を作ったんですって」と平方が話し、ステージ上に置いてあるたくさんの椅子の中からその台本を探す展開に。「あった!」「(中を見て)これすごくちゃんとしている!」「ちょっと待って! こんなに(台本が)長いんだけど!」と大騒ぎする3人。
実はこの自粛期間中、韓流ドラマ『愛の不時着』にハマった朝夏は、「例えば私が女スパイで、健ちゃんが敵だけど、愛が芽生えてしまうという設定。元基くんはボス役」と妄想を口にし、浦井は「サザエさんをやりたい」と語ったそうだが、それが反映されている台本となったようで(笑)。

浦井健治

かくして、即興で芝居を披露することに。笑いを堪えつつも必死で演じようとしている女スパイ・サザエ役の朝夏、朝夏の夫・マスオでありながら、自分の出番がない時はエアで猫をあやし、逆に自分が猫役になってじゃれている小芝居を入れる浦井、ト書きから携帯電話、猫、そして朝夏の上司役と何でもやります、な平方の三人は、ドタバタしながらも見事な掛け合いで最後まで通しきり、会場中から大きな拍手(と笑い声)を浴びていた。

浦井健治


■新しい日常の中、劇場にまた戻る日を目指して……

最後は朝夏と浦井で『ルドルフ〜ザ・ラスト・キス〜』から「Something more」をデュエット。二人の美しい歌声で描かれるルドルフとマリーの“心の距離”は、まさに今の世の中の姿と重なって胸に染みるものとなっていた。

(左から)朝夏まなと、浦井健治

歌唱披露後、浦井は「この時間が皆さんの心に一生残る、かけがえのないものになると嬉しいです。これからどんな風になっていくのか不安もありますが、そんな中この時間に歌を歌わせていただけたことを幸せだなと思います」、朝夏は「今、夢なんじゃないかなと思うような不思議な気分です。劇場に来て皆さんと時間を共有出来たことはこれからも絶対忘れないと思います。新しい日常が一日も早く戻りますように」と願いを込めつつ締めていた。

最後に3人は緞帳が下りるギリギリまで観客に手を振りながら感謝を伝えて、緞帳が下りた後は舞台袖で配信を観ている観客にご挨拶をしてこの日の公演はお開きとなった。

取材・文=こむらさき
撮影=オフィシャル提供

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